アストロブランドの接眼レンズは気になるものが少なくありません。
さとうさんが「ヤフオクを語ろう」で楽しい記事?を拾ってきてくれましたので、悪乗りします。
viewtopic.php?p=484#p484
1975年のカタログに付属する価格表を添付します。
すでに、★印Or25㎜とK40㎜とH50㎜は32㎜径でアダプター付となっています。
・・・H50㎜見たことないような。
他に気になるのが☆の36.2㎜径です。36.4㎜が普通ですが実測でしょうか?
(添付ファイルはクリックで展開(拡大)します)
アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
カタログをめくってましたら1981年くらいまでほとんど同じ。
1986年と思われるカタログには、以下のようにあります。
アダプター付で30.4㎜ねじ込み式となっております。たぶんメスネジですよね。
ちなみにH-100は30.5㎜メスネジです。
1986年と思われるカタログには、以下のようにあります。
アダプター付で30.4㎜ねじ込み式となっております。たぶんメスネジですよね。
ちなみにH-100は30.5㎜メスネジです。
プライベートメッセージです
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
恐縮です。
小生、技術知識や実機経験を積んでおりませんので、もっぱらコピペ+感想のみとなりますです。
正直なところ、「こんなに細かい規格いくつも作って、保守コスト大変そう。互換性ないし」と思ってしまいます。
当時は市場が小さくて、接眼レンズの使いまわしなど到底考えられなかったのでしょうか。
アストロじゃないけど、ペンタックスも独自サイズの接眼レンズ作っていたようです。
CATさんのページ(SMC PENTAX K-40)に、こんな一文ありました。
小生、技術知識や実機経験を積んでおりませんので、もっぱらコピペ+感想のみとなりますです。
正直なところ、「こんなに細かい規格いくつも作って、保守コスト大変そう。互換性ないし」と思ってしまいます。
当時は市場が小さくて、接眼レンズの使いまわしなど到底考えられなかったのでしょうか。
アストロじゃないけど、ペンタックスも独自サイズの接眼レンズ作っていたようです。
CATさんのページ(SMC PENTAX K-40)に、こんな一文ありました。
貴重なPENTAX Φ38mm→36.4mmAD(特A)が付属します。
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
PENTAXのそのアダプターは無いと不便なんで、買った覚えはあリますが、今はどこに行ったのやら。
Nikonも40.5㎜くらいのスリーブや変なネジもありましたね。
ところで、アストロのケルナー50㎜があります。
本来は、カタログでもねじ込み式で、R73等の太いドロチューブに直接ねじ込みするのですが、私のは2インチのスリーブが付属してます。ただ、シュミカセねじとはピッチが違うようです
Nikonも40.5㎜くらいのスリーブや変なネジもありましたね。
ところで、アストロのケルナー50㎜があります。
本来は、カタログでもねじ込み式で、R73等の太いドロチューブに直接ねじ込みするのですが、私のは2インチのスリーブが付属してます。ただ、シュミカセねじとはピッチが違うようです
プライベートメッセージです
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
http://yumarin7.sakura.ne.jp/joytalk/jo ... #getno5492
に私のアストロH50の写真が出てました。実物は・・・どこ行った?(汗)同一形状で無銘のH50を2~3本持ってたはずなのだがドライボックスの奥で見つからず・・・
H50は顕微鏡ではH5xになるのでエレメンツの設計は流用じゃないか?と思います。あの時代にはΦ30mmの顕微鏡のアイピースはなかったかもしれませんが、レンズの研磨皿やニュートン原基は流用できるはず。
代わりにK50とEr32の写真を添付します。K50はエナメル黒艶塗装のものと、つや消しアルマイトっぽいものの2種がありました。写真の2本は以下の書き込みの際に手に入れたもので、Kは艶有り型です。
http://yumarin7.sakura.ne.jp/joytalk/jo ... #getno7208
ねじ込みはいずれも50.8mmの0.75-0.8くらいの細ネジで、シュミカセ用ネジが入らず・・・
ペンタのスリーブは38.1mmで実は1.5インチのパイプ規格品です。ビクセンやスリービーチの36.4mm延長筒の外径が同一規格なのでペンタの筒には36.4mm延長筒+36.4mmプリズムなどが付きます。一応。
に私のアストロH50の写真が出てました。実物は・・・どこ行った?(汗)同一形状で無銘のH50を2~3本持ってたはずなのだがドライボックスの奥で見つからず・・・
H50は顕微鏡ではH5xになるのでエレメンツの設計は流用じゃないか?と思います。あの時代にはΦ30mmの顕微鏡のアイピースはなかったかもしれませんが、レンズの研磨皿やニュートン原基は流用できるはず。
代わりにK50とEr32の写真を添付します。K50はエナメル黒艶塗装のものと、つや消しアルマイトっぽいものの2種がありました。写真の2本は以下の書き込みの際に手に入れたもので、Kは艶有り型です。
http://yumarin7.sakura.ne.jp/joytalk/jo ... #getno7208
ねじ込みはいずれも50.8mmの0.75-0.8くらいの細ネジで、シュミカセ用ネジが入らず・・・
ペンタのスリーブは38.1mmで実は1.5インチのパイプ規格品です。ビクセンやスリービーチの36.4mm延長筒の外径が同一規格なのでペンタの筒には36.4mm延長筒+36.4mmプリズムなどが付きます。一応。
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
さすが原さん。よくご存じというか、よくお持ちで。
昔羨望のアイピースでしたね。
特に彗星捜索は、西村か五藤のK40㎜くらいしか選択なかったとところ、このアストロのErが出たけど高くて買えなかった、という話を聞きます。
先日、ある方はアストロのErは買えなかったが、同じ広角アイピースがついた人工衛星観測用のMT-4を買ったとのお話を聞きました。確かにMT-4は他と比較しても30㎜68度の接眼レンズがついて13,200円と破格です。
当時アストロの長焦点Erは25㎜(26㎜?)と35㎜しかなくこの30㎜は新設計だったかもしれません。
MT-4のパンフと昭和32年5月のアイピース価格表を添付します。
昔羨望のアイピースでしたね。
特に彗星捜索は、西村か五藤のK40㎜くらいしか選択なかったとところ、このアストロのErが出たけど高くて買えなかった、という話を聞きます。
先日、ある方はアストロのErは買えなかったが、同じ広角アイピースがついた人工衛星観測用のMT-4を買ったとのお話を聞きました。確かにMT-4は他と比較しても30㎜68度の接眼レンズがついて13,200円と破格です。
当時アストロの長焦点Erは25㎜(26㎜?)と35㎜しかなくこの30㎜は新設計だったかもしれません。
MT-4のパンフと昭和32年5月のアイピース価格表を添付します。
プライベートメッセージです
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
多分Er18mmはこの眷属。ケンコーのEr18ですが、ご覧の通り無理やり36.4mmにつけた構造で、双眼鏡アイピースの流用でしょう。時代が古くからあるので6x24とか戦前からあるモデルの接眼レンズがご先祖かな?
