木村さん
山の頂上にクレーンなど無いでしょうから、
オリジナルの丸型トラス下地の筒の上に四角く囲ったというところでしょうか。
たぶんバウンダリーレイヤーを低減させようとしたのでしょう。
https://en.wikipedia.org/wiki/Boundary_layer
アマチュアでも鏡筒を断熱する人が増えましたし。
昔のインテスの鏡筒には、細かいリングがびっしり入っていましたが、これもバウンダリーレイヤーの
タービュランスを抑制する効果を狙ったと聞いています。
内部反射の抑制も兼ねているでしょうけれど。
トラスが良いのか、断熱した半閉鎖空間が良いのか、良く分かりませんが、
結果として歴代最高の惑星写真が得られているのですから、
ピク・デュ・ミディではこの四角い箱が勝利したということでしょうね。
ここの1メートル鏡、なんでもNASAが月面探査用に使うから使ってくれということで、
お金を出したものだそうですが、オリジナル鏡は平凡な精度の鏡だったとか。
それをテザロー氏が磨きなおして高精度なミラーにアップグレードしたといいます。
ついでにアイピースも製造して、クラベという望遠鏡メーカーとなった。
私はクラベの接眼レンズを使っているので、なんだか親しみが湧くんですよね。(笑
ヤフオクを流れていく名機達
Re: ヤフオクを流れていく名機達
HGさん,
この山,富士山山頂と同じくらいあるので,重たい重量物を上げるなら,最悪,ヘリで持ってってホバリングしたまま降ろせば良いのでせう.
(^^
ただ,富士山レーダー作った時みたいに,ブルトーザー用の道路が有るみたいですよ.今は,石が崩れて登山道程度の道幅ですが,少しドシャをブルで削れば,スイッチバックして山頂まで登れそうです.そうでないと,これだけの建物は作れないんじゃないですかね?
>たぶんバウンダリーレイヤーを低減させようとしたのでしょう。
>https://en.wikipedia.org/wiki/Boundary_layer
バンダリーレイヤーって勘違いしてましたが,シュリーレン現象ですね.紹介のURLを読むと,ナビエストークスの方程式やら,(v・▽)vの計算が出てきて,あぁ頭痛が痛い(笑い).対策方法で簡単なのは,乱流が起きるまで風速を上げて渦を小さくすれば良いので,まぁ,丸い鏡筒だったら主鏡の横に窓を付けて,そこから団扇で扇ぐって昭和に反射望遠鏡になるのでは?
流体力学的には,難しい問題だと思いますが,工学的にはトラス鏡筒の内側に薄いパンチングメタルで作った筒を入れて,さらに外側に四角でも五角でも良いから密閉鏡筒を被せて,そっちに太いホースを繋いで吸引ファン仕掛で引っ張れば良いんじゃないですかね?.そうすれば,鏡筒内で発生したバンダリーレイヤー(対流境界層)は吸い出されて光学的な影響を除去できるのでは?.または,パンチングメタルの外側から空気を吹き込んでも良さそうですね.
あと、Re=(流速)(空間の代表的スケール)/(動粘性率)ですが,分母の動粘性率は空気密度に比例するので,空気が薄いってのは効いてると思います.
なんせ,富士山並の高山の上ですから,さらにその上の大気だって,風は強いだろうし,もっと空気は薄いだろうしで,かなりシーイングが良いんだと思います.4倍とか5倍とか行くのでは?
つまり,望遠鏡の鏡筒の工夫もさることながら,高山の上という地表面のバンダリーレイヤーが出来難い環境が効いてるんだと思いますよ.特に太陽望遠鏡なんかは.
ところで,クラベって寡聞にして知らなかったのですが,もしかしてケーニッヒの系統ですか?
なんか,検索すると凄い話しが出てきますけど?
この山,富士山山頂と同じくらいあるので,重たい重量物を上げるなら,最悪,ヘリで持ってってホバリングしたまま降ろせば良いのでせう.
(^^
ただ,富士山レーダー作った時みたいに,ブルトーザー用の道路が有るみたいですよ.今は,石が崩れて登山道程度の道幅ですが,少しドシャをブルで削れば,スイッチバックして山頂まで登れそうです.そうでないと,これだけの建物は作れないんじゃないですかね?
