三脚と開止め

「古スコ広場」 懐かしの望遠鏡、昔欲しかった望遠鏡、古い望遠鏡や産業を語りましょう
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ガラクマ
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登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

三脚と開止め

投稿記事 by ガラクマ »

 古スコ(1960年代~)において、使いづらさの一番は、三脚と開き止めと思ってます。
三角板自体組みにくいし、そこを固定しても、ベロ金具の取付個所と、三脚と台座の接合部に自由度が残ります。
三脚が同じ長さでも、台座が地面と平行になりません。
構造的な欠陥とは言いませんが、弱点であることは間違いないでしょう。
 まだ、カメラ三脚のようにセンターパイプに固定できたり、ジッツオのような台座部の強固な開き止めがあったらいいのですが。

 先日から、本を整理しています。途中で内容に捕まってなかなか進まないのは、予想通り。
昔かった(「少年技師ハンドブック 望遠鏡と顕微鏡の作り方」昭和23年、誠文堂新光社)を見ていると、
もっと昔の望遠鏡に開き止めが無かった理由の一つが分かりました。

上を向く時に、望遠鏡の背を高くするのはどおりです。天頂プリズムとか使わない分、よく見えそうです。
scan230831-2.jpg
 プライベートメッセージです
(^0^)コメト
記事: 262
登録日時: 2023年6月23日(金) 14:28

Re: 三脚と開止め

投稿記事 by (^0^)コメト »

ガラクマさん、皆さんこんにちは

確かに三脚は改良の余地を残しているように思います。(^0^;
強度はあっても使い勝手が今一です。
これで測量用とかになると、補強修正に再現性もあり、軽量化とか
携行のし易さも望遠鏡のそれとは異なります。

(^0^)はガラクマさんのおっしゃるように扱い難さに呆れ、
かなり改造して使っております。
第一が開き留めの構造で、天体望遠鏡の場合にはかなりの重量が
上から掛かるので、あのような板金と小ネジで構成されているのが
不思議な気もします。

まして、夜間とかにあれを組み立てるのは何かと事故の元!
用が済んだら分解も手間ですから、組んでおこうか。。とは誰しも
考えますよネ。(~ ~;

。。ですから、以前より三角板を使わない工夫?をしており、
上からの重量は三脚の開き角を限界までとして固定します。
これをやると設定の強度が一定で、しかも安定する筈。

画でも分かるようにチェーンで繫いでおるのでつ。(^0^8
収納も簡単ですから便利です。

※シンタ系の、あの太い(φ50㎜)のパイプ式三脚は見習うべき
所がありますが、すべて(赤道儀)を設定したら開き角が微妙に
変わるのは(^0^)的には頂けない構造です。
1.jpg
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ガラクマ
記事: 592
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: 三脚と開止め

投稿記事 by ガラクマ »

 コメトさん。チェーン止めは閉じる開くにはいいですが、ちゃんと再現しますか?
写真の三脚台座の肩のネジに秘密があるんでしょうか。

高校時代に、Nikon8㎝(チェーン止め)で昼間に太陽や金星観測するのに、足の位置にマーキングしてたベランダに足を畳んで担いで出してましたが、足の位置をだいたい合わせて置いても、いつも腰(台座)の位置がずれます。フラダンスです。
まあ、Nikonは水準器がついていたので、腰の位置を直すのはそう手間がかかりませんでしたが。

例えばジッツオの三脚だったら、開いただけで地面との平行出ますよね。まあ、乗ってる物の重さも違うし。
三脚台座.jpg
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(^0^)コメト
記事: 262
登録日時: 2023年6月23日(金) 14:28

Re: 三脚と開止め

投稿記事 by (^0^)コメト »

ガラクマさん、皆さんこんにちは

三脚は常に設定した機材の重量を中央から外側に掛けていると思え、
三本の足でトラス構造のようなのを実現すると外部からの力にも十分
対抗できる安定度です。(^0^;

設定機材は一度取り付けると重量を掛け続けるので、常に動く事は
ありませんで、しいて言えば一度動くと再生が可能か?となるので
すが、これはどの三脚と言わず架台部は一度動くと再生しません。(^0^8

一見、ひ弱な構造に見えますが、結んでいるチェーンが伸びない限り
元の構造を維持するので、十分実用に耐えるお勧めの方式でつ。m(_ _)m
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ガラクマ
記事: 592
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: 三脚と開止め

投稿記事 by ガラクマ »

