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端正な望遠鏡“スペーススーパー”

Posted: 2025年11月24日(月) 17:48
by スークー
カートン光学のスペーススーパー6㎝屈折が、私の職場に鎮座しています。
1年ほど前に他の公共施設から「もらっとくれ」と言われて、何だかんだで8台もらったのですが、観望会用には高橋FC100やMT130があり、間に合っているので、ときどき太陽黒点をお見せする以外は、このようにオブジェ状態です。

スペースSPシリーズは、すらりとした立ち姿が実に端正な望遠鏡です。
ピラーの円形載物台も良いアクセントになっています。
ふつう天体望遠鏡のフードは、黒より白の方が高級感があり、実際そういう扱われ方をしていますが(五藤テレパックなど)、このスペースSPシリーズについては、このように黒フードの方が似合うと思います。

カートン光学としては、ずいぶん力を入れた機種だったと記憶していますが、それほど長命ではありませんでした。
赤道儀は、のちに三脚仕様に換えられたり、ミニロクに使われたり、また同じデザインで8㎝屈折用のでかい赤道儀があったりと長く使われましたが、スペースSPシリーズはあまり長いこと売られなかったのは、やはりピラーより三脚の方が便利からなのかな?

Re: 端正な望遠鏡“スペーススーパー”

Posted: 2025年11月24日(月) 21:38
by ガラクマ
 一本足のエース! いいですね。好きな望遠鏡です。
ただ、展示のされ方が少し残念。
ファインダーを外し、太陽投影版をそのアリ溝に取り付けるのは、太陽観測の時に間違ってファインダーを覗かないようようにする秀逸なアイデア。安全対策としてカートンのシリーズでの売りではないかと思っています。
それなのに、ファインダーを別のアリ溝の取り付けたらいけません。

 ただ、そこの鏡筒バンドのアリ溝に取り付けるのには、夜だとメリットがあります。
子供相手の観望会など、MDなくても月とかだったら、日周運動で視野から外れない程度なら指導者が、観望待ちの列をとめないでもチェックできます。
 
 他にも、鏡筒径が確かΦ60㎜で細め。全体が軽い中、対物部に比べ接眼部のドロチューブ周りが案外重量があります。
それらによって、鏡筒バンドから先が長く、結果としてより長く見え、よりかっこよく見え、星もよく見えそうな錯覚を与えます。最近、こんなの無いですね~。