ヤフオクを流れていく名機達

「古スコ広場」 懐かしの望遠鏡、昔欲しかった望遠鏡、古い望遠鏡や産業を語りましょう
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HG
記事: 40
登録日時: 2026年3月17日(火) 23:23

Re: ヤフオクを流れていく名機達

投稿記事 by HG »

木村さん

友人に確認しました。
確かに、ユニトロンにカールツァイス製の対物を搭載したものがありました。
ただし、アメリカのユニトロン社がアメリカ国内の天文台に望遠鏡を納入する際、
天文台側から要望があって対物レンズを特注で日本精工の鏡筒に納めたものだということだそうです。
彼は、「口径125mmのものではなかったか?」と当時日本精工の方から聞いたそうですが、
詳細は日本精工の方も分からないようでした。セルの取付寸法などの資料を渡しただけだったといいます。
アメリカのユニトロンブランドは、独自に活動をしていたようですね。

国内の日本精工からユニトロンに納品した望遠鏡のレンズは、全て自社の工場で研磨したものだそうです。
ただし、日本精工の末期にフローライト屈折をラインに入れていましたが、
これは日本のユニトロン社の方(日本精工社でなく)がコーディネートして組んだものとのことで、自社のレンズではない。
どこまでが日本精工のパーツを使ったかは定かではないです。
デイブさんのサイトでは、ユニトロンブランドのEDもあったようですね。
当時の国内フローライトの出処は、1か所です。みなさんが良く知る会社なので、
やはり日高さんが関わっていたのは確かだと思います。
当時日高さんは、OEMでかなりあちこちに納品していたといいます。

と、いうことでした。
おしまい。
最後に編集したユーザー HG [ 2026年7月23日(木) 15:40 ], 累計 1 回
HG
記事: 40
登録日時: 2026年3月17日(火) 23:23

Re: ヤフオクを流れていく名機達

投稿記事 by HG »

ここの掲示板の人たちにはすでに周知のサイトだと思いますが、
アメリカのDave Komar氏のサイトが詳しいです。
https://www.unitronhistory.com/
Komar氏は、ある掲示板にユニトロンの概略の歴史を書いています。
https://theskysearchers.com/viewtopic.p ... his%20post.
概ね正しいのではないかと思います。
日本語表記も右上の欄から選択できるので、読むのは容易だと思います。
今でも、ユニトロンという顕微鏡を販売する会社がアメリカにありますが、
そこが本当にユニトロンの末裔だとは知りませんでした。
1980年台に、日本光学とも提携していたというので驚きます。
https://microscopes.unitronusa.com/
1975年以降のユニトロンは商社で、製品はいくつかの下請けが作っていたものでしょう。
日本のユニトロン・ジャパンもそうだったと聞きます。

古いユニトロンは、創業者 Lawrence氏と日本精工がface to faceで造り上げたオリジナルで、良い時代だったと思います。
特に4インチとか5インチの屈折赤道儀は、クラシカルな外観と豪華な雰囲気で床の間に飾る置物としても良さそうです。
錘式のドライブ装置が素晴らしいです。
アメリカの大学の天文台での存在感も凄いですね。
青色つきこ
記事: 181
登録日時: 2023年6月12日(月) 23:44
お住まい: 日本/Japan

Re: ヤフオクを流れていく名機達

投稿記事 by 青色つきこ »

みなさま、こんにちわ。

日本精光研究所及びユニトロンについては、古スコ広場時代においても話題が尽きなかった
テーマです。古スコ広場のワード検索で調べると、いっぱいありますので、そちらもご覧く
ださい。
ユニトロン歴史プロジェクトですが、記載時期の時点では、日本精光研究所の成立時期の
特定、創業者の経歴にまで調査するのは難しかったと思います。その点に関しては、追加
修正が必要ですねぇ。米国ユニトロン社が日本精光研究所とパートナーシップを結んでいた
時代の資料としては、まずは最初にあたるべきもので、貴重ですねぇ。
アバター
じゃんく王
記事: 108
登録日時: 2023年6月15日(木) 04:11

Re: ヤフオクを流れていく名機達

投稿記事 by じゃんく王 »

話題がユニトロンに集まっていますのでわたくしのコレクションのご紹介です。
ちなみにこれらはすべてここ3年ほどのあいだにヤフオクで手に入れたものです。
ほかにもありますが最近手に入れたものたちが状態もよろしいようで。

マイファーストユニトロンといえばモデル131のセットをCATさんで手に入れたのが
2005年ころでしたが当時はまだバブリーな時代で20万ほどしました。木箱や
付属品もなく状態もそれほどよろしくなかったです。
最近のものは所有者の高齢化で手放されるケースが多いのと木箱などの生活空間への
占有が敬遠されるのか意外に人気がなくお手頃価格で手に入るようです。
60mmです
60mmです
75mmです
75mmです
100mmです。鏡筒は別にあります。
100mmです。鏡筒は別にあります。
アバター
木村
記事: 239
登録日時: 2025年2月06日(木) 11:24

Re: ヤフオクを流れていく名機達

投稿記事 by 木村 »

 まずは,じゃんく王様,3年間で3台は凄いですね.
立てておくとして,1台が2畳のスペースを取るとして,10年も経つと,6畳の部屋が3間ほども必要になるわけで.
(^^

冗談はさておき,どれもすんなりとしたスマートさに気品を感じる望遠鏡ですね.
質問ですが,赤道儀の材質は何でしょう? アルミ?鋳鉄削り出し?
それと,鏡筒の太さとフードの太さが,あまり変わらないのが,ちょっと不思議です.対物の大きさに対して,鏡筒の太さは,どの程度の余裕が取ってあるのでしょうか?

