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日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年9月28日(木) 16:04
by Tanko
本日、大阪の某所に立ち寄ったところ、窓際に2台の鏡筒が置かれてあったのですが、そのうちのいかにも時代がかった鏡筒が目が行ってしまいました。
鏡筒の塗装が傷んでしまって、ヒビ割れだらけ。いつ頃の製品なのか、気になってあちこち見たのですが、鏡筒の銘板とレンズセルに「No.2」の表示があるのですが、年代は不明でした。口径は100mm、焦点距離は1500mmであることはわかりました。
No.2というのが、ニコン製のこのスペックの鏡筒の2号機ということを意味しているのですかね。
以前、東京天文台で使われていたもの、らしいです。
Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年9月28日(木) 22:46
by ガラクマ
こりゃ、博物館行のお宝ですね。
ピント調整機構が見えませんが、対物レンズ移動式でしょうか?
筒が2重になっているように見えます。
実際、解体?取外した方からたどり、素性を知りたいものです。Nikonさんに直接聞いてみるのいいかもしれません。
たぶん、調べてくれると思います。
Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年9月29日(金) 10:54
by Tanko
天体望遠鏡博物館行きがその場で決定しました。
そう遠くないうちに博物館に届きますよ。
鏡筒の銘板のロゴがいつ頃使われていたのかを調べたところ、昭和25年ぐらいから使われ始めたもののようです。
様相からひょっとして戦前の製品かなと推定してましたが、どうやら古くても経70年ほどの製品のようですね。
なお、ピント調整機構は省略されているようでした。接眼部のドローチューブ抜き差しで行っていたのではないでしょうか。
あまりピント調整の必要性がない、倍率固定での使用であったのかもしれません。
Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年9月29日(金) 21:03
by (^0^)コメト
Tankoさん、皆さんこんばんは
Nikon10㎝と言えば、あのアポ鏡筒と思ってしまいます。
何を隠そう(^0^)も一時はこのアポ付きの赤道儀を所持しておりました。
見れば曇りの無い対物Lで塗装もそれなりですが、まずまず。。
これって、どんな架台に載っていたのでしょうか?(^0^?
見ればみるほど興味の尽きない望遠鏡です。(^0^8
処で、No.2とはなんでつか?
Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年10月01日(日) 22:44
by ガラクマ
この写真の望遠鏡と似てないですか?
Nikonの30㎝屈折用赤道儀に、30㎝カセとコバンザメのように寄り添う鏡筒。
Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年10月02日(月) 08:34
by Tanko
よく似てますね。鏡筒の色が現物と比べると鮮やかですが、これを経年変化で脱色したとすると、そっくりです。
どうも、これっぽいです。
がラクマさん、よくぞこんな写真を。。。
Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年10月02日(月) 11:57
by young chiech tsao
私の意見では、大きな望遠鏡の案內望遠鏡(guidingscope)に似ています。
ニコンの1960,70年代デザインは非常に一般的です。
Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年10月02日(月) 12:50
by Tanko
>ガラクマさん
写真の望遠鏡の本体、架台は天体望遠鏡博物館に展示されているものですか?
もしそうだとして、その入手経路はこの10cm屈折望遠鏡と繋がりそうですか?
Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年10月02日(月) 13:07
by Tanko
young chiech tsaoさん、こんにちは。
接眼部の微動装置を省略していて、機能的に割り切った装備となっていることから、メイン望遠鏡としてではなく、最初からサブスコープとして設計されたもののようで、珍しい製品に思えました。
日本光学の10cmを最初からサブスコープとして使うのであれば、本体はさらに大きな日本光学製の望遠鏡で、どこかの天文台で使われていたものだったのでしょう。
ガラクマさんが投稿してくれた写真は、まさにそれに合致してます。
Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)
Posted: 2023年10月02日(月) 20:52
by ガラクマ
すいません、出典元を記載するのを忘れておりました。
http://prc.nao.ac.jp/museum/arc_news/arc_news766.pdf
なぜ気が付いたかというと、以下の文書を昔作ったことがあり、引用させていただきました。
http://yumarin7.sakura.ne.jp/telbbsp/img/12308_1.pdf
身内向けの資料で、ひっそりとUPしたつもりが検索でもひっかり、思い出しました。