還暦aさん
>300mm近い口径の対物レンズをお持ちなのでしょうか?
そうなんです。この写真のマクストフです。

口径が254mmで、先にリンクを張ったローア氏のテストしていた200mmのインテス鏡筒のひとつ上のものです。
コンストラクションは寸法以外同一です。重量25㎏あります。メニスカスの厚さが25mmくらいあるのでフロントもヘビーです。
>大口径の平面の基準面が必要なのは変わらず、同じ径の平行光を作らねばならないので簡単ではないですね。
全くそのとおりです。
鏡筒の精度は、1/6から8くらいで上がっているようなので、オプチカルフラットは1/10から12くらい本当は欲しいところです。基準凹面鏡は、1/20以上となってますね。
ということで、レーザー以外が物凄く高価なんですよね。それに重たいし、扱いが大変。
ロシアの人は、全部アッセンブルしてケースに入れてました。
裸よりそのほうが良いですね。
>同じ径の平行光を作らねばならないので簡単ではないですね。
裸だと微調整が確実に出来る構台を組まないとならないので、大変です。
ゴニオステージも組み入れて。そのあたりは中古になると思いますが。
一般的に数時間アジャストにかかるようですね。場合によっては丸一日とか。
>干渉計の光路差をレーザーの共振器長(レーザの長さより少し短い)の半分の整数倍にすることでコントラスト低下を防ぐことができます。
>干渉性が良いレーザーを使うのが一般的です。
なるほど、納得です。確かに整数倍なのは、こういうところでもそうですよね。
ローア氏はトワイマングリーンのほうがコントラストは高くできる、と書いてますね。
>設置場所の問題が出てきます。
私の場合、ガレージしかないです。
小屋裏も結構広くあるのですが、楊重するのがたいへんなので、ガレージになりますね。
それとも一部屋、これを置いて専用にするか。
そもそも光学系の調整をしないといけなくなったのは、前の所有者が、望遠鏡の修理で有名な某氏に依頼したためでした。
そこでとんでもない修理をされて、狂ってしまっていたんですよ。
分解してみたらあきれるほどの素人仕事で、目が点になってしまいました。
実は、以前にもこの某氏が修理したという、タカハシの中古蛍石90F三枚玉を入手したのですが、エレメントを組み間違えて酷く収差が出ていました。
販売店がタカハシに送って見てもらったら、「これは商品として修理は出来ません。」と酷く怒っていたそうでした。
とりあえず、工場に残っていたエレメントと差し変えて再組立てしたそうですが、
組み合わせ調整の余地がもうなかったので、「高橋の製品として再販売はしてくれるな。」というキツイ但し書きがついたとのことです。
みなさん、修理はメーカーか計測装置を持っている会社の体を成しているところに、に出しましょう。
個人でやっているところはダメです。名人なんて居ませんから。
そもそもインターフェロメーター持ってないし。
とりあえず光軸は、レーザーアライメントでだいたいのところまではリカバリーできています。
失われていたシムの類も代替のものも用意しました。何故あれを取り去るのか理解できなかったです。
でも三枚のミラーや補正版の回転方向の組み合わせ調整が出来ない。
オプチカルフラットがあれば、カットアンドトライでそれなりには出来るのかもしれませんが。
(昭和時代の望遠鏡屋さんは、そのやり方でやっていたようですね。)

日本版の鏡筒は黒塗装だったのですが、ロシア版と同じグレーに塗り替えました。
黒を剥いでみると、その色が現れたので、塗装屋さんに調合してもらいました。
惑星を撮影したり、眼視で見る分にはこの画像のようにあまり気付かないのですが、

星の写真を撮影すると、微かにコマが現れ、円盤像も少し砲弾型になります。

これだと極限等級も落ちてしまうし、PSFも正しく出ないので、それをなんとかしたいというのが懸案事項です。
もうひとつ気が付いたのは、レデューサーを使うとストレーライトのゴーストが現れたこと。
これはアストロフィジックスのものを流用したのですが、設計はリカルディ氏なんだろうと考えています。
レデューサー無しでフルサイズで撮影すると、拡大率が落ちるのもあって星像の変形は目立たなくはなります。
像面はフラットでした。光学系のスケアリングは許容値に入っているようです。
F12.5もあるので当然かもしれませんが。
このあたりは、ルマークタイプのマクストフならではだと思います。
こんな状況なので、ここしばらくシリアスに撮影する気分になれないのが問題です。