1. スパイダー副鏡セル部・・・
大変申し訳無いですが、言われていることが良く解らないです。
カセタイプでトップリングの存在しない構造の望遠鏡は他にも存在しているように
思います。
2. 副鏡裏面を反射面とした凸双曲面のダブルパスヌルテスト・・・
すみませんがこちらも良く解らないですが、
副鏡単体で球面収差ゼロとなる状態は裏面反射を使っても存在しないのでヌルテストは
出来ないと思います。
裏面反射で凸双曲面を凹双曲面の影にすることは出来るのでフーコーゾーンテストは
可能になります。初期の副鏡単体の整形はこのテスト方法で実施する訳です。
昔の方法で凹面テスターを造って凸鏡をフリンジテスト実施というのが有りますが、
この方法では上手く行かないということが常説になりつつあるようです。
全体のテストですが、
私は、カセタイプは、望遠鏡全体でダブルパスヌルテストを実施して整形しないと
性能保証は(ミラー製造業者で)出来ないと考えています。
(平面鏡が無い場合は実星像によるシングルパスヌルでも良いですがあまり現実的では
無いですね。岡山の某業者はこの方法で保証しているようですが)
なお、この望遠鏡は、コレクターを取り外した状態では設計的に球面収差が
有るのですが、
球面収差ゼロとなる面間隔条件を見つけてその状態にシフトした状態の
テストとすることで、
ダブルパスヌルテストを実施~シフト条件での性能保証をしてもらうことが
出来たということです。
それではコレクターも付けた本当の最終形態ではどうなのかかというと、
私が実星像を見て(=シングルパスヌルテスト)
面間隔調整を実施して最終望遠鏡状態を完成させたということです。
(まだまだ調整中で、未完成だと言い続けていますが)
3. 温度によるピント変化問題
これは有るものだと思っているので都度ピント調整を行なえば良いと思っています。
以上です。いかがでしょうか。
自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
Re: 自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
Abbebeさん こんにちは
丁寧な回答、ありがとうございます。
「カセタイプでトップリングの存在しない構造の望遠鏡」としては
Dilworthのもの(https://www.pinterest.com/pin/694187730042102718/)
などは知っていますが少ないと思います。※通常の円筒鏡筒は別として。
「ロンキーテストの教科書ないですか」でLinfさんが紹介されている
「 Optical Shop Testing Third Edition」の
「12.5 TESTING OF CONVEX HYPERBOLOIDAL SURFACE」に概要があるのですが
この中で参照している「 Parks and Shao(1988)」のpdfが入手できます:-
https://www.researchgate.net/publicatio ... ry_Mirrors
※(厳密なnull testではないが)
For smaller amateur telescopes, ... one of the most powerful and practical available
だそうです。
※まだ少しつづきます。しかし投稿できるのは、週末になると思います。
丁寧な回答、ありがとうございます。
「妄想」をそのまま文章にしてしまいました。申し訳ありません。Abbebe さんが書きました: 大変申し訳無いですが、言われていることが良く解らないです。
カセタイプでトップリングの存在しない構造の望遠鏡は他にも存在しているように思います。
「カセタイプでトップリングの存在しない構造の望遠鏡」としては
Dilworthのもの(https://www.pinterest.com/pin/694187730042102718/)
などは知っていますが少ないと思います。※通常の円筒鏡筒は別として。
「M」 さんが書きました: ※副鏡裏面を鏡面とした「凸双曲面のダブルパスヌルテスト」かな、と考えていました。
それがですね、「副鏡単体で球面収差が『十分に小さい』状態を実現できるというのです。Abbebe さんが書きました:
副鏡単体で球面収差ゼロとなる状態は裏面反射を使っても存在しないのでヌルテストは
出来ないと思います。
「ロンキーテストの教科書ないですか」でLinfさんが紹介されている
「 Optical Shop Testing Third Edition」の
「12.5 TESTING OF CONVEX HYPERBOLOIDAL SURFACE」に概要があるのですが
この中で参照している「 Parks and Shao(1988)」のpdfが入手できます:-
https://www.researchgate.net/publicatio ... ry_Mirrors
※(厳密なnull testではないが)
For smaller amateur telescopes, ... one of the most powerful and practical available
だそうです。
「こだわるところには、こだわる」「わりきるところは、わりきる」と理解しました。※よいですね!Abbebe さんが書きました: 3. 温度によるピント変化問題
これは有るものだと思っているので都度ピント調整を行なえば良いと思っています。
※まだ少しつづきます。しかし投稿できるのは、週末になると思います。
最後に編集したユーザー 「M」 [ 2024年1月28日(日) 23:18 ], 累計 1 回
Re: 自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
「M」さん、副鏡ヌルテストの件、御教示いただきましてどうも有難う御座います。
それから温度変化の件ですが割り切っている訳では無いので方法のアイデア等お持ちであれば
こちらについても是非御教示いただければと思います。
よろしくお願いします。
それから温度変化の件ですが割り切っている訳では無いので方法のアイデア等お持ちであれば
こちらについても是非御教示いただければと思います。
よろしくお願いします。
Re: 自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
続きです。
ベランダと部屋内との望遠鏡の出し入れですが、
途中の段差を問題無く越えることが出来るように木製のレールを作成し、4台連結パレットに乗せた望遠鏡全体を
移動させています。
これは、サンダーバード2号発進のイメージですね!
