反射望遠鏡用のキャップには、太陽観察の為の口径を絞り減光する為の穴があります。
サングラスで見るときにも、集光力が強すぎるとサンブラスが割れるので、口径を絞る必要がある為です。
通常反射望遠鏡の場合は副鏡を避けるように真ん中から少しずらして穴があります。
ミザールは真ん中に大きめの穴が開いてます。穴を通すともろに斜鏡金具の背中に光を浴び、その影にならないドーナッツ状の光の輪の部分を見ることになります。
他社はずらせています。それでもいろいろ工夫が見えます。
アストロとタカハシは蓋が取れず、回して開きます。ビクセンさんは2つに見えますが、一つ外して、外したキャップをもう一方のでっぱりにかぶせて、どちらもキャップを無くさない工夫です。
ミザールさんの方が大きく開いてますので、開口が小さいものより分解能はいいかもしれません(ただ邪魔するもののマイナスとどっち?)。
短焦点反射の大きな斜鏡でもキャップは同じです。
ミザールさんの考えはあるやなしや? 何か思惑があって欲しいものです。
反射望遠鏡太陽キャップに見るミザールさんの考え
Re: 反射望遠鏡太陽キャップに見るミザールさんの考え
私の予想ですが、
偏心型は斜鏡の影が気にならないので低倍率もOK。太陽全体を見るなら、見掛視界40度の昔アイピースでは周囲の余裕も考慮して60倍以下。昼間は瞳径が小さくなるので斜鏡の影は嫌だよね。。。。でも径が30mmなら30mmの分解能で物足りないかも。
一方、ミザール型は光束がリング状になりますが、斜鏡上に集まった光もリング状。同じ面積でも一箇所に集中していないので熱による斜鏡への影響(変形、ダメージ)は少ない。
しかも、開口部の外径が大きい分、分解能は有利。5~6cm分はある。斜鏡の影が大きいのでコントラスト低下があり、惑星のような低コントラスト対象では不利だけど、太陽黒点のようなコントラストの高い対象なら許せるかも?
偏心型は斜鏡の影が気にならないので低倍率もOK。太陽全体を見るなら、見掛視界40度の昔アイピースでは周囲の余裕も考慮して60倍以下。昼間は瞳径が小さくなるので斜鏡の影は嫌だよね。。。。でも径が30mmなら30mmの分解能で物足りないかも。
一方、ミザール型は光束がリング状になりますが、斜鏡上に集まった光もリング状。同じ面積でも一箇所に集中していないので熱による斜鏡への影響(変形、ダメージ)は少ない。
しかも、開口部の外径が大きい分、分解能は有利。5~6cm分はある。斜鏡の影が大きいのでコントラスト低下があり、惑星のような低コントラスト対象では不利だけど、太陽黒点のようなコントラストの高い対象なら許せるかも?
Re: 反射望遠鏡太陽キャップに見るミザールさんの考え
皆さんこんばんは
余計な話しですが、この偏心絞りの位置には困った点もあります。
それは太陽を導入するには不便は無いのですが、常にガイドして
いないと鏡筒の中心対象の位置に集光するので、その部分が溶けるのです。(~ ~;
世に出た鏡筒は、このような事態となった個体もさぞ多いだらふなぁ。。
といつも思います。✕ ✕;
まさか火事とかになるまではやらんでしょうが、そこまで考えて作ったんかナ?
余計な話しですが、この偏心絞りの位置には困った点もあります。
それは太陽を導入するには不便は無いのですが、常にガイドして
いないと鏡筒の中心対象の位置に集光するので、その部分が溶けるのです。(~ ~;
世に出た鏡筒は、このような事態となった個体もさぞ多いだらふなぁ。。
といつも思います。✕ ✕;
まさか火事とかになるまではやらんでしょうが、そこまで考えて作ったんかナ?
Re: 反射望遠鏡太陽キャップに見るミザールさんの考え
ご意見ありがとうございます。
真ん中にキャップがあるのは他にダウエルとケンコーの一部です。ケンコーでも偏芯キャップ(プラ)のものもあります。
コメトさんのご心配はその通りですね。目を離して視野から外れてしまうと昔の反射望遠鏡は接眼部から先の筒の長さが長いので、ちょうど蓋のあたりで斜鏡を外れた反射光のピントを結びそうです。
その為に、アストロとか高橋は蓋が金属でできていたのでしょうか?
