五藤光学旧学校用赤道儀の謎

「古スコ広場」 懐かしの望遠鏡、昔欲しかった望遠鏡、古い望遠鏡や産業を語りましょう
スークー
記事: 28
登録日時: 2023年7月04日(火) 21:14

Re: 五藤光学旧学校用赤道儀の謎

投稿記事 by スークー »

【副題:軸受けの謎3】
Mさんこんにちは、スークーです。
ウオームギヤとホイルの噛み合わせは、基本外れないと言ってよいと思います。
と言いますのは、図面では記載省略されていますが、ギヤカバー筐体に調整ネジのようなものが出ています(赤い矢印)。これでスプリングの縮まる側の制限をかけています。
このネジを抜いてしまえばスプリングがいっぱいまで縮まりますので、筐体を指でぐいっと押せば噛み合いははずれます。
制限ネジがあるということは、通常の使用で噛み合わせを外してフリーにするという役目はないと思います。
このスプリング機構はやはり、ホイルとギヤを押し付けて、バックラッシュを減らすための機構だと思います。(下手な説明ですみません)

で、このウオームギヤの軸受け部分(緑の矢印)をバラしてウオームギヤを取り出してみると、考えてもいなかった機構のとんでもない事実が判明したのですが、このお話はまた後日。
スプリング制限ネジ頭.jpg
ウオーム軸受け片側.jpg
「M」
記事: 42
登録日時: 2023年7月29日(土) 19:25

Re: 五藤光学旧学校用赤道儀の謎

投稿記事 by 「M」 »

スークーさん こんにちは

スークー>制限ネジがあるということは、通常の使用で噛み合わせを外してフリーにするという役目はないと思います。

なるほど。 
※この五藤には「通常の」クランプ機構があるようですので通常の使用時に、
※わざわざウオーム/ホイルを外したくなるとは考えにくいですよね。
※※「調整ネジのようなもの」をわざわざ別部品にして組み付けているのはなぜでしょ?
※※※他方「ユニトロン6インチ」の「噛み合わせを外し機構」は「普段使い」のようですが。


スークー>で、このウオームギヤの軸受け部分(緑の矢印)をバラしてウオームギヤを取り出してみると、
スークー>考えてもいなかった機構のとんでもない事実が判明したのですが、このお話はまた後日。

ワクワク(:-)
スークー
記事: 28
登録日時: 2023年7月04日(火) 21:14

Re: 五藤光学旧学校用赤道儀の謎

投稿記事 by スークー »

【副題:くぼみ付けました】
ウオーム軸受けの話はちょっと置いときまして・・・

微動ハンドル差し込み部に「くぼみ」を付けました。
ここがなぜのっぺらぼうかについては、結局今のところ真相不明なのですが、いずれにせよこのままではハンドルが滑っちまうので、こういうことにしました。
これで微動が利くようになりました。
ポンチ穴φ4.jpg
スークー
記事: 28
登録日時: 2023年7月04日(火) 21:14

Re: 五藤光学旧学校用赤道儀の謎

投稿記事 by スークー »

【副題:軸受けの謎4】
ウオームギヤってふつうは1、2枚目の写真のように、左右対称のものが多いと思います。
ところが、この五藤2吋半赤道儀では、3枚目の図の下のようになっています。
片側はふつうの軸受けみたいですが、もう片方はウオーム軸先端にポンチ穴のようなくぼみがあり、それを支持棒(とでも言うのだろうか)の尖った先端部分で押して、軸受けを構成しています。
赤緯赤経両方です。
こういうのは初めて見ました。
Nikon-dec-gear②    - コピー.jpg
Nikon-dec-gear①  - コピー.jpg
普通の軸受 対比b.jpg
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