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カンコーCG型

Posted: 2024年1月15日(月) 15:32
by ガラクマ
 天体望遠鏡博物館のカンコーCG型を持ち帰り、メンテしています。

ブログがないので、せっかくなので記録としてこちらにUPさせていただきます。
カンコーCG型については、前の古スコ広場においてもご紹介させていただきましたが、あらためて簡単にご紹介いたします。
カタログの通り、カセグレンとグレゴリー式の切り替えができる望遠鏡です。
反射望遠鏡ですが、リサイクルショップのニュートン反射の写真ではありませんが、地面を見ているのではなく、接眼部が低い位置にあるのが普通です。

切替は正立/倒立の切り替えにもなりますが、焦点距離の変化を目的としているのか、そのように宣伝しています。

国内用は15㎝ですが、海外向けでは20㎝もあったようです。

Re: カンコーCG型

Posted: 2024年1月15日(月) 15:54
by ガラクマ
 この望遠鏡、カセグレン/グレゴリー式切り替えもさることながら、鏡筒内の斜鏡で光路を折り曲げて外に出しているところも特徴的です。
 以前にも話題にもしましたが、カルバーの長焦点ニュートンなんかも、あとで改造したのか、副鏡をカセ用に切り替えて折り返し、主鏡の前で同様に筒外に斜鏡で光路を取り出し、筒のおしりの方から覗いていたようです。
光路的には同じですが、カルバーとかの場合、主鏡はそのままで、斜鏡&サポーター(+接眼部)を追加したようですが、このCG型は主鏡に穴をあけ、そこから斜鏡を突き出しております。
 主鏡に穴をあけるのでしたら、普通のカセグレンのように、その穴から光路を出して覗いてもいいですし、天頂ミラー(orプリズム)で曲げてもいいとは思います。写真を撮る時もちょっと不便なような気もしますし、メリットは何だったのでしょうか?
皆さん想像できますか?

Re: カンコーCG型

Posted: 2024年1月15日(月) 16:08
by ガラクマ
 今日の作業ですが、グレゴリーの副鏡ミラーはきれいそうに見えたので(外すとめんどくさそう)、そのまま置いといて、他の鏡を取り出して洗浄してみました。
カビとともに、なんかくすんでいます。メッキに出します。

主鏡の裏ですが、初めて見ました。カンコーさんのミラーのケガキです。

Re: カンコーCG型

Posted: 2024年1月16日(火) 22:29
by 「原」
接眼部の位置ですが、もう少し筒先側に配置すれば、Fを明るめにして、副鏡による拡大率を小さい条件でも筒外に焦点位置を引き出せるメリットがあります。
でも、カンコーの製品は図面で見る限りメリットない位置です。
となると、通常の位置より覗き口が高い位置に出るので架台や三脚が低い位置でも覗きやすくできる。通常の架台の流用できる部品が増える。特に上下微動棒の操作は通常のカセグレン系だと架台の構造を屈折用に近づけないと操作しにくいが、カンコーの構造だと、架台の右か左の側に立って(ニュートン反射のような立ち位置で)上から覗いて手が届くと思います。特に上下微動棒のクランプは普通のカセグレンの接眼部位置からだと手が届かない。そんなところじゃないかなあ??

Re: カンコーCG型

Posted: 2024年1月16日(火) 22:37
by 「原」
おっと付け足しです。そうなるとファインダーの位置が悪いんですよね。筒先側につけたほうが使いやすそう。

Re: カンコーCG型

Posted: 2024年1月17日(水) 12:46
by いっかくじゅう
ファインダーを筒先寄りにすると、上下のバランスが悪くなる(前が重くなる)のかもしれません。

Re: カンコーCG型

Posted: 2024年1月17日(水) 21:30
by ガラクマ
 私なら、せっかくなのでナスミスではないですが、耳軸のすぐ近く(横にしてすぐ上)に出して、方向によって見口があまり動かないようにしたいですね。
ファインダーも、接眼部のすぐ上で。