先日、望遠鏡のピラーを固定していたアンカーボルトを抜い欲しい。といわれ作業してきました。
その時役に立ったのは、この巨大なバール状のくぎ抜き?です。おやじが持っていたのが家にありました。
約1mあります。
めったにしない作業で、これもバールの使い方以外あまり使ってなかったですが、これが無いと無理でした。
アンカーボルトは、大きく分けて2種類あり、オスが上に突き出るタイプには、頭が丸い芯が通ったアンカーボルトを、大きめのハンマーでたたきこむと、先が底で膨れて固定されます。メスを埋め込むタイプは、専用の工具かメスにボルトを通し、そのボルトの頭をたたくと、先が膨れて固定されます。
前者のほうを抜くときの話です。
丸い頭の心棒を引き抜くのですが、だいたい頭の丸い部分が沈み込むまで叩き込んでますので、釘ぬきでつかめません。
そこでこの巨大なくぎ抜きの爪を、大きめのハンマーで首のところに無理やり叩き込むか、首の周辺をブラインダーで削り釘ぬきの爪が引っかかるようにして、この釘ぬきで芯を引き抜きます。
始め要領が分からず苦労しましたが、グラインダーを使って首に引っ掛かりを作るようにした後は比較的簡単でした。
ただ簡単と言っても、芯は長いし力もいります。小さなくぎ抜きでは無理です。
あってよかったという道具です。バールとしても使えます。