先日ハッシーさん、N先生と3名で、八王子方面のハードオフ巡りをしました。
そのとき発見したのが、このエイコーST-605。パーツの欠品もなく、ミザール新星アダプターまで付いて2,000円ということだったので、即救出しました。
銘板によると1974年製のようで、エイコーグレー架台の時代よりいくぶん簡略化されていますが、それでも半球型の赤経クランプ、チャック式接眼アダプター、鏡筒バンドの止めナットなど、かなり凝った作りだと感じました。
端正な立ち姿で、鏡筒バンド上の小さなカメラ雲台がチャーミングです。
キズひとつない新品同様の個体で、たいへん満足して組み立てたのですが、こっ、ここで大問題が・・・・
赤緯赤経微動がピクリとも動きません。固着ってやつですね。
また、赤経クランプを緩めてもこちらもピクリとも動かず。
こりゃあ弱った困った。まあこれも楽しみのひとつでしょうか・・・・
エイコーST-605
Re: エイコーST-605
スークーさん。おめでとうございます。
良さそうな個体ですね。
ちなみに、固着に関してはあまり無理な力をかけない方がいいですよ。
ほぼ同じ赤道儀のダウエル12㎝赤道儀、分解途中にウォームホイールを割ってしまいました。
材質は分かりませんが、ドライバーでこじったらパかっと。凄くもろい材質でした。
硬いウォームギヤと、柔いホイールは相性はいいんですが。
良さそうな個体ですね。
ちなみに、固着に関してはあまり無理な力をかけない方がいいですよ。
ほぼ同じ赤道儀のダウエル12㎝赤道儀、分解途中にウォームホイールを割ってしまいました。
材質は分かりませんが、ドライバーでこじったらパかっと。凄くもろい材質でした。
硬いウォームギヤと、柔いホイールは相性はいいんですが。
プライベートメッセージです
Re: エイコーST-605
固着に関しては叩くは絶対だめ。じわーと力押しです。
私は
①三脚台座を外して、極望を覗く側にあるイモネジを緩めて極軸固定ネジを外し
②赤緯軸体と極軸(Φ10mmくらいだった)を引っこ抜いたあとに、
③Φ10mmの長ボルトを極望を覗く側から落とし込み、
④極軸を垂直に立てて
⑤12mmか1/2インチネジだったかを架頭の水平回転固定ネジ部からねじ込んで、
⑥硬いので1/6回転ずつ休みながら押し込み、(スパナは30cm以上ある大型のものを使う)
⑦ウオームホイルのハブが1cmくらい抜けたらあとは一気に・・・
という手順でウオームホイルを抜き取りました。観察するとハブの表面が凸凹で不均一に膨張しているのがわかります。
そこで、旋盤がないので代替方法として
①10mmボルトをホイルに挿入し、ナットで締めて固定し、ボール盤に噛ませます。
②プラ板に両面テープで#400くらいの耐水サンドペーパーを貼り付け、
③膨張したハブにサンドペーパーが並行に当たるように調整。
④1分回転させてノギスORマイクロメーターでハブ外径を計測、赤経体に入るかどうかチェック
⑤何回か繰り返す。研磨が均一に行われているかチェックする
⑥ちょっと入りそうになったら耐水ペーパーを#800にして調整
⑦グリスを塗って収まる程度に研磨できたらなら研磨終了。
プレスのような圧力をかける機械があれば適当な治具を用いて一気に引っこ抜けます。
旋盤があれば後半は旋盤加工で一気に済みます。
でも、道具が無ければ知恵を使うしかありません。
私は
①三脚台座を外して、極望を覗く側にあるイモネジを緩めて極軸固定ネジを外し
②赤緯軸体と極軸(Φ10mmくらいだった)を引っこ抜いたあとに、
③Φ10mmの長ボルトを極望を覗く側から落とし込み、
④極軸を垂直に立てて
⑤12mmか1/2インチネジだったかを架頭の水平回転固定ネジ部からねじ込んで、
⑥硬いので1/6回転ずつ休みながら押し込み、(スパナは30cm以上ある大型のものを使う)
⑦ウオームホイルのハブが1cmくらい抜けたらあとは一気に・・・
という手順でウオームホイルを抜き取りました。観察するとハブの表面が凸凹で不均一に膨張しているのがわかります。
そこで、旋盤がないので代替方法として
①10mmボルトをホイルに挿入し、ナットで締めて固定し、ボール盤に噛ませます。
②プラ板に両面テープで#400くらいの耐水サンドペーパーを貼り付け、
③膨張したハブにサンドペーパーが並行に当たるように調整。
④1分回転させてノギスORマイクロメーターでハブ外径を計測、赤経体に入るかどうかチェック
⑤何回か繰り返す。研磨が均一に行われているかチェックする
⑥ちょっと入りそうになったら耐水ペーパーを#800にして調整
⑦グリスを塗って収まる程度に研磨できたらなら研磨終了。
プレスのような圧力をかける機械があれば適当な治具を用いて一気に引っこ抜けます。
旋盤があれば後半は旋盤加工で一気に済みます。
でも、道具が無ければ知恵を使うしかありません。
Re: エイコーST-605
ガラクマさん、原さんアドバイスありがとうございます。
原さんの図(画像)たいへん参考になります。水平回転部のネジ穴を使って、トコロテンみたいに押し出すなんて、さすが百戦錬磨です。
私もなんとか試みてみようかと思いました。
そこで、どなたでも結構なんですが、追加お訊ねがあります。
今は寒い季節ですが、春になり気温が上がると、軸受けのマージンができ、ついでにグリスもゆるみ、抜けやすくなったりしませんか?
