K-FIR100UVとBK7の組合せにて思い切った大口径小F値を検討してみました。
1. φ200mm f1400mm
(F7:色収差レイリーリミット≒0.11、エアリーディスク直径:φ9.6μm)
BK7を2枚のK-FIR100UVで距離を離して挟んだ3枚構成(TOAタイプ)
2. φ200mm f1240mm
(F6.2:色収差レイリーリミット≒0.08、エアリーディスク直径:φ8.2μm)
1.のタイプを発展させてペッツバールタイプの前群とし、
2枚(内1枚はFCD1)からなる後群を追加した5枚構成ペッツバールタイプ)
最大像高14mmで評価しており、縦収差図のスケールは0.1mmに拡大しています。
距離を離した3枚構成(TOAタイプ)を採用することでF7であっても波長毎の球面収差が全て良好で軸上色収差もg線含めて極小に抑えることが出来ていることが解ります。
コマ収差は皆無でなのですが1グループ構成ではフランホーフェルタイプと同様で非点収差と像面湾曲については補正することが出来ないです。
以上の3枚群(TOAタイプ)を発展させて前群として使用し、2枚構成(内1枚はED硝子FCD1)の後群を加えて2グループ5群5枚構成ペッツバールタイプを構成することによって、コマ収差皆無をキープしつつ非点収差と像面湾曲が実用レベルで改善され、加えてF6.2と元のF7よりも小F値になっているにも関わらず球面収差と軸上色収差については更に改善されていることが解ります!
最新超低分散硝子 SUMITA K-FIR100UV
Re: 最新超低分散硝子 SUMITA K-FIR100UV
続きです。
スポットダイヤグラムを示します。
最大像高14mmで評価しています。
1. φ200mm f1400mm
BK7を2枚のK-FIR100UVで距離を離して挟んだ3枚構成(TOAタイプ)
2. φ200mm f1240mm
1.のタイプを発展させてペッツバールタイプの前群とし、
2枚(内1枚はFCD1)からなる後群を追加した5枚構成ペッツバールタイプ
3. 2.によるMTF(幾何光学的MTF)グラフを示します。
最大像高14mm、APS-C対応望遠レンズ1240mmF6.2とした場合の性能表示に対応します。
スポットダイヤグラムを示します。
最大像高14mmで評価しています。
1. φ200mm f1400mm
BK7を2枚のK-FIR100UVで距離を離して挟んだ3枚構成(TOAタイプ)
2. φ200mm f1240mm
1.のタイプを発展させてペッツバールタイプの前群とし、
2枚(内1枚はFCD1)からなる後群を追加した5枚構成ペッツバールタイプ
3. 2.によるMTF(幾何光学的MTF)グラフを示します。
最大像高14mm、APS-C対応望遠レンズ1240mmF6.2とした場合の性能表示に対応します。