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五藤光学6.5cm屈折望遠鏡

Posted: 2026年8月04日(火) 13:27
by 鈴木 隆
過去に旧掲示板「古スコ広場」でも取り上げられたことがありますが、この鏡筒は以前よりずっと気になっており、先日某オークションで鏡筒(格納箱、アイピース、アクセサリー)を入手しました。接眼部にストッパーのない旧型です。格納箱の金具やアイピースなど一部に錆が出ていましたが、あまり使われた様子ではなく汚れを落としてまずまずきれいになりました。鏡筒の材質は対物レンズセルの一部、セル枠受け部分、接眼部の一部にベークライトが使われており、この機種に多く見られるフードが外れない状態でした。フードを付けたまま対物セルを外してクリーニングしました。セル枠はレンズを収める部分はアルミニウム削り出しで光軸ネジ受け(ツバ)がベークライト製になっています。(新型?はセル枠がアルミ合金鋳物の一体型になっているようです。)対物レンズをクリーニングするために取り出して見ると第1面が凸、第2面が平面、第3面が凹、第4面が緩やかな凸になっており、錫箔はありません。主に学校教育用に使われた本機はコスト重視で作られたようです。8cm以上のモデルは総金属製で対物レンズも錫箔分離式になっています。古スコ広場の記事では錫箔を使わず設計した対物レンズは錫箔を使ったレンズより光学性能が少し劣るように書かれていたので期待はしていませんでしたが、テストをしてみると恒星の内外像で少しアスが出ることと、光軸の狂いに敏感でわずかな芯ズレにより星像にコマが出やすいことがありますが光軸を正確に合わせるとOr6mmx167(口径cmあたりx25超え)でも美しいエアリーディスクと干渉環がシャープに見えました。(昼間の景色ではXP3.8mmx263でもシャープな像です)残存色収差が少なくシャープで硬い像は五藤光学8cmF8.25EDアポにも共通する見え方で感心しました。