ということで私はサンダーバード2号発進システムと呼んでいます!
赤道儀駆動のシステムですが、
今のところ、CGX赤道儀のドライバーをASCOM経由で
星図ソフトCartes du Ciel(CdC)に接続して自動導入を行っています。
加えてプレートソルビングソフトAll Sky Plate SolverをSharp Cap Pro. で操作して
プレートソルビングを行っています。
×0.69 レデューサーとZWO ASI294MCによる
f1,970mm1:6.6 画角:33‘×23’ 対角40‘ の状態で、
プレートソルビングはなんとかほぼ成功しています。
ガイドシステムですが、
ガイドスコープSvBONY製φ60mmf240mmにPlayerOne Ceres-M(モノクロカメラ)、
PHD2にてf1,970mm+ZWO ASI294MCによるDSO撮影時のオートガイドを実施しています。
以上です。
他の皆様からも、御質問、御指摘等、有りましたら是非コメントをいただければと思います。
ベランダと部屋内との望遠鏡の出し入れですが、
途中の段差を問題無く越えることが出来るように木製のレールを作成し、4台連結パレットに乗せた望遠鏡全体を
移動させています。
これは、サンダーバード2号発進のイメージですね!
ということで私はサンダーバード2号発進システムと呼んでいます!
赤道儀駆動のシステムですが、
今のところ、CGX赤道儀のドライバーをASCOM経由で
星図ソフトCartes du Ciel(CdC)に接続して自動導入を行っています。
加えてプレートソルビングソフトAll Sky Plate SolverをSharp Cap Pro. で操作して
プレートソルビングを行っています。
×0.69 レデューサーとZWO ASI294MCによる
f1,970mm1:6.6 画角:33‘×23’ 対角40‘ の状態で、
プレートソルビングはなんとかほぼ成功しています。
ガイドシステムですが、
ガイドスコープSvBONY製φ60mmf240mmにPlayerOne Ceres-M(モノクロカメラ)、
PHD2にてf1,970mm+ZWO ASI294MCによるDSO撮影時のオートガイドを実施しています。
以上です。
他の皆様からも、御質問、御指摘等、有りましたら是非コメントをいただければと思います。
Re: 自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
Abbebeさん こんにちは
※また、しばらく投稿できなくなってしまうかもしれませんので...
「小ネタ」を1つ:-
ずいぶん前のこと、CarbonFRPだと線膨張率がアルミの1/10以下に出来ると聞いて、
安いパイプの調達先を探したことがありました。結果は...
ウィンドサーフィンで使う「マスト」と、アーチェリーの「矢柄」でした。
※今では事情が変わって、もっと良い(安い)素材があるのかも。また、本来の目的と外れた使い方には問題があるのかもしれませんが詳しい方(:-)の御意見をいだだきたいと思います。
「10S」「10M」などの単位はなんでしょう? ([本/mm]?)
スポットダイヤグラムの「DFP」、「Def」は何の意味でしょう?
また「Ximg」「Yimg」の単位はなんでしょう? (MTFグラフの 横軸の単位と同じだと思うのですが。)
撮影された天体は、M27,NGC891,NGC253,NGC7331...でしょうか?
右上がホントに NGC253だとすると、南側の視界も良好 = いいですね。
右下の天体は、わかりません。(周辺減光のようすからすると、他より視野が狭い?)
※スポットダイヤグラムで口径食の具合も評価できるのですね。
--
以上よろしくおねがいします。
いろいろ考えてはいますが整理できていないので、追々機会があれば紹介いたします。しかしながら、Abbebe さんが書きました: ...温度変化の件ですが割り切っている訳では無いので方法のアイデア等お持ちであれば...
※また、しばらく投稿できなくなってしまうかもしれませんので...