>たぶんバウンダリーレイヤーを低減させようとしたのでしょう。
>https://en.wikipedia.org/wiki/Boundary_layer
バンダリーレイヤーって勘違いしてましたが,シュリーレン現象ですね.紹介のURLを読むと,ナビエストークスの方程式やら,(v・▽)vの計算が出てきて,あぁ頭痛が痛い(笑い).対策方法で簡単なのは,乱流が起きるまで風速を上げて渦を小さくすれば良いので,まぁ,丸い鏡筒だったら主鏡の横に窓を付けて,そこから団扇で扇ぐって昭和に反射望遠鏡になるのでは?
流体力学的には,難しい問題だと思いますが,工学的にはトラス鏡筒の内側に薄いパンチングメタルで作った筒を入れて,さらに外側に四角でも五角でも良いから密閉鏡筒を被せて,そっちに太いホースを繋いで吸引ファン仕掛で引っ張れば良いんじゃないですかね?.そうすれば,鏡筒内で発生したバンダリーレイヤー(対流境界層)は吸い出されて光学的な影響を除去できるのでは?.または,パンチングメタルの外側から空気を吹き込んでも良さそうですね.
あと、Re=(流速)(空間の代表的スケール)/(動粘性率)ですが,分母の動粘性率は空気密度に比例するので,空気が薄いってのは効いてると思います.
なんせ,富士山並の高山の上ですから,さらにその上の大気だって,風は強いだろうし,もっと空気は薄いだろうしで,かなりシーイングが良いんだと思います.4倍とか5倍とか行くのでは?
つまり,望遠鏡の鏡筒の工夫もさることながら,高山の上という地表面のバンダリーレイヤーが出来難い環境が効いてるんだと思いますよ.特に太陽望遠鏡なんかは.
ところで,クラベって寡聞にして知らなかったのですが,もしかしてケーニッヒの系統ですか?
なんか,検索すると凄い話しが出てきますけど?
Re: ヤフオクを流れていく名機達
木村さん
流体力学って難しいですよね。現象が良く理解できていないとモデルを作ってもパラメーター設定が出来ない。
CFDのアプリがあっても、設定が上手くできず、難航しています。
同様に難しいのが、ラジオシティ計算。孔があると発散してしまう。
この二つをサラサラ出来るようになるといいんですが、難易度が高いです。
最近は、これらが求められる事も増えてきました。
えーと、話は変わってクラベ。
設計は、ジャン・テザローで、フランスの天文台、ムードンとかビクデュミディの光学設計やレンズ研磨をやっていますね。
レンズ構成、本人の説明ではプローセルです。
第一面と第7面が平面で、張り合わせレンズにdense flint と barium crownを使っているといいます。
その彼がどこに磨いてもらうか実際に作ってもらって比較して、ツァイス勝ったメーカーがクラベでした。
メーカーといっても、クラベ兄弟の二人の会社です。
1980年代になって彼らも高齢になり、後進に譲って引退してしまいました。
日本に輸入されたのは、彼らが引退してからのものです。
クラベの接眼レンズはフランスサイズのバレルで細いので、
アメリカ向けに拡大したものを、1970年代から輸出していたと聞きます。
アストロフィジックスのリクステンは、それを入手して自分の望遠鏡の評価接眼レンズに使っていたと言っていましたね。
マルチコーティングは、1960年代後半からやっていて、ツァイスのT*コーティングと、ほぼ同じ頃だといいます。
そのころのコーティングは青く、1980年代は良く見る紫がかったものに変わっています。
構成はともかくとして、
実際に惑星観察に使っての評価が高いのがこの接眼レンズの特徴なんだろうと思います。
私の場合は、ニコンやペンタ、それとツァイスと比較してこのレンズに落ち着きました。
このあたりは好みの要素もあるかな?と思います。
個人的に気に入っているのは、色収差の少なさ。それと解像力かな?と感じます。
惑星のエッジがクリアーなんですよね。
このレンズ以外は、大なり小なり色ハロが微かに現れます。
ツァイスであっても。
対物レンズや眼との相性、それど製品のバラツキもありますから、
私の使っているタカハシFCTとインテスそれと私の眼に限定の話です。
テザローは、製品のバラツキを少なくするためにガラスとレンズ構成を考慮したと説明しています。
難点は、対物レンズの像面湾曲を補正してくれないこと、それと非点収差。
テザローの説明だと視野15度から目立ち、オルソの19度より劣ると。
