Abbebeさん こんにちは
Abbebe さんが書きました:
「ヒンドル鏡」ですが、以前「M」さんから御紹介いただいた「Parks and Shao(1988)」において説明されておりました
はい。それから『木辺成麿,新版 反射望遠鏡の作り方,1968』 図 162 B(p.242)の
「深い球面鏡」というのが「ヒンドル鏡」(「ヒンドル球」)ですね。
Abbebe さんが書きました:
また吉田正太郎先生の本にはオフナー法と称してヌルコレクターを用いて凸双曲面を検査することが確立されていてそれはパーキンエルマー社(あのハッブル望遠鏡製造担当メーカー)で開発された!とあります。
「オフナー法」は凹鏡(主鏡)用ではないでしょうか?
『天文アマチュアのための望遠鏡光学・反射編』 の図8.30(p.242)は、放物面(凹)鏡についてですね。
※
※「The Hubble Space Telescope optical systems failure report」(pdf)は
※趣味者にとっても興味深いものです。
https://ntrs.nasa.gov/search.jsp?R=19910003124
※※同URLに、「Executive Summary」の「Summary」あり。
※
※(Reflective null correctorを検証するための)inverse null correctorと
※(vertex Rocを測定するのが主目的の)Refractive null corrector(オフナー法?)の
※両方からの「赤信号」が、(それらのほうが間違っているとされて)無視された...と
※いうこと、そのような判断がなされた背景(事情)が報告されています。
Abbebe さんが書きました:
話は飛びますが、木辺氏、星野氏の本にはカセグレン用の凸双曲面鏡は反対形状の凹双曲面治具を一旦製作してニュートンフリンジテストを行うと記述されていますが、
(凹面の)「球心に光源をおく/球心で観察する」のだよ、と教えてもらったのは、
だいぶ後でしたねぇ...。
※その場合は「フィゾー」配置ということになりますか。
Abbebe さんが書きました:
近年、西村製作所からの学会発表内容としてニュートンフリンジテストでは高精度の凸双曲面鏡の製造は不可能で有り、大型平面鏡を使用した望遠鏡全体のオートコリメーションテスト(ダブルパスヌルテスト)を行うことのみが高精度の凸双曲面鏡を製造可能とする唯一の方法であると発表されています。
※どんな論法(論証方法)なのでしょうね? それとも事例研究的な発表なのかしらん?
※この方法は『天文アマチュアのための望遠鏡光学・反射編』 の図8.36(p.199)
※(= 西ドイツ・カール・ツァイス社のC.キューン...(の)報告)
※と等価だと思うのですが...。
※ところで同ページに「ヒンドゥル法」の図があります。が、本文では簡単に
※触れられているだけ...。
Abbebe さんが書きました:
凸面鏡は裏面(平面)反射によって凸レンズ+平面裏面鏡状態、すなわち疑似凹面鏡として検査することが可能で有り、1970年代頃に発表されています。
この場合、「双曲平凸レンズの離心率」が硝材の(相対)屈折率に等しければ、
(真の)ナルテストになるわけですね:
※双曲平凸レンズは、たとえば、『吉田正太郎,光学機器大全』 図 5-8 双曲面レンズ(p.242。)
Abbebe さんが書きました:
凸双曲面鏡裏面テストですが、凸面側から入射させて裏面(平面)で反射させるのでは無くて、平面側から入射して凸双曲面の裏面にて反射させてテストを行うのが正解ですね!
はい。共役点に光源,ナイフをおく... 試しに自分でも計算をしてみました。
機会があれば投稿します。
※※※※※
Abbebe さんが書きました:
テストの為に専用治具やコレクターレンズを製作してテストすることが原理的に正しいとしてもその治具等の製作精度や、セッティング精度等でコストも技術も必要で一つ間違えるとハッブルのような失敗の可能性も有り、実際には出来るだけ実使用に近い状態で最低でも平面鏡のみを準備することで可能なテスト方法を採るのが最良なのではと考えられ、ダブルパスヌルテストを行って製作するのが良いのではないかと考えています。いかがでしょうか?
私見を書き始めたのですが、まとまりません。これも、もう少し整理ができたら
投稿いたします。