以前フリマで、中古のレーザーコリメータを売っていると、同業者から「今は法律で売れないよ」と言われ、取り下げました。
確かに、国際光機さんや笠井さんも従来型の販売を止め、星見屋さんは手の込んだ機材を売り始めました。
https://www.m2m.co.jp/Hoshimiya/NewsRel ... 130608.pdf
消費生活用製品安全法の関係で、経産省より指導が入ったことのことです。
https://www.meti.go.jp/policy/consumer/ ... import.pdf
確かにレーザーコリメータどころか、皆が使うレーザーポインターもなかなか手に入りにくくなりました。
最近、「接眼部の平面ミラーの回帰多重反射」を利用して・・・という製品を見ました。
回帰反射型センサーというのは聞きますが、「回帰多重反射」というのは魔鏡を連想する言葉です。
まあ、それはそれで置いといて、一時期無くなったレーザーコリメータが、、ヤフオクやアマゾン、楽天で売られております。
(まあ、中国から個人で直接買う分には規制外だったかと思いますが・・・)
最近のコリメータの関わる事情は、どんなでしょうか?
最近の光軸調整器具(コリメータ)
Re: 最近の光軸調整器具(コリメータ)
皆様こんにちは。
仕事柄、レーザを扱っているので調べてみました。
私自身は工業製品に携わっているので民生品の情報には疎く、レーザポインターの規制の件は
知りませんでした。
「消費生活用製品安全法による携帯型レーザー応用装置」を調べてこちらの解説を見ました。
https://www.regsol.jp/laser-safety/psc/
これまで販売されてきたところが撤退された理由はPSCマークを付けなければならず、マークを付けるには
次のようなことが必要になるからだと思います。
・事業の届け出が必要
・登録検査機関による法定の適合性検査を受ける必要がある
輸入品の場合はロットごとに検査が必要(1号検査)
日本で作る場合は工場で使用する検査設備の検査等が必要(2号検査)
・自主検査が必要で検査記録を作成し3年間保存しなければならない。
レーザの安全基準からすれば赤色レーザであれば出力を0.39ミリワット以下にすればクラス1になるので
少し暗いかなという明るさでコリメータとしては使えるレベルと思います。
(従来のレーザーポインターはクラス2、最大出力1ミリワット以下で販売されていました)
JISのレーザ安全基準 29ページにクラス1の出力上限値が記載されています。
(放出持続時間が最も長い右側の値が適用されます)
https://kikakurui.com/c6/C6802-2018-01.html
コリメータとして使う場合に問題になるのは「放出状態維持機能を有さないこと」がPSCマークの条件になっていて
連続照射できる物にはPSCマークを付けられないという事です。
一定時間点灯可能としても調整している間にいちいちボタンを押さなくてはならないのは手間がかかりすぎです。
ガラクマ様ご紹介の製品がどのようにしてPSCマークを回避して販売できているのかは理解できていません。
PSCマークは製造販売する側の規制なので自作する分には関係ありません。
アマゾンなどで部品としてレーザーモジュールを買って作るのが良さそうですね。
仕事柄、レーザを扱っているので調べてみました。
私自身は工業製品に携わっているので民生品の情報には疎く、レーザポインターの規制の件は
知りませんでした。
「消費生活用製品安全法による携帯型レーザー応用装置」を調べてこちらの解説を見ました。
https://www.regsol.jp/laser-safety/psc/
これまで販売されてきたところが撤退された理由はPSCマークを付けなければならず、マークを付けるには
次のようなことが必要になるからだと思います。
・事業の届け出が必要
・登録検査機関による法定の適合性検査を受ける必要がある
輸入品の場合はロットごとに検査が必要(1号検査)
日本で作る場合は工場で使用する検査設備の検査等が必要(2号検査)
・自主検査が必要で検査記録を作成し3年間保存しなければならない。
レーザの安全基準からすれば赤色レーザであれば出力を0.39ミリワット以下にすればクラス1になるので
少し暗いかなという明るさでコリメータとしては使えるレベルと思います。
(従来のレーザーポインターはクラス2、最大出力1ミリワット以下で販売されていました)
JISのレーザ安全基準 29ページにクラス1の出力上限値が記載されています。
(放出持続時間が最も長い右側の値が適用されます)
https://kikakurui.com/c6/C6802-2018-01.html
コリメータとして使う場合に問題になるのは「放出状態維持機能を有さないこと」がPSCマークの条件になっていて
連続照射できる物にはPSCマークを付けられないという事です。
一定時間点灯可能としても調整している間にいちいちボタンを押さなくてはならないのは手間がかかりすぎです。
ガラクマ様ご紹介の製品がどのようにしてPSCマークを回避して販売できているのかは理解できていません。
PSCマークは製造販売する側の規制なので自作する分には関係ありません。
アマゾンなどで部品としてレーザーモジュールを買って作るのが良さそうですね。
Re: 最近の光軸調整器具(コリメータ)
詳しいご紹介、ありがとうございます。ご紹介いただいたサイトで星見屋さんのが、どう回避しているかは確認できませんでしたが、組み込み方式としたところか、分割したところで1点当たりのエネルギーが減ったからでしょうか?