「小ネタ」を1つ:-
ずいぶん前のこと、CarbonFRPだと線膨張率がアルミの1/10以下に出来ると聞いて、
安いパイプの調達先を探したことがありました。結果は...
ウィンドサーフィンで使う「マスト」と、アーチェリーの「矢柄」でした。
※今では事情が変わって、もっと良い(安い)素材があるのかも。また、本来の目的と外れた使い方には問題があるのかもしれませんが詳しい方(:-)の御意見をいだだきたいと思います。
MTFグラフの 横軸の単位はなんでしょう? (視野中心からの[mm]? [arcmin]?)Abbebe さんが書きました: レデューサーは...望遠レンズ的収差補正ということなので、設計値のMTF曲線、スポットダイヤグラム等を示します。
「10S」「10M」などの単位はなんでしょう? ([本/mm]?)
スポットダイヤグラムの「DFP」、「Def」は何の意味でしょう?
また「Ximg」「Yimg」の単位はなんでしょう? (MTFグラフの 横軸の単位と同じだと思うのですが。)
※「発進」の際は(ヤシ?の並木ではなく)両引きの窓が開くわけですね。Abbebe さんが書きました: ベランダと部屋内との望遠鏡の出し入れですが、
途中の段差を問題無く越えることが出来るように木製のレールを作成し、4台連結パレットに乗せた望遠鏡全体を移動させています。
撮影された天体は、M27,NGC891,NGC253,NGC7331...でしょうか?
右上がホントに NGC253だとすると、南側の視界も良好 = いいですね。
右下の天体は、わかりません。(周辺減光のようすからすると、他より視野が狭い?)
※スポットダイヤグラムで口径食の具合も評価できるのですね。
※プレートソルビングは「(小惑星などの)位置測定のため『plate constants』(乾板定数)を求める作業」と思っていましたが、ちょっと意味合いが違うようですね。Abbebe さんが書きました: f1,970mm1:6.6 画角:33‘×23’ 対角40‘ の状態で、プレートソルビングはなんとかほぼ成功しています。
--
以上よろしくおねがいします。
Re: 自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
「M」さん、皆様、こんにちは、
1. パイプ材料についてはまだまだ継続検討中ということで、良い物があれば採用したいと考えています。
よろしくお願いします。
パイプの交換が簡単に出来ることがこの構造の特徴だとも思っています。
実は以前パイプ部をぶつけて変形させた時に単独1本のみを交換することで修理出来ました!
2. MTFグラフですが、
横軸は像高=中心からの距離(mm)です。最大12.0mmまで評価しており、
フォーサーズ対応ということになります。
10,20、30,40の数字は、
空間周波数 本ペア/mm(ミリメートル当り白黒1ペアの本数)
S:サジタル方向(円周方向の信号、放射方向の縞チャート対応)
M:メリジオナル方向(放射方向の信号、円周方向の縞チャート対応)
MTFには幾何光学的MTFと波動光学的MTFとが有りますが、
今回は幾何光学的MTFの方です。
MTF値表示について、実は私にはちょっと持論が有るのでまたこの会議室に詳しい内容を投稿させていただきたいと
考えています。
スポットダイヤグラムについてですが、
DEPはスポットを描いた評価ピント位置で、3箇所評価しています。
0DEPはベストピント位置、
-2DEPは0.1mm×Fだけ内側へデフォーカスした状態(内像に対応)
+2DEPは0.1mm×Fだけ外側へデフォーカスした状態(外像に対応)
Defはべスピンの0DEP位置についての詳細で、ガウス像面(近軸ピント位置)からのデフォーカス量であり、
今回は-0.040mmの位置ということです。
この位置はMTF値算出にも適用されています。
Ximg、Yimgはそのとおり像高(mm)です。偏芯を与えていない場合はX方向とY方向は90°回転しただけの
同形状のスポット形状になるので今回はY方向のみ、中心(0.0mm)を含めた5像高(最大像高12.0mmまで)について
評価しています。
3. 発進時、実は残念ながら窓(サッシ)を一旦取り外す必要が有るのです。
4. 正解です!最後の天体はかみのけ座のM100です。
周辺光量比の算出にはスポット(数)が使用される訳です。
5. プレートソルビングは星図データによってフィードバックを行う自動導入ですね。
以上、よろしくお願いします。
1. パイプ材料についてはまだまだ継続検討中ということで、良い物があれば採用したいと考えています。
よろしくお願いします。
パイプの交換が簡単に出来ることがこの構造の特徴だとも思っています。
実は以前パイプ部をぶつけて変形させた時に単独1本のみを交換することで修理出来ました!
