COPITAR T-705D

「古スコ広場」 懐かしの望遠鏡、昔欲しかった望遠鏡、古い望遠鏡や産業を語りましょう
青色つきこ
記事: 88
登録日時: 2023年6月12日(月) 23:44
お住まい: 日本/Japan

Re: COPITAR T-705D

投稿記事 by 青色つきこ »

みなさま、こんにちわ。
minoruさま、こんにちわ。

そうですか。
思うに、天体望遠鏡ユーザーと天体望遠鏡メーカーとの間の認識の相違に行きつくのかもしれませんねぇ。
天体望遠鏡についてもJIS規格があり、その基準を満たせば製品としては合格です。
分解能力については、ドーズの経験則があり、メーカーカタログにも記載されてますが、JIS基準はより緩い
ですし、検査の仕方もチャートによるものだったと思います。
うまく通り抜ければ、実際には60mm屈折レベルの77mm屈折でも、77mmとして市場に出せたのかもしれません。
想像にすぎませんが。

現在、1960年前後の天体望遠鏡のラベルとJIS機械規格について、少しばかり調べ出したところなので、詳細は
また別に。
青色つきこ
記事: 88
登録日時: 2023年6月12日(月) 23:44
お住まい: 日本/Japan

Re: COPITAR T-705D

投稿記事 by 青色つきこ »

みなさま、こんにちわ。
追記しておきます。

屈折単眼望遠鏡JIS B7123-1960 天体望遠鏡を基に考えれば
中心の分解力は、140÷対物レンズの有効径Dmmで与えられ、D=77mmだと1.818秒となる。1.818秒以下であれば合格。
ドーズの経験則では116÷Dmmなので、D=64mmで1.813秒になる。
開口部が77mmであれば、遮光板により有効径が64mmに絞られても分解力はクリアーできる。
対物レンズの有効径が77mmと表示され、±0.02%の許容範囲にあれば、製品の外観しか見ないのであれば合格?。
東邦光学工業組立の77mm屈折望遠鏡ですが、有効径60mm未満とすれば、名前だけの77mmになっちゃう。
まあ、単なる空想ですが。
しかし、仮に故意に有効径を絞らなければならないとしたら、やっぱり理由はなんだろう。
対物レンズの素材に問題があるのか。青板ガラスを使っている訳でもなかろうし。
3吋屈折望遠鏡では、アストロ光学(株)のH2型がf=910mmだったけど、このタイプは東邦光学工業との関連はないような気
がするが。
因みに私のTASCO 60mm(アストロ光学(株)のS5型 1957年製)は表示とおりです。
60mm屈折望遠鏡なので、また少し違うでしょうが。メーカーの信用が問われますねぇ。

屈折単眼望遠鏡JIS B7123-1960には表示事項として、本体の一部に倍率、対物レンズ有効径、実視界、製造番号、製造業者名
(登録商標または略号)の記載を原則とするとある。実際には対物レンズ有効径、製造番号、製造業者名だろう。
THを丸めた、簡単に言えばサークルYに見える略号は東邦光学工業(株)ですが、ここが製造業者であることがわかっている。
Swift831,838,839に付されている略号はAMAで、AMA自体は相互産業(株)ですが、組立は高橋製作所。
Swiftの天体望遠鏡組立前の高橋製作所は、望遠鏡の修理をやっていたという話もある。
Swift706(D=30mmの地上望遠鏡)もAMAだが、組立はカートン光学製作所だと思われる。
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