アストロ光学/光学工業の接眼レンズ

「古スコ広場」 懐かしの望遠鏡、昔欲しかった望遠鏡、古い望遠鏡や産業を語りましょう
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ガラクマ
記事: 713
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ

投稿記事 by ガラクマ »

 なるほど。
 ここで気になるのが、ケンコーも確か30~31㎜くらいのねじ込みがあるドロチューブを使っていたと思います。
ビクセン、ミザールにもあったとおもいますが、何か理由があるのでしょうか。
 プライベートメッセージです
青色つきこ
記事: 127
登録日時: 2023年6月12日(月) 23:44
お住まい: 日本/Japan

Re: アストロ光学/光学工業の接眼レンズ

投稿記事 by 青色つきこ »

みなさま、こんにちわ。
ガラクマさま、アストロ光学(株)、アストロ光学工業(株)のアイピースリストの変遷はとても有益ですねぇ。

ケンコーは30.5mm径です。
因みに、アストロ光学(株)のアストロ天体望遠鏡S5 (私のはTASCO 60)はドローチューブ径は36.4mmです。

スペシャルラムスデンのネーミングは、アストロ光学(株)が起源ではないかと考えています。
中野繁、四季の観測、誠文堂新光社、1957には当時市販されていた天体望遠鏡・接眼鏡リストが付されています。
その中に、アストロ光学(株)ではラムスデンの特殊型5種を市販している旨が記されています。
特殊(スペシャル)の意味をどう解釈するか、レンズ形状・構成なのか。
小島修介氏は、ちゃんと作られたラムスデンは有益な旨を別に述べており、当時ラムスデンが自作用または一段低く
評価されていたことを考えると、しっかりと作られたラムスデンであることをアピールしたかったのではないでしょ
うか。

次いでですが、アストロ光学(株)はバローレンズも市販していました。
佐伯恒夫氏は、天界に掲載された記事の中でアストロ光学(株)がバローレンズの市販化を進めている旨を
記していましたし、中野氏の上述のリストにも記されています。

追記:佐伯氏の記事
「最近、月面課幹事の小島修輔氏が同氏の会社でバーロー・レンズを設計試作し始めたとの報を受け、大いに
 喜んで居る。若し、希望の方が有れば下記に問合せられ度い。
 東京都豊島区要町3丁目30 アストロ光学株式会社 小島修輔氏」 (「天界」1956年7月号)
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