OM-3 ASTRO

 顕微鏡、天球儀等の望遠鏡以外の機材、専門書籍。特に天文に拘りませんが、機材好きの広場です。
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Abbebe
記事: 174
登録日時: 2023年6月14日(水) 11:03
お住まい: 愛媛県新居浜市

OM-3 ASTRO

投稿記事 by Abbebe »

CP+2026開催に合わせたように2月27日OMデジタルソリューションから
OM-3 ASTRO が発売されました。
Hα線=656.3nmの透過率を従来の約25%から100%に上げた天体写真専用マイクロフォーサーズミラーレスですが、
星ナビ2026年4月号に紹介記事が有り、IRカットフィルター特性が載っておりました。

ここで私が気にしたのはIRカット側では無くてUVカット側です。
半値385nm程度でしょうか?

天体専用CMOSカメラ等で天体撮影を行う場合、通常400~700nm透過、その外側はCutしているIR-UVカットフィルターを使用します。
UV側を400nmでカットするのは青ハロ低減対策としても有効であることが分かっていて、青ハロの多いアクロ光学系用には420nmカットとか最大440nmカットまで実施したりすることも有るように思います。(←青ハロ低減フィルター)
なお、彗星のあの美しい色の再現の為には430nm付近の透過の必要性が重要であり、青ハロ低減フィルターとの共存が難しいことも分かっていますが。

天体写真で問題になるのは青ハロ(実は紫ハロ)ですが、通常写真でも紫の倍率色収差によるパープルフリンジ(画像内のエッジ部分に紫の縁取り(フリンジ)が発生する)がやはり一時問題になって、その後のデジカメ内部のUVカットフィルターは420nm程度が主流になっているように私は思っておりましたが。

OMは現在も385nm程度であることが今回分かりました!

オリンパスにはオリンパスブルーという訴求があって、オリンパスブルー再現の為にはUVを多少多く透過させているというポリシーがあったようにも記憶していますが、現在もそれを貫いているんでしょうか?

このカメラ OM-3 ASTRO は、
パープルフリンジ特性、また、天体写真における青ハロ発生特性はどうなのか?(大丈夫なのか?)
多少気になるところです。

勿論オリンパスレンズで撮影した状態では問題にならないことを確認済であることは間違い無いので、
そうではない一般的な天体機材(光学系)を使って撮影した場合にどうなのか?
ということです。
P1060831(3)-1.JPG
P1060832(2)-1.JPG
HG
記事: 7
登録日時: 2026年3月17日(火) 23:23

Re: OM-3 ASTRO

投稿記事 by HG »

Abbebe さん

これは、実際に入手して人柱になるしかないと思います。(笑

実際の干渉型フィルターの性能は、ガラスの材質とスパッタリングの精度それから多層膜の枚数が関わっていて、お値段に比例するといいますね。
ミラーレスになってからキャノンの出した天体用のカメラ、
コストダウンしたフィルターのために画面の周辺でゴーストが出たので有名になりました。
カットした領域にリークがあったのが原因でした。
干渉型フィルターで良く知られた会社の製品で、ある方が撮影すると周辺の画像が酷く悪化したフィルターがあって、自分の望遠鏡のレンズが悪いのかと焦って調べたそうです。ところが対物レンズそのものはどこも悪くない。原因はそのフィルターだったと分かったそうです。面精度がおそらく悪かったか、脈肌でもあったのでしょう。でも交換してくれなかったといいます。

輝星の周りの滲みやゴーストは、OD値が関係しているといいます。
これはガラス自体の品質が関わっているということで、中国製の普及品のナローバンドパスフィルターは、
ガラス代をケチっているので、アメリカの高級品のようなスカッとした画像はあきらめないといけない。
と、その中国のメーカーが説明していました。
そのメーカーにガラス違いで高性能版もありますが、やはりお値段が高かったです。

ゴーストは、主に青波長に出ますね。
今は無き、アストロドンのフィルターが値段が馬鹿みたいに高いのに人気があったのは、
青ゴーストが少なかったためだと思います。
経験的に、青から紫の領域はフィルターの性能というかコスト次第だと思います。

