このタイトルは、古スコでも今スコとも言い切れず、自作でもその他の機材と言ってもしっくりこないが、どれでも間違いとは言えない迷うものですが、一番空いているここにいたします。
 最近、三脚のお話がそこここでありますので、こちらにまとめてみます。
三脚と言ってもトランシット等測量用、カメラ三脚、天体望遠鏡用三脚他、それぞれの用途で使用者の要求から進化してきました。
 天体望遠鏡の三脚は、歴史としてみると三角板が出るまでは開き止め無し、あっても鎖で、足元が土以外のところでは使いにくいものでした。測量用がベースだったと思います。
 三角板が出てきて(小島氏関係ある?)1950年代から2000年頃までほとんどの望遠鏡が三角板方式になりましたが、これはこれで困ったもので、暗いとこではネジを落として無くしたり、他をどんなに締めても、ベロ金具の元のピンの部分の遊びで一体感が出ません。
 その後多様化し、カメラ用では常識のワンタッチ開閉型の出現とともに、三脚の足自体、木からほぼアルミになりました。
今は、カーボンであったり、スチールパイプであったりより多様化し、面白いです。
 名三脚もありました。西村製作所の猫足は、短いがゆえに開閉なしで三角板も固定。椅子のように軽く頑丈でした。
 タカハシは共振対策として木、さくら材等を提案し販売しました。大型三角板や、三脚伸縮機構に2か所での挟み込み金具で強度をアピールしました。強度は増しましたが重量も増えました。
 ビクセンは、逆に手軽さと軽さを求め、HAL三脚は、今でも競争力があるものと思います。
 今、コレクターとしてではなく、実用的で好きなのはミードなどが十数年前から使っているスチール(?)パイプ型です。
台座が広く、台座にカメラ用三脚の様に開き止めがあり、開けて置くだけで安定するのですが、望遠鏡固定ネジが三脚台座を貫通し、その寸切りボルトを利用し、中からプレートで押し上げることで三脚を押し、開き止めとケンカさせて固定します。これだと、プレートが足の3方向に回転対称なら、中央から同じ力で押します。今は、スカイウォッチャー他もこのタイプを使っています。ミラーやレンズの光軸調整の押しねじ/引きネジと同じと考えてもいいかもしれません。
 今日、新しく手に入れたお古の架台にもそれがついていました。
i-Optronという架台で、15㎏まで乗せれるらしく初めて使おうとしてましたが、曇ってきて辞めました(自動導入のセットは面倒そう)。
 この架台の中心ボルトは、本体固定時の水平出しの引きネジにもなっており、同じボルトが上も下も引く構造です。
押しと引きをケンカさせるとか、ある一点に力のベクトルの先を集中させるというのは、感心しました。
 ただ、この方法はパイプの材質を選らびますし、あまり軽くできません。
みなさん、お気に入りの三脚ございますか?
			
							三脚について語ろう
							 Re: 三脚について語ろう
						Re: 三脚について語ろう
		
													
							
						
			
			
			
			
			曇天会議の皆様こんにちは
このような太いステンレス脚は安定感があり、本家だけでなく各社採用の感あります。
以前から構造的にこうすれば強度が保てる。。とは思っておりました。
大胆に取り付け座から中心軸を延長し、赤道儀などを固定出来るのでつ。(^0^;
ダイナミックでアメリカンな発想に感じます。(中華製だろうが。。)
i-Optronでググると、今はこの構造では無いようで、水平出しの3本ネジがありません。
必要が無くなった?ので廃止したかと思ったのですが、在れば便利な代物でつ。(^0^8
3本ネジ構造は、どーしてもネジの遊びを考慮しないといけないのですが、センター軸
を締め込む事でクランプのような固定が出来ます。
もち、すっかり三脚を設置してからも水平を加減出来る構造ではあります。
全体的に見て(^0^)が不満足なのは、これらの三脚を設置するに上部平面に水準器
を置いてから赤道儀を載せ、その後に中心軸兼固定ネジを締め込むのですが、これは
原理的に三脚部を更に押し広げる事で、設置位置が僅かながら狂います。
しかるに、一度出した水平が狂うと思っており、これで大丈夫なのか?(^0^?
まぁ、ある程度の許容を見込んでの構造と思うと仕方のない事かもしれません。
それよりも脚部が開かれる事で強度の十分な三角構造が生かされる。。とも思います。
			
			
									
						
										