特に射出瞳が3mmを超えると目立つそうです。
それと並行平面があるので、視野中心に惑星などを入れない方が良い。
これらは実際そうです。
インテスだと悪く無いですが、FCTだと周辺は結構悲惨です。
屈折望遠鏡で像面の平坦性を期待する場合は、別の接眼レンズを充てるほうが良いです。
たとえば、ナグラーとか。
レンズ枚数が少なく単純なので、思いのほかコントラストが良くて、散光星雲がくっきり見えますが、こんな対象は非点収差があっても気にならない。
そんなとこでしょうか。
ここが愛好者のサイトになります。
https://www.facebook.com/people/Clav%25 ... 795738533/#
思い出したけれど、
惑星を見て、クラベの4mmと同じ見え味だったのが、確かビクセンのSP-4mmだったように記憶しています。それとも6mmだったかな?忘れました。
流体力学って難しいですよね。現象が良く理解できていないとモデルを作ってもパラメーター設定が出来ない。
CFDのアプリがあっても、設定が上手くできず、難航しています。
同様に難しいのが、ラジオシティ計算。孔があると発散してしまう。
この二つをサラサラ出来るようになるといいんですが、難易度が高いです。
最近は、これらが求められる事も増えてきました。
えーと、話は変わってクラベ。
設計は、ジャン・テザローで、フランスの天文台、ムードンとかビクデュミディの光学設計やレンズ研磨をやっていますね。
レンズ構成、本人の説明ではプローセルです。
第一面と第7面が平面で、張り合わせレンズにdense flint と barium crownを使っているといいます。
その彼がどこに磨いてもらうか実際に作ってもらって比較して、ツァイス勝ったメーカーがクラベでした。
メーカーといっても、クラベ兄弟の二人の会社です。
1980年代になって彼らも高齢になり、後進に譲って引退してしまいました。
日本に輸入されたのは、彼らが引退してからのものです。
クラベの接眼レンズはフランスサイズのバレルで細いので、
アメリカ向けに拡大したものを、1970年代から輸出していたと聞きます。
アストロフィジックスのリクステンは、それを入手して自分の望遠鏡の評価接眼レンズに使っていたと言っていましたね。
マルチコーティングは、1960年代後半からやっていて、ツァイスのT*コーティングと、ほぼ同じ頃だといいます。
そのころのコーティングは青く、1980年代は良く見る紫がかったものに変わっています。
構成はともかくとして、
実際に惑星観察に使っての評価が高いのがこの接眼レンズの特徴なんだろうと思います。
私の場合は、ニコンやペンタ、それとツァイスと比較してこのレンズに落ち着きました。
このあたりは好みの要素もあるかな?と思います。
個人的に気に入っているのは、色収差の少なさ。それと解像力かな?と感じます。
惑星のエッジがクリアーなんですよね。
このレンズ以外は、大なり小なり色ハロが微かに現れます。
ツァイスであっても。
対物レンズや眼との相性、それど製品のバラツキもありますから、
私の使っているタカハシFCTとインテスそれと私の眼に限定の話です。
テザローは、製品のバラツキを少なくするためにガラスとレンズ構成を考慮したと説明しています。
難点は、対物レンズの像面湾曲を補正してくれないこと、それと非点収差。
テザローの説明だと視野15度から目立ち、オルソの19度より劣ると。
特に射出瞳が3mmを超えると目立つそうです。
それと並行平面があるので、視野中心に惑星などを入れない方が良い。
これらは実際そうです。
インテスだと悪く無いですが、FCTだと周辺は結構悲惨です。
屈折望遠鏡で像面の平坦性を期待する場合は、別の接眼レンズを充てるほうが良いです。
たとえば、ナグラーとか。
レンズ枚数が少なく単純なので、思いのほかコントラストが良くて、散光星雲がくっきり見えますが、こんな対象は非点収差があっても気にならない。
そんなとこでしょうか。
ここが愛好者のサイトになります。
https://www.facebook.com/people/Clav%25 ... 795738533/#
思い出したけれど、
惑星を見て、クラベの4mmと同じ見え味だったのが、確かビクセンのSP-4mmだったように記憶しています。それとも6mmだったかな?忘れました。