平面で極薄、望遠鏡に革命を起こすレンズだと

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TAKA3
記事: 37
登録日時: 2023年6月26日(月) 20:03

平面で極薄、望遠鏡に革命を起こすレンズだと

投稿記事 by TAKA3 »

実用化されるのでしょうか?

https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/172497
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ガラクマ
記事: 641
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: 平面で極薄、望遠鏡に革命を起こすレンズだと

投稿記事 by ガラクマ »

 サイトを拝見し、色収差の補正と広い面積で小スポットを得る技術が、高そう(コスト)に思いました。
実現出来たら、いいですが。
 プライベートメッセージです
還暦α
記事: 131
登録日時: 2023年6月20日(火) 12:59

Re: 平面で極薄、望遠鏡に革命を起こすレンズだと

投稿記事 by 還暦α »

皆様こんばんは。

本当に良いものができるのならうれしい話ですね。

回折光学系は1次回折光以外の光が存在するので効率が悪いはずです。

TAKA3様ご紹介のページに元論文のURL https://doi.org/10.1063/5.0242208 がありましたので
こちらを見たら元論文(Wordファイル)がダウンロードできました。
ダウンロード方法は画像を参照ください。

Fig. S5.3~Fig. S5.9に撮像した画像が載っているのですが、生画像(RAW画像)はどれも「もや」がかかっていて、
取り込んだ画像に画像処理でフィルターをかけてきれいにしているようです。

おそらく回折しない0次光や高次光、パターンでの散乱光などが重なって「もや」になっているのだと思います。
色収差が無くても「もや」がかかってコントラストが取れないようでは性能が良いとは言えないですね。

Fig. S2.4に表面形状があり、こんなに凸凹では反射防止コートは不可能ですので透過率を上げられません。

人工衛星に搭載するというような「軽い」という特徴が生かされるような用途があるかもしれませんが
コントラストが取れないという画質はいかがなものかと思います。
研究としては意味があるのだと思いますが実用になるかというと怪しいですね。

物自体はナノインプリントという技術が開発されているので凹凸が逆の原版を作れば大量生産可能と思います。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jj ... 6_243/_pdf

上記にナノインプリントで反射防止という話がありますが、今回のレンズ機能と反射防止機能を両立させるのは
無理のような気がします。
回折レンズ論文.jpg
「原」
記事: 424
登録日時: 2023年6月14日(水) 19:16

Re: 平面で極薄、望遠鏡に革命を起こすレンズだと

投稿記事 by 「原」 »

一応は転写でもモスアイ(Moss eye:https://www.geomatec.co.jp/column/moss- ... cture.html)を使えばできなくはありません。ただし型から抜くのが難しい。樹脂中に金属側へ析出するフッ素系の樹脂を混ぜておいて、ペロッと剥がれるような工夫までしないとなかなか。。。テレビ用には使われていますが平面で微小突起が面に垂直に立っているから抜けますが、解説光学系のような傾斜面や垂直に近い面があると型から抜けないので、しんどいですな。
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木村
記事: 18
登録日時: 2025年2月06日(木) 11:24

Re: 平面で極薄、望遠鏡に革命を起こすレンズだと

投稿記事 by 木村 »

 なんせ,自分,頭が悪いうえに,英語もダメなんで読んでもよう分からんかったですけど,これって回折を使う・・・・確か昔バイナリレンズとか聞いたような気がするんですけど,それで良いのでしょうか?

考えてみると,円形パターンの回折格子でも,適当に特性のずれたのを重ねれば色消し回折レンズになるんですかね?.3波長が一致するアポクロマート回折レンズとか.
(^^

 このCDかDVDの円盤みたいなので,天体望遠鏡は作れないとは思いますけど,直径100mくらいの適当なシートにアルミ箔を貼り付けて回折格子にして,電波望遠鏡を作るってのはどうでしょう?.

もちろん地上では使い物にならないですけど,軌道上に運んで宇宙で回折式レンズを使った屈折電波望遠鏡にするのです.薄いからロール状に畳んで,さらに折り曲げてロケットに積み込み,あのピアノ線でボンと広がるテントみたいに宇宙空間で広げるのです.

反射式の電波望遠鏡だと,パラボラアンテナの回転放物面の精度が必要になりますのでボンと拡張する構造には出来ませんでしょうけど,屈折式なら屈折望遠鏡のレンズ面のように精度は低くて済むだろうし,光軸が狂ってもあまり影響しないでしょうから,この方式なら巨大な宇宙電波望遠鏡が作れそうな気がします.

回折式なので効率は悪いでしょうけど,そこは宇宙空間の低ノイズ環境に期待することにして,大陸間電波干渉計よりも長い基線長が取れるし,巨大なLPレコード盤みたいな屈折式電波望遠鏡が浮かんでるのは面白そうな気がします.
無題.png
無題.png
アバター
ガラクマ
記事: 641
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: 平面で極薄、望遠鏡に革命を起こすレンズだと

投稿記事 by ガラクマ »

だいぶ昔、バレーボールほどの屈折式のBSアンテナを窓際に置いて使ってました。
CASカードとかない時代、パラボラアンテナ程指向性に気を遣わず、目立たたないの良かったです。
回折レンズだったのでしょうか、知りたくなってきてネットを検索してもでてきません。

 色収差がたいへんだったら、まずはHαとかの太陽望遠鏡に使ったらいかがでしょう?
色収差も透過率も気にせず、開口比というか大口径は意味がありますし。
 プライベートメッセージです
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