昨年の小海星フェスで、五藤光学2吋半屈折赤道儀を購入しました。
大変リーズナブルな価格で、よい買い物ができたと思っております。
ところがこの赤道儀、たいへんすばらしい作りなのですが、
ひとつどうにもわからない点があります。
それは、この赤道儀のウォーム軸の先端、すなわち微動ハンドルを付ける部分なのです。
たいていの赤道儀の微動ハンドルを付ける部分は、半月形に削られているか、止めねじが当たる場所に穴が開けられていて、ハンドルだけが滑って回転しないようになっています。しかし、この個体の軸は断面が丸のままなのです。(赤緯赤経とも)
これだと付属のフレキシブルハンドルを差し込んで、よほど強く止めねじを締めても、スルッと滑ってしまい。微動が利きません。
さて、これはいかなることなのか?
もしかして製造時のミスなのか?
ウォーム軸を削って半月形にするのは、やれないことはないのですが、ひょっとして私が気づかない「理由」があるのかもしれません。
ご存じの方、いらっしゃいませんでしょうか?
五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
Re: 五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
手持ちの6cm用赤道儀は似ているけど微妙に違う(1966年カタログに出ているタイプそのもの)モデルです。
古い、井戸端トーク 2013年、夏スターショップバーゲン:2013/07/15(Mon) 20:27 NO.7897にも出しました。
写真の通り、軸にはドリル?で丸いくぼみが作り込まれています。快適に使えます。
多分加工ミス。五藤さんにアフターケア???お願いするしか・・・(^_^)
古い、井戸端トーク 2013年、夏スターショップバーゲン:2013/07/15(Mon) 20:27 NO.7897にも出しました。
写真の通り、軸にはドリル?で丸いくぼみが作り込まれています。快適に使えます。
多分加工ミス。五藤さんにアフターケア???お願いするしか・・・(^_^)
Re: 五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
原さん、情報ありがとうございます。
なるほど、原さんのはくぼみがありますね。これなら、スベらない。
どうやら私の個体は、穴を開け忘れたウォーム軸を組み込んでしまったみたいですね。
ひょっとしたら、フレキシブルハンドルの先がひじょうに特殊な、たとえばボール盤の先のチャックみたいになっていて、全体で締めるのかなどと突飛なことまで考えたのですが・・・・。
でも、どうしてこんなチャッこいミスを、それも両軸ともやらかしたのか、謎は謎を呼びます。
いずれにしても、なんとか使用できるよう、加工しなくては・・・・
なるほど、原さんのはくぼみがありますね。これなら、スベらない。
どうやら私の個体は、穴を開け忘れたウォーム軸を組み込んでしまったみたいですね。
ひょっとしたら、フレキシブルハンドルの先がひじょうに特殊な、たとえばボール盤の先のチャックみたいになっていて、全体で締めるのかなどと突飛なことまで考えたのですが・・・・。
でも、どうしてこんなチャッこいミスを、それも両軸ともやらかしたのか、謎は謎を呼びます。
いずれにしても、なんとか使用できるよう、加工しなくては・・・・
Re: 五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
曇天会議の皆様こんにちは
んんんー簡単なだけにムズイ問題です。(^0^;
普通には軸の途中にフライスで平面を作る(スークーさんの言う半月状の加工)
とか、ドリルで浅い穴を穿つのですが、いずれも手間と言えば手間。。コスト?
この嵌め合いは十分な加工精度(嵌め合い公差)が確保されていれば
余計なことをやらずにネジ押しだけで解決。。ネジ無しでもだうかと。。?(^0^?
しかし、使用のたんびに抜き差しするのですから、少しのガタ?があった方が
実用的です。(^0^8
。。カリガリ博士にでも聞いてはどうかと思いますが、単純な設計上の指定ミス
としといたほうが理解は容易でつ。(_ _;
んんんー簡単なだけにムズイ問題です。(^0^;
普通には軸の途中にフライスで平面を作る(スークーさんの言う半月状の加工)
とか、ドリルで浅い穴を穿つのですが、いずれも手間と言えば手間。。コスト?
この嵌め合いは十分な加工精度(嵌め合い公差)が確保されていれば
余計なことをやらずにネジ押しだけで解決。。ネジ無しでもだうかと。。?(^0^?