 そうですか。地面が滑らなくて、三脚台座/三脚接合部の摩擦が十分取れたら使えるんでしょうね。

 天体望遠鏡博物館では床が滑るので、チェーンのは先の私の図のように、足が滑り頭が傾いてはすぐこけてしまいます。
特に、関西光学のCG型の反射経緯台はどうやってもコケるので、頭にきた某氏が西村製作所のような木製三角板を作り足を固定してしまいました。本来の姿ではないけど仕方ありません。

 開き止めが無い測量用三脚も足を地面に押し込んで、三脚の中心が測定器の真下になり、かつ水平になるように、時間をかけて合わせたてから測定しますよね。
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(^0^)コメト
記事: 262
登録日時: 2023年6月23日(金) 14:28

Re: 三脚と開止め

投稿記事 by (^0^)コメト »

ガラクマさん、皆さんこんにちは

天体望遠鏡博物館の床は確かに滑り易く(^0^)も一台を倒してしまいました。お詫び。。
そんでもって、以前にガラクマさんが活断層の上にある博物館の望遠鏡を守る方法を募集して
ましたが、その後は何か良い対策がありましたか?

あれから機会がある度、転倒防止策を考えておりましたが、お粗末なアイディアしか無くて、
せめてもが参考になるよなの一つだけ提案します。(^0^;
画の物は(^0^)のSE200N/CRが乗っているビクセンのスタンドなんですが、これは自作の
台座に乗っております。

この金具(真鍮製)は下面がヒズメのように尖っていて、軽く床材にめり込んでおります。
これのお陰で、あの大震災にピクリとも動かず、「倒れただろ。。」とか「再設定必置!」
と思っていましたが、何ともありませんでした。(^0^v

思うに、トップヘビーな構造物なので、架台の上だけ揺れて倒れはしなかったのだと解釈。
これをこのまま採用すると同様の効果が得られるとは思いますが、巨大な望遠鏡には無理!
そこで思うのが発展型で、この台座をテフロンとかの滑材で造ってはどうか。。?と言う事。

もち、ヒズメ構造ではなくて平面に製作して滑らせて免振とする案です。(^0^8
ガラクマさんのアイディアにあったように思いますが、再度検討の案件とすると良いかも。。
望遠鏡個々の転倒は防げるとも思いますが、望遠鏡相互に衝突したのでは意味が無く、
これは架台部(重心点)をワイヤーで繫いで動かないようにしてはどうかと思うのでつ。

あまり多くの連結は相互干渉が被害を大きくするので、やっても3台程度迄と思いますが、
最終的にはすべての耐震セットを統括する構造(ワイヤー・梁?)は必要と思います。

話は脱線しますが、良い機会と捉えてご一読下さい。m(_ _)m
ついでながら、こうやってどうなるか?をシミュレーション出来ると安心感は増します。。
6-1.jpg
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ガラクマ
記事: 592
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: 三脚と開止め

投稿記事 by ガラクマ »

 耐震は難しいです。
 私も、耐震の展示会やセミナーにも参加したり、専門家に相談したり、博物館でもいろいろ議論がありました。
 例えは大型望遠鏡棟(元屋内プール)の屋根の梁にワイヤーで吊るす案もあったのですが、屋根の梁の固有振動というか振幅のほうが大きいので、床を固定している望遠鏡で倒れないものまで引っ張って倒してしまうのではないか、とか。

 結局、南海トラフとかでしたら、海底に設置したセンサーからのスマホの警報で、振動迄たぶん1分ほどの猶予があるので、その間にお客さんを誘導して、建屋から離れる。ということにして、避難の練習も致しました。
人命優先で、望遠鏡は倒れるのが1秒でも遅くなったら、という考えで望遠鏡の方は対策するということにしました。
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ガラクマ
記事: 592
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: 三脚と開止め

投稿記事 by ガラクマ »

 話を戻して三脚と開止めの話ですが、先日友人のビクセンAP赤道儀を見せてもらいましたが、写真用三脚そのものですね。
 https://www.vixen-m.co.jp/item/26173_4.html
ビクセンの写真は反対側の三脚とかぶりよくわかりませんが、エレベーター付き三脚のようにセンターポールがあり、傘が開くようにステーを介して三脚が開きます。アイベルさんのがよくわかります。
 https://www.eyebell.com/apptlporta.jpg
一部で画期的、とか言ってますが、写真三脚で強度を稼ぐ方法として相当昔からあったとおもいますが、これができるんなら初めからしてほしかったものです。
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