2. MTFグラフですが、
横軸は像高=中心からの距離(mm)です。最大12.0mmまで評価しており、
フォーサーズ対応ということになります。
10,20、30,40の数字は、
空間周波数 本ペア/mm(ミリメートル当り白黒1ペアの本数)
S:サジタル方向(円周方向の信号、放射方向の縞チャート対応)
M:メリジオナル方向(放射方向の信号、円周方向の縞チャート対応)
MTFには幾何光学的MTFと波動光学的MTFとが有りますが、
今回は幾何光学的MTFの方です。
MTF値表示について、実は私にはちょっと持論が有るのでまたこの会議室に詳しい内容を投稿させていただきたいと
考えています。
スポットダイヤグラムについてですが、
DEPはスポットを描いた評価ピント位置で、3箇所評価しています。
0DEPはベストピント位置、
-2DEPは0.1mm×Fだけ内側へデフォーカスした状態(内像に対応)
+2DEPは0.1mm×Fだけ外側へデフォーカスした状態(外像に対応)
Defはべスピンの0DEP位置についての詳細で、ガウス像面(近軸ピント位置)からのデフォーカス量であり、
今回は-0.040mmの位置ということです。
この位置はMTF値算出にも適用されています。
Ximg、Yimgはそのとおり像高(mm)です。偏芯を与えていない場合はX方向とY方向は90°回転しただけの
同形状のスポット形状になるので今回はY方向のみ、中心(0.0mm)を含めた5像高(最大像高12.0mmまで)について
評価しています。
3. 発進時、実は残念ながら窓(サッシ)を一旦取り外す必要が有るのです。
4. 正解です!最後の天体はかみのけ座のM100です。
周辺光量比の算出にはスポット(数)が使用される訳です。
5. プレートソルビングは星図データによってフィードバックを行う自動導入ですね。
以上、よろしくお願いします。
Re: 自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
Abbebeさん こんにちは
ご回答、ありがとうございました。
わたしの質問は、これにて一区切りとさせていただきます。
組み上げ、光軸調整、(特に)面間隔調整についても(ゆるゆると/差し支えない範囲で)、
ご紹介いただけることを楽しみにしております。
ご回答、ありがとうございました。
わたしの質問は、これにて一区切りとさせていただきます。
組み上げ、光軸調整、(特に)面間隔調整についても(ゆるゆると/差し支えない範囲で)、
ご紹介いただけることを楽しみにしております。
Re: 自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
いつの間にか閲覧数は3000件を超えているようで、皆様に多く見ていただけていることについて感謝申し上げます。
今回は面間隔調整に関係する秘密兵器を紹介させていただきます。
いわゆるハルトマンテストマスクなのですが、星像ハルトマンテストはシングルパスロンキーテストと逆投影の関係にあり、ロンキーテスト同様デフォーカス状態の並びの曲がり状態を見ることによって球面収差の横収差量を直接読み取ることが出来ます。
反射鏡間隔の変化量に対応する球面収差の変化量が分かっているのでどちらへどれだけ移動すれば良化するかが明確に分かる訳です。
ズバリ、光学シミュレーションソフトによるスポットダイヤグラムのポイント配置設定と同様のハルトマンマスクのポイント配置とすることによって面間隔誤差発生状態のスポット状態を忠実にシミュレーションすることが可能になる訳です。
ハルトマンテストやロンキーテストは完成している望遠鏡の性能を評価する為に実施するイメージがありますが、2個以上のエレメントから成り、調整を必要とするような方式の望遠鏡における調整~性能出しの為には有用ですね。
今回は面間隔調整に関係する秘密兵器を紹介させていただきます。
いわゆるハルトマンテストマスクなのですが、星像ハルトマンテストはシングルパスロンキーテストと逆投影の関係にあり、ロンキーテスト同様デフォーカス状態の並びの曲がり状態を見ることによって球面収差の横収差量を直接読み取ることが出来ます。
反射鏡間隔の変化量に対応する球面収差の変化量が分かっているのでどちらへどれだけ移動すれば良化するかが明確に分かる訳です。
ズバリ、光学シミュレーションソフトによるスポットダイヤグラムのポイント配置設定と同様のハルトマンマスクのポイント配置とすることによって面間隔誤差発生状態のスポット状態を忠実にシミュレーションすることが可能になる訳です。
ハルトマンテストやロンキーテストは完成している望遠鏡の性能を評価する為に実施するイメージがありますが、2個以上のエレメントから成り、調整を必要とするような方式の望遠鏡における調整~性能出しの為には有用ですね。