https://catut.shop-pro.jp/?pid=176582971
R12.5mmなら顕微鏡用の20x相当。測量機用にもRは一杯あるので15~30くらいは流用が効きそう。
https://catut.shop-pro.jp/?pid=176582971
R12.5mmなら顕微鏡用の20x相当。測量機用にもRは一杯あるので15~30くらいは流用が効きそう。
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
なるほど。
ここで気になるのが、ケンコーも確か30~31㎜くらいのねじ込みがあるドロチューブを使っていたと思います。
ビクセン、ミザールにもあったとおもいますが、何か理由があるのでしょうか。
ここで気になるのが、ケンコーも確か30~31㎜くらいのねじ込みがあるドロチューブを使っていたと思います。
ビクセン、ミザールにもあったとおもいますが、何か理由があるのでしょうか。
プライベートメッセージです
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
みなさま、こんにちわ。
ガラクマさま、アストロ光学(株)、アストロ光学工業(株)のアイピースリストの変遷はとても有益ですねぇ。
ケンコーは30.5mm径です。
因みに、アストロ光学(株)のアストロ天体望遠鏡S5 (私のはTASCO 60)はドローチューブ径は36.4mmです。
スペシャルラムスデンのネーミングは、アストロ光学(株)が起源ではないかと考えています。
中野繁、四季の観測、誠文堂新光社、1957には当時市販されていた天体望遠鏡・接眼鏡リストが付されています。
その中に、アストロ光学(株)ではラムスデンの特殊型5種を市販している旨が記されています。
特殊(スペシャル)の意味をどう解釈するか、レンズ形状・構成なのか。
小島修介氏は、ちゃんと作られたラムスデンは有益な旨を別に述べており、当時ラムスデンが自作用または一段低く
評価されていたことを考えると、しっかりと作られたラムスデンであることをアピールしたかったのではないでしょ
うか。
次いでですが、アストロ光学(株)はバローレンズも市販していました。
佐伯恒夫氏は、天界に掲載された記事の中でアストロ光学(株)がバローレンズの市販化を進めている旨を
記していましたし、中野氏の上述のリストにも記されています。
追記:佐伯氏の記事
「最近、月面課幹事の小島修輔氏が同氏の会社でバーロー・レンズを設計試作し始めたとの報を受け、大いに
喜んで居る。若し、希望の方が有れば下記に問合せられ度い。
東京都豊島区要町3丁目30 アストロ光学株式会社 小島修輔氏」 (「天界」1956年7月号)
ガラクマさま、アストロ光学(株)、アストロ光学工業(株)のアイピースリストの変遷はとても有益ですねぇ。
ケンコーは30.5mm径です。
因みに、アストロ光学(株)のアストロ天体望遠鏡S5 (私のはTASCO 60)はドローチューブ径は36.4mmです。
スペシャルラムスデンのネーミングは、アストロ光学(株)が起源ではないかと考えています。
中野繁、四季の観測、誠文堂新光社、1957には当時市販されていた天体望遠鏡・接眼鏡リストが付されています。
その中に、アストロ光学(株)ではラムスデンの特殊型5種を市販している旨が記されています。
特殊(スペシャル)の意味をどう解釈するか、レンズ形状・構成なのか。
小島修介氏は、ちゃんと作られたラムスデンは有益な旨を別に述べており、当時ラムスデンが自作用または一段低く
評価されていたことを考えると、しっかりと作られたラムスデンであることをアピールしたかったのではないでしょ
うか。
次いでですが、アストロ光学(株)はバローレンズも市販していました。
佐伯恒夫氏は、天界に掲載された記事の中でアストロ光学(株)がバローレンズの市販化を進めている旨を
記していましたし、中野氏の上述のリストにも記されています。
追記:佐伯氏の記事
「最近、月面課幹事の小島修輔氏が同氏の会社でバーロー・レンズを設計試作し始めたとの報を受け、大いに
喜んで居る。若し、希望の方が有れば下記に問合せられ度い。
東京都豊島区要町3丁目30 アストロ光学株式会社 小島修輔氏」 (「天界」1956年7月号)