曇天会議（CloudyMeeting）

　ご紹介のあったKINGの天体望遠鏡キットを購入（落札）しました。
KINGブランドと書いてありますが、キング光学研究会とか”AIKATSU CO.,INC”とあります。詳しい連絡先、住所がありません。
また、年式のヒントになるようなものも見当たりません。

KINGというと写真用品の浅沼商会（登録商標第90625号の12、1918年）、望遠鏡ならキング商会が思い浮かびます。
ちなみにコルキットはキング商会（現オルビィス）。コルキットのKOLはKING OPTICAL LABORATORYの略です。

　望遠鏡キット自体を見てもコルキットは天体用に特化したものですが、こちらは接眼レンズが地上用（正立）となっています。
この望遠鏡の由来、ご存じですか？　アイカツ・・・う～思い出せません。確かに聞きなれた響きなんですが。

アイカツなら数年前メルカリに出ていて話題にしましたが。同じ奴？？

https://yumarin7.sakura.ne.jp/tochbbs/j ... getno=4965

　原さんのご紹介が頭の隅にあったかもしれません。
　こっちはヤフオクですが、同じ形のものかもしれませんが、同じものかはわかりません。
コルキットも接眼レンズが面倒だったのですが、こちらは絞りも多数、筒の外装もビニール製の人工皮っぽいのを巻き付けるようになったり、地上用接眼レンズも含め、作るの大変そうです。

みなさま、こんにちわ。
ガラクマさま、落札おめでとうございます。
愛和商会製の光学玩具類は密かに結構出回っているとは思っておりますが、なかなかお目にかかることも
ありませんでした。

愛和商会というと、なんとなく光学玩具の卸問屋的なイメージを持っています。
工場もあって、本来は製造業者なのでしょうけど。
それはともかく、設立は昭和10年10月1日です。(官報公告がありますので添付しておきます。)
小川重雄氏の経歴では大正12年に父が興した愛活商会を引き継いだとも、昭和17年に合名会社に改組した
ともありますが、よくわかりません。
そして、昭和22年に株式会社に改組したとのことです。
本社・工場は荒川区日暮里6丁目にあり、茨城県竜ケ崎市にも工場がありました。
なお、官報を見ると愛活商会は1921年設立で活動写真関係の商いをしていたようです。
また、キング商会は愛和商会の関西総代理店。

そもそもは愛活、活動写真フィルムの販売、機器の貸出等をしていたようですが、なぜ活→和になったのか。
愛和を「あいかつ」と読ませるのですが、「あいかつ」という読みが本来あるのかどうかも私はわかりませんが、
その読みは旧名の愛活からきているのか。謎です。

そういえばこんなカタログがオクに出てました。キングでニッカでアイカツという。。。
８枚目の写真にキットが写ってます。（ニッカのカメラも・・・）
https://aucview.aucfan.com/yahoo/d1046808289/

ニッカじゃなくてボルタ版？の何かみたいでした。

　青色つきこ様、「原」様
情報ありがとうございます。あいまいだった記憶がはっきりしました。

　特に、原さんご紹介のAucfanの愛和商会のカタログにKOLキットがしっかり載ってますね。
ということは、今回のこのキットはどういう立ち位置だったんでしょう。
その辺、「初めて作った望遠鏡と大将」天文教育 2010 年 5 月号（Vol.22 No.3） とかから読み取れたらいいのですが・・

　別件ですが、カタログ画像のクツワ株式会社にアレックス光学機器部とコスモ光学器として同じような望遠鏡を売っているのが気になります。


　　

みなさん、こんばんは。
愛和商会、天文ガイド別冊　双眼鏡/望遠鏡ガイド　昭和44年6月25日　に載ってました。

minoruさん。ご紹介ありがとうございます。
折角なので、1969年の「双眼鏡/天体望遠鏡ガイド」の”天体望遠鏡一覧”のページに掲載されている
メーカーごとの機種数、占有ページ数を数えてみました。

　もちろん一概には言えませんが、面白いデータです。
愛和商会もあいうえお順の先頭で存在感あります。

　今日、古い録音を整理していると、愛和商会とコルキットのキング商会の話がありましたので、書きとめておきます。
現オルビィスの創業者の花岡さんが、関西で愛和商会の製品（キングブランド）を売らしてほしいと申し出て、キング商会を作り、のちに娘婿さんにわたし、自身はオルビィスを立ち上げたとのことです。
　ですので、オルビィスとキング商会は兄弟会社のようです。
　一部、誤解していたところもありました。