						このような太いステンレス脚は安定感があり、本家だけでなく各社採用の感あります。
以前から構造的にこうすれば強度が保てる。。とは思っておりました。
大胆に取り付け座から中心軸を延長し、赤道儀などを固定出来るのでつ。(^0^;
ダイナミックでアメリカンな発想に感じます。(中華製だろうが。。)
i-Optronでググると、今はこの構造では無いようで、水平出しの3本ネジがありません。
必要が無くなった?ので廃止したかと思ったのですが、在れば便利な代物でつ。(^0^8
3本ネジ構造は、どーしてもネジの遊びを考慮しないといけないのですが、センター軸
を締め込む事でクランプのような固定が出来ます。
もち、すっかり三脚を設置してからも水平を加減出来る構造ではあります。
全体的に見て(^0^)が不満足なのは、これらの三脚を設置するに上部平面に水準器
を置いてから赤道儀を載せ、その後に中心軸兼固定ネジを締め込むのですが、これは
原理的に三脚部を更に押し広げる事で、設置位置が僅かながら狂います。
しかるに、一度出した水平が狂うと思っており、これで大丈夫なのか?(^0^?
まぁ、ある程度の許容を見込んでの構造と思うと仕方のない事かもしれません。
それよりも脚部が開かれる事で強度の十分な三角構造が生かされる。。とも思います。
Re: 三脚について語ろう
 すいません。写真で見せたので型式ハショッてしまいました。i-Optron AZマウントProという経緯台で、GPSと半自動アライメントで精度よく導入できるもので、現行モデルでも水平出し機能がついています。
https://www.zizco.jp/14shop_ioptron/003_azmp.html
赤道儀の自動導入は赤経赤緯で行いますのでので地上の水平はあまり気になりませんが、経緯台の自動導入は地上をベースとした高度と方角で決めるので、水平が重要視される測量用のようなものと思います。この経緯台は1点アライメントが標準ですが、2点以上でとると自動導入的には水平出しがあまり必要でないかもしれません。ただ、ずれていたら重量がかかった時の水平回転がスムーズにいかない可能性があります。その為か望遠鏡を組んでからも水平出しがしやすくなってます。
それにしてもカウンター付と言えども三脚だけでも7万円以上するんですね。使わないから自由にしてもいいよ。ともらってきたのですが、やはり使わないともったいないですね。
今日、博物館に行ったので、ついでにタカハシの三脚の写真を撮ってきました。最初はアストロとかに使われていた断面が(〇)で、ストッパーというか外から締める箇所が2か所ずつあったのが特徴でした。写真撮り忘れました。
その後ですが、角材を使うようになって小型機、普及機は留めが1か所ですが、外側の材木の内側に溝が掘られ、内側の木材には一番上には両側に溝を沿うような突起(薄い木片を挟む)が設けられていました。断面で見ても横に膨らんだ棒を凹んだ面で抱くようになっていました。角材を挟むだけの当時の他社のものとは違い、一工夫ありました。
P型の三脚の写真が1枚目です。。
2枚目は、よく見るには2点留めの木脚です。タカハシは当時木に拘っていたので、アルミのタイプは記憶にありません。ただ、当時直脚では三角板が足の金具にはめこみ式で固定されるタイプも出てきましたが、伸縮式で言うと、三脚板を可動式のベロに固定するのは従来と同じで、そこが弱点とは思います。
3枚目は、最近のEM200等についているタイプです。材質は何なんでしょう?
広げる方向と引っ張る方向のテンションで固定するのはミードと同じですね。ただ、見た目ミードより弱そうに見えますが、実際どんなでしょう?
このような構造の違いは、大八車と自転車の車輪の違いでよく言われますね。
大八車の車輪の地面に接する円の部分と軸を結ぶ木材は、重量がかかった部分だけが押しに耐えて仕事をしますが、自転車のスポークは元からテンションが引っ張り合って中心を支えているため、重量による車輪の変形を全体で支えます。
その為、何分の1の質量で強度が出ます。
 
			
							
			
													https://www.zizco.jp/14shop_ioptron/003_azmp.html
赤道儀の自動導入は赤経赤緯で行いますのでので地上の水平はあまり気になりませんが、経緯台の自動導入は地上をベースとした高度と方角で決めるので、水平が重要視される測量用のようなものと思います。この経緯台は1点アライメントが標準ですが、2点以上でとると自動導入的には水平出しがあまり必要でないかもしれません。ただ、ずれていたら重量がかかった時の水平回転がスムーズにいかない可能性があります。その為か望遠鏡を組んでからも水平出しがしやすくなってます。
それにしてもカウンター付と言えども三脚だけでも7万円以上するんですね。使わないから自由にしてもいいよ。ともらってきたのですが、やはり使わないともったいないですね。
今日、博物館に行ったので、ついでにタカハシの三脚の写真を撮ってきました。最初はアストロとかに使われていた断面が(〇)で、ストッパーというか外から締める箇所が2か所ずつあったのが特徴でした。写真撮り忘れました。
その後ですが、角材を使うようになって小型機、普及機は留めが1か所ですが、外側の材木の内側に溝が掘られ、内側の木材には一番上には両側に溝を沿うような突起(薄い木片を挟む)が設けられていました。断面で見ても横に膨らんだ棒を凹んだ面で抱くようになっていました。角材を挟むだけの当時の他社のものとは違い、一工夫ありました。
P型の三脚の写真が1枚目です。。
2枚目は、よく見るには2点留めの木脚です。タカハシは当時木に拘っていたので、アルミのタイプは記憶にありません。ただ、当時直脚では三角板が足の金具にはめこみ式で固定されるタイプも出てきましたが、伸縮式で言うと、三脚板を可動式のベロに固定するのは従来と同じで、そこが弱点とは思います。
3枚目は、最近のEM200等についているタイプです。材質は何なんでしょう?
広げる方向と引っ張る方向のテンションで固定するのはミードと同じですね。ただ、見た目ミードより弱そうに見えますが、実際どんなでしょう?
このような構造の違いは、大八車と自転車の車輪の違いでよく言われますね。
大八車の車輪の地面に接する円の部分と軸を結ぶ木材は、重量がかかった部分だけが押しに耐えて仕事をしますが、自転車のスポークは元からテンションが引っ張り合って中心を支えているため、重量による車輪の変形を全体で支えます。
その為、何分の1の質量で強度が出ます。
					最後に編集したユーザー ガラクマ [ 2025年10月25日(土) 22:20 ], 累計 1 回
									
