ダウエルやコル他、昔の市販単焦点反射は、10㎝ならF10のミラーをF5に変えても、筒外焦点距離どころか、斜鏡の大きさもそのままで、当然有効径は斜鏡で絞られ、実効F値はあまり変わらず「低倍率では案外見える」とか、おかしな話になっていました。
まあ、だまされたままの人はそれなりに幸せでいいのですが、大半のユーザーは気がつき、メーカーも斜鏡を大きくしたり、筒外焦点距離を短くするような背の低い接眼部やスライド式の接眼部を採用するようになりました。
斜鏡を大きくすると、光量損失や回折の影響が大きくなったり、眼視時のブラックアウトとか見にくくなるので、突き出しの短い接眼部を使い、筒外焦点距離を短くするのが得策です。
まあ、この辺まではここに来られる皆様には常識の範囲ではないかと思います。
そのような接眼部を、(正確ではないのですが)低頭ボルトではないですが、低頭接眼部と勝手にいいます。
写真撮影用としては、ヘリコイド等の高級高精度のものが数あると思います。
最近、要求があり、手持ちの2インチ用の手持ちのものを集めてみました。みなさんもいろいろお持ちかもしれませんね。
ドブ等、単焦点用はとにかく低頭、左から
① ビクセンR200SS用
➁ SYNTA (R200SSと本体は、ほぼ同じ)
➂ TECTRON
④ AstrroSystems
①→④に向けて低頭のための工夫があります。
アメリカ製の➂、④はストッパー用止ネジまでよけた溝があります。④なんかハンドルをベルトで逃がしてあります。
(確か④はこちらにおいでの方のリクエストで昔、取寄せたものだったか・・・)
低頭接眼部
Re: 低頭接眼部
低頭化の問題は、筒内へのドローチューブの飛び出しで、これを回避する為に調整範囲を狭くすると、アイピースが合焦しなくなる事があります。
昔の人は良く考えたもので、2段伸縮法、つまり、粗動は手で伸ばし、合焦調節時はラック&ピニオンを使用するという事が
ありました。
当方が最初に見たのは、UNITRONの屈折鏡筒だった様な・・・。
粗動時に焦点の平行度が保てるのか・・・という素朴な疑問がありましたがどうなのでしょうか?
そういえば、反射で二段伸縮の接眼部はあまり記憶にないなぁ・・・・。
昔の人は良く考えたもので、2段伸縮法、つまり、粗動は手で伸ばし、合焦調節時はラック&ピニオンを使用するという事が
ありました。
当方が最初に見たのは、UNITRONの屈折鏡筒だった様な・・・。
粗動時に焦点の平行度が保てるのか・・・という素朴な疑問がありましたがどうなのでしょうか?
そういえば、反射で二段伸縮の接眼部はあまり記憶にないなぁ・・・・。
Re: 低頭接眼部
西村製作所の反射用は昔から2段のが多かったと思います。高校で使っていた15㎝赤道儀もそうでした。
実は、私のダウエルもそうでした。ご指摘のようにこれが曲者で、伸ばすと光軸がずれます。まっすぐ伸びないし、アイピースでたわみます。ただ、長いことにより正立プリズムやダイアゴナルプリズム+太陽投影版までつきました。
そんなこどで、低頭の目的は、昔は縮めたときに中に入り込みすぎないとかもあったかもしれませんが、
写真撮影でカメラのフランジバックの距離を稼ぐというのが目的になったと思います。そうなると、伸びなくても継げばいいので、(汚いミザールSLタイプの)写真のようなものになりました。
その後、ドブは単純に副鏡を小さくしても広視野角を得るために変わってきたとは思います。
あらためて、100SLや120SLについていたこの接眼部よくできてますよね。これで2インチが使えたらいいのですが。
ビクセンのスライド接眼部も36.4㎜より大きければとみな思ったはずです。
実は、私のダウエルもそうでした。ご指摘のようにこれが曲者で、伸ばすと光軸がずれます。まっすぐ伸びないし、アイピースでたわみます。ただ、長いことにより正立プリズムやダイアゴナルプリズム+太陽投影版までつきました。
そんなこどで、低頭の目的は、昔は縮めたときに中に入り込みすぎないとかもあったかもしれませんが、
写真撮影でカメラのフランジバックの距離を稼ぐというのが目的になったと思います。そうなると、伸びなくても継げばいいので、(汚いミザールSLタイプの)写真のようなものになりました。
その後、ドブは単純に副鏡を小さくしても広視野角を得るために変わってきたとは思います。
あらためて、100SLや120SLについていたこの接眼部よくできてますよね。これで2インチが使えたらいいのですが。
ビクセンのスライド接眼部も36.4㎜より大きければとみな思ったはずです。
プライベートメッセージです