Hg様,青色様
 非常に立派な望遠鏡ですね.
でも,手札判ぐらいの乾板やらシートフイルムのフォルダが付いているのが,なんともノスタルジック.フェリス州立大学(2016年)の望遠鏡の写真では,乾板を入れるアストロカメラまで同架されてます.使ってねぇ~なぁ.って感じですね.

 しかし,1台だけ特注でツアイスの対物を入れたユニトロンが存在したってのは面白いですね.たった一台の望遠鏡から,とんでもないヨタ話しが生まれるんですね.
どうも,すいません.<(_ _)> ぺこり


>初期タカハシのフローライトエレメントは全て日高さんが磨いていたとは聞いているので・・・

フローライト,つまり蛍石でレンズを作る事って,そんなに難しいのですか?.以前,私の友達は,透明な(ややピンクでしたが)蛍石で直径2cmくらいの虫眼鏡を作って遊んでましたが?
HG
記事: 40
登録日時: 2026年3月17日(火) 23:23

Re: ヤフオクを流れていく名機達

投稿記事 by HG »

じゃんく王さん

美しいコレクションですね。素晴らしい。
面白いと感じたのは、口径は違えども、赤道儀の寸法割合がみんな同じこと。
なので、写真を見るとみんなおんなじ望遠鏡に見えるんですよね。区別がつかない。(笑
たぶん、写真だけ見て口径を言い当てらる人はいないんじゃないか?と思いました。

個人的には、赤道儀って本来このくらいの極軸長さとウォームホイール径が、
無理なく鏡筒を保持できるバランスなんじゃないか?と考えています。
これに比べると、
デパート望遠鏡を祖先に持つ、高橋やビクセンの寸法比って無理があるなあと思います。
特に高橋P型は極端に極軸も赤緯軸も短いし。90Sは、ウォームホイル径がとても小さい。
普通は、「鏡筒径とウォームホイル径は同じ。」と考える人が多いですよね。

その不利な分を、高橋はスラストベアリングで締め付けてガタツキを抑えている。
90S赤道儀に24キロあるFCT150が普通に載って、問題なく使用できるというもまた驚くことではありますが、
それも今となっては古典ですね。
現代のトップランナーの赤道儀は、10Micromやアストロフィジックスだろうと考えています。
HG
記事: 40
登録日時: 2026年3月17日(火) 23:23

Re: ヤフオクを流れていく名機達

投稿記事 by HG »

>鏡筒の太さとフードの太さが,あまり変わらないのが,ちょっと不思議です.

面白い構造ですよね。
https://www.unitronhistory.com/models/u ... aft510_02/
に写真がありますが、引きネジはあっても、押しネジがどこにあるのか分からない。
トリッキーな構造だと思います。
逆に言うと、押しネジをいじらないで、レンズセルを取り外せるので、光軸はズレにくいとも言えそうです。
鏡筒径は、
現代のタカハシTSAやFCT-Dなどの極細の製品などと比較して、無理があるようには見えませんね。
バウンダリーレイヤー層の影響を考えると、太くして欲しいところではありますが、実用上問題が無いのでしょう。光束は筒中央に集まっていくので。
この点は、SCTやMAKと異なる部分ですね。ニュートンも?

>蛍石でレンズを作る事って,そんなに難しいのですか?

難しくは無いと思います。
ただ、ノウハウが無いと無理だと思います。
とても柔らかい材質なので、エラーした場合の許容差がかなり小さい。
修正するにも許容厚さを超えてしまう。などなど。
ごく初期の高橋は提携していた研磨会社で磨いていましたが、何年かかっても成功しなかったのは、
そこにあります。
それで、その研磨会社にキャノンから派遣されたのが、日高さんです。
しばらくの間、その研磨会社に張り付ていたと聞いています。
高橋喜一郎さんの話では研磨剤が間違っていたと、言っていましたが、それだけではないと思います。
これはビクセンやミザールなどの他社も同様だろうと思います。
当時の国内の下請けレンズ研磨工場の磨きはあまり良くなくて荒れたものが多いです。
さすがに、ペンタやニコンそれにキャノンなどのカメラ会社の研磨は数ランク違いましたが。

現在フローライトの望遠鏡は、タカハシ以外だとTEC、それとアリエスが研磨できる技術を持っています。
あと、AgemaとCFFもフローライトをラインに入れていたと思います。
CFFを除き、磨きは悪くないようですね。
TECの屈折は、すべてEDからフローライトに変更してしまったほどなので、それほど一般的になっていると思います。
フローライトの製造もLSIリソグラフ用の1メートルクラスの大口径結晶が製造できるほどなので、困難も無いだろうと思います。ただ、今は屈折系から反射系に光学設計が切り替わりましたが、フローライトはだぶつき気味かもしれません。業界の内情は分かりません。

国内のフローライト研磨がキャノンオプトロンだけになったのは、キャノンオプトロン以外の下請け研磨会社の技術力が足りていないだけじゃないかな?と思います。
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