Re: リッチー・クレチァン望遠鏡の理論(『吉田正太郎,新版 反射望遠鏡光学入門』(他))
Posted: 2026年10月24日(土) 22:55
みなさん こんにちは
このトピック(スレッド)の出発点に戻りましょう。
「リッチー・クレチァン鏡が満足すべき条件」の略図です。
※『天文アマチュアのための 新版 反射望遠鏡光学入門,2005』 p.234の図9.5 ・物点は、向かって左の無限遠にあるとする。
・物点から光軸に平行に入射した光線は、主鏡面上の点「I」で反射、
副鏡面上の点「I’」でさらに反射して光軸と「焦点」で交差。
・光軸をx軸とし、焦点を原点(0,0)とする直交座標(xy座標)を考える:
x軸は左方向を「正」方向、y軸は上方向を「正」方向とする。
・点Iの座標値は(x,y)。
・合成焦点距離を1とする。
・「主鏡面頂点と副鏡面頂点の距離」を「e」、
「副鏡面頂点と焦点の距離」を「m」、
「物点からIへの光線」と「IからI’への光線」がなす角度を「2i」、
「IからI’への光線」と「I’から焦点への光線」がなす角度を「2i’」、
「I’から焦点への光線」と光軸がなす角度を「u」、
「IからI’への距離」を「l」、 ※「L」の小文字
「I’から焦点への距離」を「ρ」 とする。
すると、アプラナート2枚鏡系の満足すべき条件は、次のとおり。
(1)は、光路長一定の条件。
u -> 0 とするとき
x -> (m-e)
ρ -> e + (m-e)
l -> e
∴
-x + ρ + l -> 2*e
(2)は、正弦条件。
(3)は、『物点からIへの光線」が光軸と平行』:
物点が無限遠の条件。
(4)は点Iのx座標の条件。ここで
ρ cos(u): 赤で示す直角三角形の底辺長、
l cos(2i): 緑で示す直角三角形の底辺長。
(5)は点Iのy座標の条件。ここで
ρ sin(u): 赤で示す直角三角形の高さ、
l sin(2i): 緑で示す直角三角形の高さ。
つぎに吉田正太郎先生は
「極座標では、非球面系の補助定理(lemma)によって...」と
「(6)」(7)を導入しています。
※よく知られた補助定理なのでしょうか?
※※このlemmaに関連するtheoremは??
※※もしかするとChrétienが、そのように記述しているのかしら?
幸いにも、この補助定理の「証明図」を見つけることができました。 Lynden-Bell, Exact optics: a unification of optical telescope designの
Fig1(b)
※検索すると、いくつか少しずつ違う「版」が見つかりますが
※Monthly Notices of the Royal Astronomical Society, Vol.334,4,
※https://academic.oup.com/mnras/article/ ... 87/1033326
※...が「本家」なのでしょうか。
この論文が、
viewtopic.php?p=3910
で触れた、「別の論文」です。 その スレッドでガラクマさんに言及していただいたのが
きっかけで(その時点で1年以上寝かせていた)「探求」を再開したのでした... ... ...
(続く)
このトピック(スレッド)の出発点に戻りましょう。
「リッチー・クレチァン鏡が満足すべき条件」の略図です。
※『天文アマチュアのための 新版 反射望遠鏡光学入門,2005』 p.234の図9.5 ・物点は、向かって左の無限遠にあるとする。
・物点から光軸に平行に入射した光線は、主鏡面上の点「I」で反射、
副鏡面上の点「I’」でさらに反射して光軸と「焦点」で交差。
・光軸をx軸とし、焦点を原点(0,0)とする直交座標(xy座標)を考える:
x軸は左方向を「正」方向、y軸は上方向を「正」方向とする。
・点Iの座標値は(x,y)。
・合成焦点距離を1とする。
・「主鏡面頂点と副鏡面頂点の距離」を「e」、
「副鏡面頂点と焦点の距離」を「m」、
「物点からIへの光線」と「IからI’への光線」がなす角度を「2i」、
「IからI’への光線」と「I’から焦点への光線」がなす角度を「2i’」、
「I’から焦点への光線」と光軸がなす角度を「u」、
「IからI’への距離」を「l」、 ※「L」の小文字
「I’から焦点への距離」を「ρ」 とする。
すると、アプラナート2枚鏡系の満足すべき条件は、次のとおり。
(1)は、光路長一定の条件。
u -> 0 とするとき
x -> (m-e)
ρ -> e + (m-e)
l -> e
∴
-x + ρ + l -> 2*e
(2)は、正弦条件。
(3)は、『物点からIへの光線」が光軸と平行』:
物点が無限遠の条件。
(4)は点Iのx座標の条件。ここで
ρ cos(u): 赤で示す直角三角形の底辺長、
l cos(2i): 緑で示す直角三角形の底辺長。
(5)は点Iのy座標の条件。ここで
ρ sin(u): 赤で示す直角三角形の高さ、
l sin(2i): 緑で示す直角三角形の高さ。
つぎに吉田正太郎先生は
「極座標では、非球面系の補助定理(lemma)によって...」と
「(6)」(7)を導入しています。
※よく知られた補助定理なのでしょうか?
※※このlemmaに関連するtheoremは??
※※もしかするとChrétienが、そのように記述しているのかしら?
幸いにも、この補助定理の「証明図」を見つけることができました。 Lynden-Bell, Exact optics: a unification of optical telescope designの
Fig1(b)
※検索すると、いくつか少しずつ違う「版」が見つかりますが
※Monthly Notices of the Royal Astronomical Society, Vol.334,4,
※https://academic.oup.com/mnras/article/ ... 87/1033326
※...が「本家」なのでしょうか。
この論文が、
viewtopic.php?p=3910
で触れた、「別の論文」です。 その スレッドでガラクマさんに言及していただいたのが
きっかけで(その時点で1年以上寝かせていた)「探求」を再開したのでした... ... ...
(続く)