ページ 1 / 1
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
Posted: 2023年9月28日(木) 23:22
by ガラクマ
なるほど。
ここで気になるのが、ケンコーも確か30~31㎜くらいのねじ込みがあるドロチューブを使っていたと思います。
ビクセン、ミザールにもあったとおもいますが、何か理由があるのでしょうか。
Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ
Posted: 2023年9月29日(金) 07:02
by 青色つきこ
みなさま、こんにちわ。
ガラクマさま、アストロ光学(株)、アストロ光学工業(株)のアイピースリストの変遷はとても有益ですねぇ。
ケンコーは30.5mm径です。
因みに、アストロ光学(株)のアストロ天体望遠鏡S5 (私のはTASCO 60)はドローチューブ径は36.4mmです。
スペシャルラムスデンのネーミングは、アストロ光学(株)が起源ではないかと考えています。
中野繁、四季の観測、誠文堂新光社、1957には当時市販されていた天体望遠鏡・接眼鏡リストが付されています。
その中に、アストロ光学(株)ではラムスデンの特殊型5種を市販している旨が記されています。
特殊(スペシャル)の意味をどう解釈するか、レンズ形状・構成なのか。
小島修介氏は、ちゃんと作られたラムスデンは有益な旨を別に述べており、当時ラムスデンが自作用または一段低く
評価されていたことを考えると、しっかりと作られたラムスデンであることをアピールしたかったのではないでしょ
うか。
次いでですが、アストロ光学(株)はバローレンズも市販していました。
佐伯恒夫氏は、天界に掲載された記事の中でアストロ光学(株)がバローレンズの市販化を進めている旨を
記していましたし、中野氏の上述のリストにも記されています。
追記:佐伯氏の記事
「最近、月面課幹事の小島修輔氏が同氏の会社でバーロー・レンズを設計試作し始めたとの報を受け、大いに
喜んで居る。若し、希望の方が有れば下記に問合せられ度い。
東京都豊島区要町3丁目30 アストロ光学株式会社 小島修輔氏」 (「天界」1956年7月号)