ビクセンはプラですが、反対側に造作がしてあるのは、意識しての事でしょうか?
そうそう考えていくと、単純な筒先キャップにもいろいろ工夫や設計思想が見えますね。
ミザールの写真の右上の短焦点のものは、ドーナッツの幅が1cmも無さそうで、さすがにまずそうです。
まあ太陽絞りというか、キャップ自体が無いものもあります。それは太陽は見るな。ということでしょうが。
真ん中にキャップがあるのは他にダウエルとケンコーの一部です。ケンコーでも偏芯キャップ(プラ)のものもあります。
コメトさんのご心配はその通りですね。目を離して視野から外れてしまうと昔の反射望遠鏡は接眼部から先の筒の長さが長いので、ちょうど蓋のあたりで斜鏡を外れた反射光のピントを結びそうです。
その為に、アストロとか高橋は蓋が金属でできていたのでしょうか?
ビクセンはプラですが、反対側に造作がしてあるのは、意識しての事でしょうか?
そうそう考えていくと、単純な筒先キャップにもいろいろ工夫や設計思想が見えますね。
ミザールの写真の右上の短焦点のものは、ドーナッツの幅が1cmも無さそうで、さすがにまずそうです。
まあ太陽絞りというか、キャップ自体が無いものもあります。それは太陽は見るな。ということでしょうが。
プライベートメッセージです
Re: 反射望遠鏡太陽キャップに見るミザールさんの考え
みなさま、こんにちわ。
真ん中に穴があるというのは、(光軸上に絞りの穴があるので)、一応、光軸付近の
収差は、(穴が斜鏡の脇にあるものに比較し)少ないということです。
絞りの穴に対して、斜鏡の遮蔽の比率が大きいので、像のぼけは大きいでしょうが。
太陽が対象であることを考えると、まあ光量も減るので、それも、ありですねぇ。
収差補正、優先!
H-100型は、最初から真ん中だったんでしょうか。???
追記 2023.7.16 19:58
何らかの肯定的な理由があり、それが何なのか を前提にして理由を探っているけど
単に真ん中に開けただけだったら.........。
穴の径は何mmなのでしょう。アイピースにサングラスを付けての見るのも、いいとこ
50mm。60mmはギリギリ。アクロマート対物レンズで考えれば60mm以下であれば、
一応、眼視観測はできるので、その流れから?
真ん中に穴があるというのは、(光軸上に絞りの穴があるので)、一応、光軸付近の
収差は、(穴が斜鏡の脇にあるものに比較し)少ないということです。
絞りの穴に対して、斜鏡の遮蔽の比率が大きいので、像のぼけは大きいでしょうが。
太陽が対象であることを考えると、まあ光量も減るので、それも、ありですねぇ。
収差補正、優先!
H-100型は、最初から真ん中だったんでしょうか。???
追記 2023.7.16 19:58
何らかの肯定的な理由があり、それが何なのか を前提にして理由を探っているけど
単に真ん中に開けただけだったら.........。
穴の径は何mmなのでしょう。アイピースにサングラスを付けての見るのも、いいとこ
50mm。60mmはギリギリ。アクロマート対物レンズで考えれば60mm以下であれば、
一応、眼視観測はできるので、その流れから?
Re: 反射望遠鏡太陽キャップに見るミザールさんの考え
今日、久しぶりに天体望遠鏡博物館に出向き、暑さでヘロヘロの中、開口部の直径計ってみました。
H-80/38㎜、H-85/59㎜、H-100/45㎜、AR-100・120/56㎜
年式迄は見ていませんが、たぶんH-100は年式によって違うものと思います。
また、かぶせ式の太陽用のキャップの大きさは、H-85、H-100、AR-100・120は同じです。
あまり、直径の違いに理由は無いようですね。
あえて言えばAR以降は短焦点モデル(大きな副鏡)がラインナップされていたので、それにはH-100の45㎜では小さすぎるのは分かります。
H-80/38㎜、H-85/59㎜、H-100/45㎜、AR-100・120/56㎜
年式迄は見ていませんが、たぶんH-100は年式によって違うものと思います。
また、かぶせ式の太陽用のキャップの大きさは、H-85、H-100、AR-100・120は同じです。
あまり、直径の違いに理由は無いようですね。
あえて言えばAR以降は短焦点モデル(大きな副鏡)がラインナップされていたので、それにはH-100の45㎜では小さすぎるのは分かります。
プライベートメッセージです