ということで、オリンパスのカメラが実際どうなのかは、
やはり実際に使ってみないと分からないのではないでしょうか?どれだけコストをかけたフィルターとなっているか?
ちなみに、私の使っていた天体用カメラは、色収差の出方が画面の左右で異なっていました。ボディが悪いのか、レンズが悪いのか、あるいはフィルターが悪いのか、メーカーにまるごと出してチェックしてもらいましたが、「異常ありません」として戻ってきました。
でも、実際には違うんですよね。

カメラのセンサーは、フォトダイオードの特性上黙って設計すると赤の感度が高くなり、一般写真には適さないので、
メーカーは苦労して赤の感度を落として青の感度を上げるように設計していたと記憶しています。
青の領域は、自社のレンズの色収差の許容値に最適化しているので、オリンパスレンズであれば、
確かにその点は期待ますね。
アダプターを付けてコシナのアポランターなどを使ってみるのも興味深いですね。
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ガラクマ
記事: 974
登録日時: 2023年6月07日(水) 21:16

Re: OM-3 ASTRO

投稿記事 by ガラクマ »

 お詳しい方のお話に、素人が腰を折るようで、申し訳ありません。

 以前から、同じ画素数でも単位セルが小さく飽和電荷量が小さいフォーサーズで、天体写真の分野でフルサイズやAPS-Cのカメラと競うところが、少し理解できません(安かったら別ですが)。
フォーサーズのメリットは、適度な被写界深度や、レンズの小ささからくるフォーカスの速さとレンズの携行性の良さ。
高倍率ズームやマクロも作りやすい。
 オリンパスは、昆虫写真家の海野さんが愛用していたり、虫好き、鳥好き、花好きなど手持ち撮影が多いネーチャーフォトに強いイメージです。虫好きの長男や、山の会の花好きの方も愛用しております。
そちらの方向で突き詰めたカメラやレンズに期待しています。



 
 プライベートメッセージです
Abbebe
記事: 174
登録日時: 2023年6月14日(水) 11:03
お住まい: 愛媛県新居浜市

Re: OM-3 ASTRO

投稿記事 by Abbebe »

理解出来ません!と否定!
理解出来ている範囲の内容から導かれる自分の結論を押し付けてしまうと
これはそれで終わりですよ!
不愉快です!
還暦α
記事: 198
登録日時: 2023年6月20日(火) 12:59

Re: OM-3 ASTRO

投稿記事 by 還暦α »

皆様こんにちは。

熱くならずに和やかに行きましょう。

単位セルが小さいことは必ずしもデメリットとは言えないのではないでしょうか。
例えば月や惑星の撮影では無理に拡大しなくても撮影できるので単位セルが小さい方が望遠鏡本来の性能を
生かせると思います。
惑星などは比較的明るい天体ですので長時間露光の必要が無く、また、デジカメの場合はA/Dコンバーターが
12bitか14bit程度なので飽和電荷量の大小はあまり関係ないように思います。

大面積で淡い光量変化がある星雲を撮影するのが主になっている人は単位セルの大きいフルサイズのデジカメや
冷却C-MOSカメラを選ぶのが良く、月・惑星等を主にしている人はマイクロフォーサーズカメラを選んだ方が良い
という事になると思います。
星雲撮影の場合はセルサイズだけでなく搭載されているのA/Dコンバータの分解能が高い方が良いですね。
両方持っても良いのでしょうけれど最近のデジカメは非常に高額になっているので貧乏人はどちらかを選んで
使いまわしている人が多いのではないでしょうか。

HG様の言われている干渉フィルターの周辺部での劣化はフィルター自体の設計の問題もあると思います。
干渉フィルターは光の干渉を使ったフィルターなので入射角依存性があります。
中心部を垂直入射にすると周辺部はわずかに傾いて入射しますので分光透過率が変わります。
焦点距離の短いレンズで広視野の撮影をすると影響が顕著に出るはずです。
入射角の許容範囲を広く設計していれば影響が少ない物ができるのではないでしょうか。
(設計したことが無いのでどのくらい難しいのか、実現不可能な話なのかは分かりません)

ゴーストに関しては出射面の反射防止膜(ARコート)にも原因がありそうですね。
反射防止膜(ARコート)が関係している場合は周辺部に行くほどゴーストが遠くに出ると思います。
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