日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

「古スコ広場」 懐かしの望遠鏡、昔欲しかった望遠鏡、古い望遠鏡や産業を語りましょう
Tanko
記事: 12
登録日時: 2023年6月14日(水) 16:42

日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by Tanko »

本日、大阪の某所に立ち寄ったところ、窓際に2台の鏡筒が置かれてあったのですが、そのうちのいかにも時代がかった鏡筒が目が行ってしまいました。
鏡筒の塗装が傷んでしまって、ヒビ割れだらけ。いつ頃の製品なのか、気になってあちこち見たのですが、鏡筒の銘板とレンズセルに「No.2」の表示があるのですが、年代は不明でした。口径は100mm、焦点距離は1500mmであることはわかりました。
No.2というのが、ニコン製のこのスペックの鏡筒の2号機ということを意味しているのですかね。
以前、東京天文台で使われていたもの、らしいです。
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ガラクマ
記事: 378
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by ガラクマ »

 こりゃ、博物館行のお宝ですね。
ピント調整機構が見えませんが、対物レンズ移動式でしょうか?
筒が2重になっているように見えます。

 実際、解体?取外した方からたどり、素性を知りたいものです。Nikonさんに直接聞いてみるのいいかもしれません。
たぶん、調べてくれると思います。
 プライベートメッセージです
Tanko
記事: 12
登録日時: 2023年6月14日(水) 16:42

Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by Tanko »

天体望遠鏡博物館行きがその場で決定しました。
そう遠くないうちに博物館に届きますよ。
鏡筒の銘板のロゴがいつ頃使われていたのかを調べたところ、昭和25年ぐらいから使われ始めたもののようです。
様相からひょっとして戦前の製品かなと推定してましたが、どうやら古くても経70年ほどの製品のようですね。

なお、ピント調整機構は省略されているようでした。接眼部のドローチューブ抜き差しで行っていたのではないでしょうか。
あまりピント調整の必要性がない、倍率固定での使用であったのかもしれません。
(^0^)コメト
記事: 161
登録日時: 2023年6月23日(金) 14:28

Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by (^0^)コメト »

Tankoさん、皆さんこんばんは

Nikon10㎝と言えば、あのアポ鏡筒と思ってしまいます。
何を隠そう(^0^)も一時はこのアポ付きの赤道儀を所持しておりました。

見れば曇りの無い対物Lで塗装もそれなりですが、まずまず。。
これって、どんな架台に載っていたのでしょうか?(^0^?

見ればみるほど興味の尽きない望遠鏡です。(^0^8
処で、No.2とはなんでつか?
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ガラクマ
記事: 378
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by ガラクマ »

この写真の望遠鏡と似てないですか?
Nikonの30㎝屈折用赤道儀に、30㎝カセとコバンザメのように寄り添う鏡筒。
Nikon30cm三鷹.jpg
 プライベートメッセージです
Tanko
記事: 12
登録日時: 2023年6月14日(水) 16:42

Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by Tanko »

よく似てますね。鏡筒の色が現物と比べると鮮やかですが、これを経年変化で脱色したとすると、そっくりです。
どうも、これっぽいです。
がラクマさん、よくぞこんな写真を。。。
young chiech tsao
記事: 114
登録日時: 2023年7月27日(木) 11:47

Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by young chiech tsao »

私の意見では、大きな望遠鏡の案內望遠鏡(guidingscope)に似ています。

ニコンの1960,70年代デザインは非常に一般的です。
Tanko
記事: 12
登録日時: 2023年6月14日(水) 16:42

Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by Tanko »

>ガラクマさん
写真の望遠鏡の本体、架台は天体望遠鏡博物館に展示されているものですか?
もしそうだとして、その入手経路はこの10cm屈折望遠鏡と繋がりそうですか?
Tanko
記事: 12
登録日時: 2023年6月14日(水) 16:42

Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by Tanko »

young chiech tsaoさん、こんにちは。

接眼部の微動装置を省略していて、機能的に割り切った装備となっていることから、メイン望遠鏡としてではなく、最初からサブスコープとして設計されたもののようで、珍しい製品に思えました。
日本光学の10cmを最初からサブスコープとして使うのであれば、本体はさらに大きな日本光学製の望遠鏡で、どこかの天文台で使われていたものだったのでしょう。
ガラクマさんが投稿してくれた写真は、まさにそれに合致してます。
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ガラクマ
記事: 378
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: 日本光学製10cm屈折鏡筒(No.2)

投稿記事 by ガラクマ »

すいません、出典元を記載するのを忘れておりました。
 http://prc.nao.ac.jp/museum/arc_news/arc_news766.pdf

なぜ気が付いたかというと、以下の文書を昔作ったことがあり、引用させていただきました。
 http://yumarin7.sakura.ne.jp/telbbsp/img/12308_1.pdf
身内向けの資料で、ひっそりとUPしたつもりが検索でもひっかり、思い出しました。
 プライベートメッセージです
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