作業がやりやすくなるなら、春を待つのも良いかと思うのです。
さらに真夏なら、日なたに放り出しておくだけで、カンカンに熱くなりますし、、、
あるいは、今ならドライヤーで温めるとか、いっそ鍋で茹でるとか、、、
原さんの図(画像)たいへん参考になります。水平回転部のネジ穴を使って、トコロテンみたいに押し出すなんて、さすが百戦錬磨です。
私もなんとか試みてみようかと思いました。
そこで、どなたでも結構なんですが、追加お訊ねがあります。
今は寒い季節ですが、春になり気温が上がると、軸受けのマージンができ、ついでにグリスもゆるみ、抜けやすくなったりしませんか?
作業がやりやすくなるなら、春を待つのも良いかと思うのです。
さらに真夏なら、日なたに放り出しておくだけで、カンカンに熱くなりますし、、、
あるいは、今ならドライヤーで温めるとか、いっそ鍋で茹でるとか、、、
最後に編集したユーザー スークー [ 2026年2月20日(金) 07:43 ], 累計 5 回
Re: エイコーST-605
夏になって、何もしなくても動き出したら「夏季専用望遠鏡」にするとか、、、
「赤道儀の動きが悪くなってきたなあ、そろそろセーターを出そうか」なんて季節を感じるための望遠鏡、風流だな〜(なわけないか)
「赤道儀の動きが悪くなってきたなあ、そろそろセーターを出そうか」なんて季節を感じるための望遠鏡、風流だな〜(なわけないか)
Re: エイコーST-605
写真追加します。
1枚めが極軸体の中ですが、上下角度変更/固定ネジの肉厚分狭くなっているところがあります。このためΦ15mm以下の丸棒でないとホイルのハブを押せません。
2枚めの写真のように長ボルトの途中までナットをねじ込んだものを用意します。(写真例はΦ8mm、長さ10cmのもの)
ワッシャは尻から落とし込んで入れ、ナットをあとから差し込んで、先端はワッシャを介してウオームホイルの中心穴に差し込みます。
あとはナットが中心から傾かないように紙でも周囲に詰めて半固定し、先に示した絵のようにして押し込んでいきます。とても硬いです。油の硬化ではなく金属の膨張による食いつきですから、・・・一気に終わらせようとはせずに、休み休み、2~3日かけても良いや、くらいの気分でやってください。
健闘を祈る!
1枚めが極軸体の中ですが、上下角度変更/固定ネジの肉厚分狭くなっているところがあります。このためΦ15mm以下の丸棒でないとホイルのハブを押せません。
2枚めの写真のように長ボルトの途中までナットをねじ込んだものを用意します。(写真例はΦ8mm、長さ10cmのもの)
ワッシャは尻から落とし込んで入れ、ナットをあとから差し込んで、先端はワッシャを介してウオームホイルの中心穴に差し込みます。
あとはナットが中心から傾かないように紙でも周囲に詰めて半固定し、先に示した絵のようにして押し込んでいきます。とても硬いです。油の硬化ではなく金属の膨張による食いつきですから、・・・一気に終わらせようとはせずに、休み休み、2~3日かけても良いや、くらいの気分でやってください。
健闘を祈る!
Re: エイコーST-605
固着した時は、とりあえず部品ごと灯油の中にひとしきり漬け込んでみたりします。
ちなみに温度の件ですが、軸と側が一緒に温もったり冷えたりしたら同じなので、
車のトライブシャフトを挿入するときはは、シャフトだけ冷凍庫に入れといてから入れると聞いたことがあります。
逆ですが同じことで、寒い日に外から温めて軸との温度差ができたらいいかもしれませんが、
原さんの言うように、金属の膨張でしたらそれでも難しいかもしれませんね。
ちなみに温度の件ですが、軸と側が一緒に温もったり冷えたりしたら同じなので、
車のトライブシャフトを挿入するときはは、シャフトだけ冷凍庫に入れといてから入れると聞いたことがあります。
逆ですが同じことで、寒い日に外から温めて軸との温度差ができたらいいかもしれませんが、
原さんの言うように、金属の膨張でしたらそれでも難しいかもしれませんね。
プライベートメッセージです
Re: エイコーST-605
二年ほど前に3B ビクトリー102を入手した時のはなしです。経緯台が逝かれていてそのままでは使えなかった。
水平回転軸のフリー側が固着していてフォークとの締め付けボルトが緩んでしまっておりました。
ボルトを締めるには固着しているハウジングと軸を分離しなくてはならず固着の分離の常套手段といったら
受け側を熱して径を増やすということでヒートガンで熱しては中に残っているボルトをたたいてなんとか分離に成功。
そのまま組んだらまた固着しかねないので嵌めあいをサンドペーパーで丹念にならしてせっかくだから塗装もタッチアップして再組立てしました。
一生懸命レストアしたものの素が元だけにもともとやわな架台が再現されただけでなんだかなぁの徒労といったところか。
水平回転軸のフリー側が固着していてフォークとの締め付けボルトが緩んでしまっておりました。
ボルトを締めるには固着しているハウジングと軸を分離しなくてはならず固着の分離の常套手段といったら
受け側を熱して径を増やすということでヒートガンで熱しては中に残っているボルトをたたいてなんとか分離に成功。
そのまま組んだらまた固着しかねないので嵌めあいをサンドペーパーで丹念にならしてせっかくだから塗装もタッチアップして再組立てしました。
一生懸命レストアしたものの素が元だけにもともとやわな架台が再現されただけでなんだかなぁの徒労といったところか。