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ニコン(旧)6.5㎝のレストア

Posted: 2024年8月16日(金) 16:24
by ガラクマ
 ヤフオクのスレでは長くなりそうなので、こちらで引き継ぎます。
 前スレ(このあたりから→) viewtopic.php?p=2277#p2277

minoruさん。「原」さん。貴重な情報ありがとうございます。
接眼アダプターが無いことをよく御存じで。さすが、よく見てらっしゃいますね。

 だいたい、すでに持っていた架台のほうも問題ありで、合わせて不具合点は

 ① ファインダーがない・・・・初期はオプション設定なので、なくてもレストアの意味では無くてもまあ、いい。
 ② ファインダー脚はあるが、バラバラになっている
 ③ 接眼アダプターがない。(当然、接眼鏡関連、何もなし)
 ④ 赤道儀のバランスウェート軸とウェートがない
 ⑤ 取説がついているが、くっついて固着している
 ⑥ レンズあるが汚れている
 ⑦ 太陽投影版はあるが、固定できるものがない。

 ①は、先日ミザールさんで買った谷光学の2㎝6倍のがピッタリそうなので(フードを外したらも間違うかも)。
 ②は、足だけ使って、リングは作って接着材かネジを切ってくっつけようかと思ってます。

 ④は、現物を測って図面書いていたのですが、見積もり高く躊躇してました。発注のメールしました。
 ステンレスで約4000円。実はよく似ているのを持ってましたが、博物館にも同じように欠品有りなので合わせて注文。
 忠実に形を似せたものを用意予定。

 ⑤が一番どうでもいいのですが、意地になってもう水につけて2日目です。

おぉ 紙よ!

Posted: 2024年8月17日(土) 08:58
by ガラクマ
 どうでもよいひっついた取説を元に戻すところを、やってます。
実は、同機の取説は持ってるのですが、同じかどうか。表の「大丸の小島」のも気になります。

 ネットで引いても、決定的な対策はなく、乾燥に冷凍庫を使ったらいいことと湿らせることくらいしか情報がありません。
蒸気を当てるのは切手をはがすときにはやってたのですが、そんな感じではありません。ひっついてカチンコチンです。

1.初めに30分くらい水に漬け、取り出してラップをして半日くらい放置しましたが、表紙から中が透けて見えるようになりましたが、固いまま。
2.長時間水に漬けるため、紙がどうなるか、同じく固くなったペンタのパンフと一緒に沈めました。ペンタのほうは1日目でページがめくれるようになったので、冷凍庫に入れましたが、またひっついてしまいました。
3.3日目に取り出す時、重さで勝手に二つ折になっているところが離れましたが、それ以上は変化なし。
4.無理矢理剝がそうとしたら、破れたり剥がれたり、どうしようもありません。一応そのまま漬けてますが、諦めました。

小ネタを、はさみました。

Re: ニコン(旧)6.5㎝のレストア

Posted: 2024年8月21日(水) 17:46
by ガラクマ
 まあ、忘れたころにぼちぼちとやってます。
まず、接眼部は某所からΦ36㎜→31.7㎜を調達し完了? ちょっときつく押し込んだら抜けなくなりましたが、まあOK。
 接眼部の固定ネジもありません。実用的には不要ですが、まあ飾りに付けておいた方がと計ると旧JIS/4㎜。このローレットネジなんかは売ってないと思いますが、作れそうなのでまたご紹介します。

 次に対物レンズですが、「1円」のガルバニック腐食のお話と同じで、止ネジを外しても動く感じがしません。
ただ、止ネジは1本なので、たぶんネジが切ってあるのでしょう? 前回のように接眼部から棒を突っ込んで突き飛ばすようなことはできそうにもありません。ただ、そこが外れなくてもレンズは外せそうと、前からアタックしてるのですが、すべて固く動きません。
 セルのふち、フードを止めるところが歪んでるところを見ると、ストレスもかかっているのでしょうね。ちなみにフードもありません。
5-56DXを吹き付けて、まずはここまで。

 ちなみに、セルの止ネジは旧JIS/2.3㎜。N先生曰く、相当手に入りにくいらしいのですが、小さいのでなくしそう。
大体、当時のネジはマイナスで、溝が今より狭く、2手くらい小さなドライバーしか入りません。かじりそうでもあります。

Re: ニコン(旧)6.5㎝のレストア

Posted: 2024年9月06日(金) 20:17
by ガラクマ
 レンズやっと外れました。それをみて他でも話していたのですが、手が込んでいます。
 この望遠鏡は錫箔のところ3点だけを、クッション性がある薄い真鍮製のリングの突起で押し、そのリングを筒先から真鍮リングで締め付けます。締め付けリングを回しても、レンズの接しているリングは回りません。

 真鍮製のリングにクッション性をもたせるために、錫箔を押す突起の上に、スリットを入れております。
こだわりが見えます。確か8㎝も凝ったセルだったような。
昭和25年からの機種ですが、大正時代からのドイツの技術でしょうか。