しかし、使用のたんびに抜き差しするのですから、少しのガタ?があった方が
実用的です。(^0^8
。。カリガリ博士にでも聞いてはどうかと思いますが、単純な設計上の指定ミス
としといたほうが理解は容易でつ。(_ _;
Re: 五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
今日、博物館で見てきました。
製造ミスではないようです。
赤緯体がウインナーのようなタイプ2台(①➁)は、2台ともスークーさんと同じように、軸に加工がされていません。
赤緯体がチューリップ型の➂は、赤経はネジが落ちるくぼみがありますが、赤緯はその加工が無く①➁と同じです。
ただ、同じ形の④⑤は、赤経赤緯ともくぼみ付です。
ちなみに、①➁は製造年情報がありませんが、➂は1963(S38)、④は1965(S40)、⑤は1967(S42)年です。
そう考えると①➁は1963年より前で、1963年前後から加工されたものが使われたようです。
(つづく)
製造ミスではないようです。
赤緯体がウインナーのようなタイプ2台(①➁)は、2台ともスークーさんと同じように、軸に加工がされていません。
赤緯体がチューリップ型の➂は、赤経はネジが落ちるくぼみがありますが、赤緯はその加工が無く①➁と同じです。
ただ、同じ形の④⑤は、赤経赤緯ともくぼみ付です。
ちなみに、①➁は製造年情報がありませんが、➂は1963(S38)、④は1965(S40)、⑤は1967(S42)年です。
そう考えると①➁は1963年より前で、1963年前後から加工されたものが使われたようです。
(つづく)
最後に編集したユーザー ガラクマ [ 2025年1月26日(日) 00:15 ], 累計 1 回
プライベートメッセージです
Re: 五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
ハンドルを分解して構造を見て、考えることがあります。
ハンドルは、ニギリ→ジョイント→フレキ→ジョイント→(ウォーム軸)と力が伝達されますので、各接合部には同じ力がかかります(穴径、軸径共通)。
マイナスドライバーで共通のある程度の力で止める、という考え方があったかもしれません。
①~⑤の望遠鏡は欠品が多く十分比較はできませんが、⑤にだけ手でしめられるローレットネジでとウォーム軸と固定していましたが、そのほかはすべてマイナスネジで止めてありました。
ハンドルは、ニギリ→ジョイント→フレキ→ジョイント→(ウォーム軸)と力が伝達されますので、各接合部には同じ力がかかります(穴径、軸径共通)。
マイナスドライバーで共通のある程度の力で止める、という考え方があったかもしれません。
①~⑤の望遠鏡は欠品が多く十分比較はできませんが、⑤にだけ手でしめられるローレットネジでとウォーム軸と固定していましたが、そのほかはすべてマイナスネジで止めてありました。
プライベートメッセージです
Re: 五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
絶句。。。電子部品のボリュームは、窪み/半月/ギザギザが普通にあって、偶に丸棒のままのがあります。でもあれは過剰な力がかかって壊れない方が良いケースもある部品ですから良いでしょう。でも望遠鏡でこれは具合が悪い。冬季にグリスが固くなると空回りしそう。
Re: 五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
曇天会議の皆様こんにちは
ウォームねじばかり気にしてましたが、これの留めネジの
先端はどうなっているのでしょう。。?(^0^?
例えば剣先であるとか、球面の一部であるとかなんですが、
剣先であるなら、相手となるワークに疵が付いてしまい、
抜き差しの際にはそのバリ?で支障が出ます。(~ ~;
球面でも同様かと思いますが、パーン棒を外さないなら有効
と思え、そのようにして使って欲しい。。とか考えらます。
そう考えても押しネジの先端は切り落としのまんまではなく
当たりのまともな形状をしていて良いと思います。(^0^;
ウォームねじばかり気にしてましたが、これの留めネジの
先端はどうなっているのでしょう。。?(^0^?
例えば剣先であるとか、球面の一部であるとかなんですが、
剣先であるなら、相手となるワークに疵が付いてしまい、
抜き差しの際にはそのバリ?で支障が出ます。(~ ~;
球面でも同様かと思いますが、パーン棒を外さないなら有効
と思え、そのようにして使って欲しい。。とか考えらます。
そう考えても押しネジの先端は切り落としのまんまではなく
当たりのまともな形状をしていて良いと思います。(^0^;
Re: 五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
手元にないので分かりませんが、切り飛ばしたままではなく、加工してあったと思います。
くぼみにボルトの先を押し込むタイプも手でローレットネジを押し込んで止まったように見えても、力をかけると遊びが出やすいですよね。
加工無は、回るか回らないかで、遊びがありながら回ることはないのが、不幸中の幸いでしょうか?
くぼみにボルトの先を押し込むタイプも手でローレットネジを押し込んで止まったように見えても、力をかけると遊びが出やすいですよね。
加工無は、回るか回らないかで、遊びがありながら回ることはないのが、不幸中の幸いでしょうか?
プライベートメッセージです
Re: 五藤光学2吋半屈折赤道儀のウォーム軸
皆さま、綿密な調査と鋭い洞察ありがとうございます。
ざっとまとめますと、
前期型(レンコン型赤緯体)の方はツルツルの丸棒、後期型(ラッパ型赤緯体)の途中から滑り止め(抜け止め)くぼみが付いた。
というころでしょうか。
なぜ最初はくぼみをつけなかったかについては、諸説考えられるのですが、
確たる答えは、いまのところ出せないというところでしょう。
また、途中からくぼみを付けた、これはやはり、くぼみがないとまずいことがわかったからでしょうか?
いずれにしても、私のレンコン型はこのままでは使えないので、くぼませるか削るかしなくてはならないのですが、オリジナルを損ねるのがはたして正か邪か・・・・悩ましいところです。
「古スココーナー」でガラクマさんが五藤2吋半の謎ををさらに深掘りしていただいてますので、以降はそちらのスレッドに~~
ざっとまとめますと、
前期型(レンコン型赤緯体)の方はツルツルの丸棒、後期型(ラッパ型赤緯体)の途中から滑り止め(抜け止め)くぼみが付いた。
というころでしょうか。
なぜ最初はくぼみをつけなかったかについては、諸説考えられるのですが、
確たる答えは、いまのところ出せないというところでしょう。
また、途中からくぼみを付けた、これはやはり、くぼみがないとまずいことがわかったからでしょうか?
いずれにしても、私のレンコン型はこのままでは使えないので、くぼませるか削るかしなくてはならないのですが、オリジナルを損ねるのがはたして正か邪か・・・・悩ましいところです。
「古スココーナー」でガラクマさんが五藤2吋半の謎ををさらに深掘りしていただいてますので、以降はそちらのスレッドに~~