Re: 超低分散硝子(特殊低分散硝子)材の現状
Posted: 2025年6月28日(土) 14:43
ガラスコードから屈折率ndとアッベ数νdが解り、νdが大きい硝子ほど低分散ということなのですが、
アッベ数はνd=(nd-1)/(nF-nC)ですからd、C、Fの3波長によるデータだということです。(gに関するデータは含まれていない)
ndとνdのデータから例えば色収差補正(2色補正)をしたダブレットを設計することが出来ます。C、Fの2色の色消し(焦点距離同一化)が可能であり、dとCFの焦点位置の差を2次色収差と言うのですが、低分散硝子を使用することによってその2次色収差を小さくすることが出来る訳です。
以上、これだけでも低分散硝子の効果は十分に大きいように思えますが、これらED硝子~SD硝子~蛍石等の特殊低分散硝材には低分散に加えてもう一つ異常部分分散性という特性が有ります。
なかなか難しい話になりますがアッベ数に応じた標準部分分散に対する実部分分散との偏差が異常部分分散性であり、ここではFとgの間の部分分散を対象として考えます。
これが大きいのが異常部分分散硝子ということです。
実はFIR98はνdは蛍石よりも大きいですが、異常部分分散性は残念ながら蛍石よりも小さく、FIR100で初めてνdと異常部分分散性の両方が蛍石よりも大きい硝材となった訳です。
それでこの異常部分分散性が大きいことで何がどうなるかと言うと、2枚構成で、CFに加えてgの焦点距離を一致させることが出来るように(3色色消し(=アポ化)が可能に)なる訳です。
「3枚使わないと3色色消しは出来ないので2枚構成のアポは本当のアポでは無い!」とか、「低分散硝子採用によって3色目の焦点までの距離が小さくなったので2枚でもアポと言っても良いことになった!」とか言われたりもしているようですが、そうでは無くて実際に上述のようにED~SD~蛍石等(異常部分分散性を持つ硝材)を使用することによって2枚構成であっても3色色消し(本当のアポクロマート)が可能になります!
実際は、例えば部分分散PgF=(ng-nF)/(nF-nC)のデータを使って相手(凹側)硝子を選ぶことになり、ガラスコードのみでは設計出来ない世界になります。
以上のように2次色収差を小さく出来てかつCFにgを加えた3色色消しを可能にするのが最新の特殊低分散硝子材ということですね。
アッベ数はνd=(nd-1)/(nF-nC)ですからd、C、Fの3波長によるデータだということです。(gに関するデータは含まれていない)
ndとνdのデータから例えば色収差補正(2色補正)をしたダブレットを設計することが出来ます。C、Fの2色の色消し(焦点距離同一化)が可能であり、dとCFの焦点位置の差を2次色収差と言うのですが、低分散硝子を使用することによってその2次色収差を小さくすることが出来る訳です。
以上、これだけでも低分散硝子の効果は十分に大きいように思えますが、これらED硝子~SD硝子~蛍石等の特殊低分散硝材には低分散に加えてもう一つ異常部分分散性という特性が有ります。
なかなか難しい話になりますがアッベ数に応じた標準部分分散に対する実部分分散との偏差が異常部分分散性であり、ここではFとgの間の部分分散を対象として考えます。
これが大きいのが異常部分分散硝子ということです。
実はFIR98はνdは蛍石よりも大きいですが、異常部分分散性は残念ながら蛍石よりも小さく、FIR100で初めてνdと異常部分分散性の両方が蛍石よりも大きい硝材となった訳です。
それでこの異常部分分散性が大きいことで何がどうなるかと言うと、2枚構成で、CFに加えてgの焦点距離を一致させることが出来るように(3色色消し(=アポ化)が可能に)なる訳です。
「3枚使わないと3色色消しは出来ないので2枚構成のアポは本当のアポでは無い!」とか、「低分散硝子採用によって3色目の焦点までの距離が小さくなったので2枚でもアポと言っても良いことになった!」とか言われたりもしているようですが、そうでは無くて実際に上述のようにED~SD~蛍石等(異常部分分散性を持つ硝材)を使用することによって2枚構成であっても3色色消し(本当のアポクロマート)が可能になります!
実際は、例えば部分分散PgF=(ng-nF)/(nF-nC)のデータを使って相手(凹側)硝子を選ぶことになり、ガラスコードのみでは設計出来ない世界になります。
以上のように2次色収差を小さく出来てかつCFにgを加えた3色色消しを可能にするのが最新の特殊低分散硝子材ということですね。