H.O.C 日吉光学

「古スコ広場」 懐かしの望遠鏡、昔欲しかった望遠鏡、古い望遠鏡や産業を語りましょう
青色つきこ
記事: 96
登録日時: 2023年6月12日(月) 23:44
お住まい: 日本/Japan

Re: H.O.C 日吉光学

投稿記事 by 青色つきこ »

みなさま、こんにちわ。


日吉光学(2)
当時、1950年代後半から1960年代についてですが、

日吉光学とメイフラワーとの繋がりは、MAYFLOWERの商標登録を日吉光学がおこなっていること
からも伺えます。
推測としては、日吉光学はメイフラワーと直接取引をしていたのかもしれません。
輸出にあたっては、双眼鏡等については規制がありいろいろと手続きを踏む必要がありました。
ブランド名、製造業者名も届け出る必要があり、場合によってはブランド名を商標登録する必要が
あったかと思われます。
なお、双眼鏡については製造番号、口径、倍率、ブランド名、製造業者の表示はJIS規格で求められ
ていたところです。
単眼鏡についても、ほぼ準じています。
規制の変遷を追っていくと面白いです。
興味のある方には、輸出関係法規、JIS規格をご覧になることをお勧めします。
かっての通産省の関係省令、通知等を見ることができれば、もっと知見が広がるのですが。どこか
に保存されているかなぁ?

双眼鏡 日吉光学の記事は「日本の軽機械工業」1958からのものですが、日吉光学は双眼鏡が
メインですが、天体望遠鏡も扱っていたことがわかります。
40mm広角双眼鏡については、アストロ光学(株)の設立の挨拶状にも開発中と出てきますが、
日吉光学との関係が伺われるものと考えています。

アストロ光学(株)との関係では、興味深いことに両社とも取引銀行は日本勧業銀行池袋支店
でした。
商標登録 MAYFLOWER 日吉光学.jpg
日吉光学 日本の軽機械工業.jpg
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ガラクマ
記事: 529
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: H.O.C 日吉光学

投稿記事 by ガラクマ »

青色つきこさん。いつもながらお詳しい情報ありがとうございます。
時間をかけた調査は、したいですがなかなか手が付けれません。

確かに時系列で追っていかないといけませんが、MAYFLOWERと日吉光学はどのような関係だったかは知りたいです。
MAYFLOWERの1974年のカタログの一部を示しますが、CNフォーラムを見てもSYWやAPLマークのMAYFLOWERも見ますし、
逆にMONOLUX他にも日吉ブランドのも見ます。

ちなみに現行商標法ができたのは1959年ということですが、輸出相手先ブランドのMAYFLOWERを国内でとって意味があるのでしょうか?
山本製作所(SYW)他の輸出も請け負い、それらのメーカーが相手先ブランドで逆輸入するのを阻止したかったわけでしょうか?
謎が多いです。
maycat1974_ページ_1.jpg
maycat1974_ページ_2.jpg
 プライベートメッセージです
青色つきこ
記事: 96
登録日時: 2023年6月12日(月) 23:44
お住まい: 日本/Japan

Re: H.O.C 日吉光学

投稿記事 by 青色つきこ »

みなさま、こんにちわ。
ガラクマさま、こんにちわ。

関係法規は別にたてますねぇ。

メイフラワー天体望遠鏡については古スコでもCNでも語られていますが、Colonical Optical Campanyを主題として
語られているものは記憶にないのですが。ありましたっけ。
米国の会社なので、本邦資料での記述はあまり見たこともありませんが、知ってる限りでは。

「海外商社便覧:対日取引」1949からは、住所の他にわかるのは次のことです。
代表W.Lange、輸入 双眼鏡、オペラグラス等の光学用品

また、「日本貿易館ニュース」1950.5の海外照会欄には次のように記されています。
Colonial Optical Campany
3406,West Washington Bldg.,Los Angels 16.,Calif.,U.S.A.
輸入 双眼鏡、オペラグラス等のメーカーと直接交渉したし。


CNに直接投稿した方が、情報が得られるかなぁ。
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