Re: 自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
いろいろ興味深いお話を、ありがとうございます。
難しい話にはなかなかついていけませんが、前からの話で気になっていることがあります。
通常、対重量比で剛性を上げようとするとトップリングがあるほうが合理的とは思います。
あえてトップリングを設けないのは、セルリエトラス構造とするため、剛性計算をしているのだと思い、たぶん「M」さんもその辺をお聞きしたかったのかと思っておりました(違いますでしょうか?)。
今回の元からの副鏡、ハルトマンテストマスク含めこの程度のものを筒先に乗せてもたわみは問題ないということで、よろしいでしょうか。
難しい話にはなかなかついていけませんが、前からの話で気になっていることがあります。
通常、対重量比で剛性を上げようとするとトップリングがあるほうが合理的とは思います。
あえてトップリングを設けないのは、セルリエトラス構造とするため、剛性計算をしているのだと思い、たぶん「M」さんもその辺をお聞きしたかったのかと思っておりました(違いますでしょうか?)。
今回の元からの副鏡、ハルトマンテストマスク含めこの程度のものを筒先に乗せてもたわみは問題ないということで、よろしいでしょうか。
プライベートメッセージです
Re: 自作φ300mmCRC(コレクテッドリッチークレチアン)望遠鏡
トップリングレス構造についての御指摘どうも有難う御座います。
実はこれまで複数の方からトップリングレスに対する指摘をいただいたという事実は確かに有ります!
トップリングレスにした理由はトップ部の軽量化です!
以前にも説明しましたようにトップリングが無いといわゆるスパイダー調整(副鏡のラジアル(センタリング)調整)が出来ない(結果的に)のですがこれは接眼筒一体ユニットをチルト(スケアリング)調整可能とすることで結果が同等となる調整が可能です。
また、セルリエトラス構造はトップリングが存在しないと構成不可能なのですが、トップリング部と主鏡部の2箇所が同じラジアル方向たわみ量となるこことで初めて成立する仕組みであって、トップリング部のみのトラスであれば姿勢差によるディセンターは発生してしまうので殆ど意味を成さないと考えます。
(但しニュートン式ではトップリング部のみトラスの意味は有ると考えています)
今回セルリエトラス構造には出来なかったということでトップリングレス構造は可能で有り、少しでもトップ部を軽量化すべきと考えた構成であり、結果的にも軽量化出来たと判断しています。
以上、
私はこれ以上のことは解らないです。
なお、ハルトマンテストマスク以外にも何種類かの絞りマスクや副鏡フード部の何種類かの掩蔽率変更マスク等についても作成~取付によるテスト等実施していますが厚紙製の軽い物なので光軸状態変化について実用上の問題はまず無いですね。
カセタイプの光軸はニュートン式とは本質的に異なる不良発生の仕方(星像的に)となるのですが、その辺の内容についてもまたこのスレッドで報告出来ればと考えています。
実はこれまで複数の方からトップリングレスに対する指摘をいただいたという事実は確かに有ります!
トップリングレスにした理由はトップ部の軽量化です!
以前にも説明しましたようにトップリングが無いといわゆるスパイダー調整(副鏡のラジアル(センタリング)調整)が出来ない(結果的に)のですがこれは接眼筒一体ユニットをチルト(スケアリング)調整可能とすることで結果が同等となる調整が可能です。
また、セルリエトラス構造はトップリングが存在しないと構成不可能なのですが、トップリング部と主鏡部の2箇所が同じラジアル方向たわみ量となるこことで初めて成立する仕組みであって、トップリング部のみのトラスであれば姿勢差によるディセンターは発生してしまうので殆ど意味を成さないと考えます。
(但しニュートン式ではトップリング部のみトラスの意味は有ると考えています)
今回セルリエトラス構造には出来なかったということでトップリングレス構造は可能で有り、少しでもトップ部を軽量化すべきと考えた構成であり、結果的にも軽量化出来たと判断しています。
以上、
私はこれ以上のことは解らないです。
なお、ハルトマンテストマスク以外にも何種類かの絞りマスクや副鏡フード部の何種類かの掩蔽率変更マスク等についても作成~取付によるテスト等実施していますが厚紙製の軽い物なので光軸状態変化について実用上の問題はまず無いですね。
カセタイプの光軸はニュートン式とは本質的に異なる不良発生の仕方(星像的に)となるのですが、その辺の内容についてもまたこのスレッドで報告出来ればと考えています。