			
						
							 プライベートメッセージです
			
						Re: 三脚について語ろう
 一方、材質的にはアルミが自由度が効いていいと思います。弱さを太さや形状で補い余りあると思います。
ただ強度的にはミードのようにネジで押したら凹んでしまいそう。
ビクセンのHAL三脚は写真用三脚の様に2段目(以降)を内蔵するタイプで軽くて丈夫と感心します。
昔のは、木をアルミで置き換えただけで、2段脚足一本に、細いですがアルミ(角)パイプ3本必要でした。
HALと同じようなのは、PENTAXのものです。MS4用のもの写真を添付しますが、2枚目のHAL三脚と似てます。
PENTAXが先だと思いますが、他にも以前あったでしょうか?
余談ですが、昔自転車をやってた時に、クロモリプレステージという細くて強い自転車のフレーム用パイプがあって、みな憧れておりましたが、いきなりキャノンデールというアメリカのメーカーがアルミの太いパイプで安くて軽い自転車を販売し始めました。当時はカッコ悪いと思ってみな敬遠してましたが、追従するメーカーが出始め、徐々に売れ始めました。
私も一時期キャノンデールのフレームを中古で買いましたが、結局組まずにジャイアントという台湾製のカーボンフレームが出てそちらにしました。鉄(クロモリ)⇒アルミ⇒カーボンという流れは、三脚というか鏡筒材料の流れと同じですね。
木やグラスファイバーは自転車には無かったですが。
			
							
			
									
						
							ただ強度的にはミードのようにネジで押したら凹んでしまいそう。
ビクセンのHAL三脚は写真用三脚の様に2段目(以降)を内蔵するタイプで軽くて丈夫と感心します。
昔のは、木をアルミで置き換えただけで、2段脚足一本に、細いですがアルミ(角)パイプ3本必要でした。
HALと同じようなのは、PENTAXのものです。MS4用のもの写真を添付しますが、2枚目のHAL三脚と似てます。
PENTAXが先だと思いますが、他にも以前あったでしょうか?
余談ですが、昔自転車をやってた時に、クロモリプレステージという細くて強い自転車のフレーム用パイプがあって、みな憧れておりましたが、いきなりキャノンデールというアメリカのメーカーがアルミの太いパイプで安くて軽い自転車を販売し始めました。当時はカッコ悪いと思ってみな敬遠してましたが、追従するメーカーが出始め、徐々に売れ始めました。
私も一時期キャノンデールのフレームを中古で買いましたが、結局組まずにジャイアントという台湾製のカーボンフレームが出てそちらにしました。鉄(クロモリ)⇒アルミ⇒カーボンという流れは、三脚というか鏡筒材料の流れと同じですね。
木やグラスファイバーは自転車には無かったですが。
 プライベートメッセージです
			
						Re: 三脚について語ろう
みなさま、こんにちわ。
望遠鏡三脚の製造業者としては、アストロ光学(株)[1954.11-1958.2]の共同企業体の一つで
木工部門を担っていた中央木材工業(株)しか、私は知りません。
代表取締役は小林民八郎氏で、アストロ光学(株)の取締役でした。
板橋区前野の旭光学工業の近くにありました。家具製造業者です。
同名の企業が多々ありますので、注意が必要です。
前野からは移転(裏通りから表通りへ)しましたが、移転した地で廃業したのか、更に移転して
営業を続けたのかは、はっきりしません。
			
			
									
						
										
						望遠鏡三脚の製造業者としては、アストロ光学(株)[1954.11-1958.2]の共同企業体の一つで
木工部門を担っていた中央木材工業(株)しか、私は知りません。
代表取締役は小林民八郎氏で、アストロ光学(株)の取締役でした。
板橋区前野の旭光学工業の近くにありました。家具製造業者です。
同名の企業が多々ありますので、注意が必要です。
前野からは移転(裏通りから表通りへ)しましたが、移転した地で廃業したのか、更に移転して
営業を続けたのかは、はっきりしません。
