原さん
ゴーストって難物で、いくつかの計算だけでは全てのゴーストを網羅出来ないですからね。
あの角度だといいけれど、この角度だとダメとか。
あるいは全体に拡散するゴーストなら気にならないけど、画面の特定の場所に小さく強く現れると気になるとか。
しかも絞るとかえって悪化する場合もあるし。(笑
あるカメラメーカーは、それを逆手にとって、都合の良い比較写真を挙げて特殊な反射膜効果をアピールしました。
それが嵌って莫大な信者を生み出しました。
メーカーの名前は言いません。(笑
ここのサイトに実写した結果が公開されているので、いつも参照しています。
無駄な出費を抑えるために。
https://www.the-digital-picture.com/Rev ... nsComp=615
ペンタックスもキャノンもかなり早い段階から計算の段階でゴーストの配慮はしていたと聞きます。
でも、実際に撮影して確認するのは省略出来ないと。
マミヤの設計の方も、実際にプロトタイプを製作して何本かのレンズを持ち歩いて比較していたと聞きます。
大きい会社では、別の担当の人が世界中を飛び回っているようですが。
今なら、画像のビッグデータを蓄積するためもあるので、担当の人も大変だと思います。
天体写真は、無限大の条件しか無いので、計算時に最低元確認して欲しいところではあります。
現代のレデューサーは、最前面と最後面にメニスカスを持ってくる形式(リカルディのがまさにその形式)が主流なので、
ゴーストが現れやすいです。
タカハシのレデューサーも似たような構成になっていますが、ゴーストの話は聞きませんよね?
そこが技術力の差なんじゃないかと思います。
聞いてみると、「ある種の対物レンズの場合は、どうしてもその形式になってくる」みたいな説明でした。
タカハシの設計は、カメラ会社の設計と違わないクォリティで設計しているのですが、
性能重視でかなり製造現場に無理を強いるところがあるそうです。(笑
「うちなら絶対やらない設計だ。」と、知人の某カメラメーカーの設計者が非難してました。(爆
「あの」レンズ形式だと、
光学波面の積分を工夫して球面収差をキャンセルする手法なので、ミクロン単位でレンズを位置管理する必要があります。
逆に、
カメラメーカーは、工場では組み立て誤差が避けられないので、誤差に寛容な設計をするのが主流。
そのかいあって、今のカメラレンズはみんなプラスチックバレルでも支障が出ないようになりました。
光軸修正もせず、レンズを組み立てていけばおしまい。という設計。
タカハシもあるラインの製品はそういう設計になっていますね。