けっこうお高いですね。
昔、百均で10mwを超えるような強力なレーザーポインターが売られ、事故から1mwの規制ができたと思います。1mwでもレーザーポインターや距離計などには十分でしたが、今回の措置で一時期全滅。
プレゼン用に持っているCanonのレーザーポインターも一時期販売中止になっていたのですが、今は売っているようです。PSCマークが取れたということでしょうか。
コリメーターから少し離れますが、最近某国のレーザー照射が問題になっておりますが、昔からレーザーが照射されたのがどうして分かるのか不思議です。
スポット光で照射されたら、機体全面にセンサーが着いているわけでもなく、また、旅客機まで照射されたニュースがあるということは旅客機にもセンサーが着いているということですね。
望遠鏡のファインダーの代わりに、高出力グリーンレーザー等を取り付けているのを見ますが、間違って飛行機に当ててしまったらお縄になるのでしょうか?
犯罪者になってしまう危険もあります。
けっこうお高いですね。
昔、百均で10mwを超えるような強力なレーザーポインターが売られ、事故から1mwの規制ができたと思います。1mwでもレーザーポインターや距離計などには十分でしたが、今回の措置で一時期全滅。
プレゼン用に持っているCanonのレーザーポインターも一時期販売中止になっていたのですが、今は売っているようです。PSCマークが取れたということでしょうか。
コリメーターから少し離れますが、最近某国のレーザー照射が問題になっておりますが、昔からレーザーが照射されたのがどうして分かるのか不思議です。
スポット光で照射されたら、機体全面にセンサーが着いているわけでもなく、また、旅客機まで照射されたニュースがあるということは旅客機にもセンサーが着いているということですね。
望遠鏡のファインダーの代わりに、高出力グリーンレーザー等を取り付けているのを見ますが、間違って飛行機に当ててしまったらお縄になるのでしょうか?
犯罪者になってしまう危険もあります。
最後に編集したユーザー ガラクマ [ 2025年12月20日(土) 10:34 ], 累計 1 回
プライベートメッセージです
Re: 最近の光軸調整器具(コリメータ)
>最近某国のレーザー照射が問題になっておりますが
某国の照射はレーダーですね。地上から自衛隊ヘリへ照射されたのはレーザーでした。
ややこしいですね。
私も地上からのレーザー照射が飛行機側から確認されるってのがちょっと分かりませんでした。
某国の照射はレーダーですね。地上から自衛隊ヘリへ照射されたのはレーザーでした。
ややこしいですね。
私も地上からのレーザー照射が飛行機側から確認されるってのがちょっと分かりませんでした。
Re: 最近の光軸調整器具(コリメータ)
失礼しました。レーダーでしたか。
また、映画の戦闘機同士のドッグファイトでロックオンされるのも、レーダーでしたか?
ますます疑問が広がります。
ところで、昨日観望会にボランティアをしましたが、参加者から「高出力のレーザー(ポンター)はどこで買えるのか?」
と聞かれ回答に困りました。
調べると、怪しいサイトがかかりました。違法性がないとの説明もありませんので止めといたほうがいいと思います。
(サイトのページをリンクしましたが、切られました。新たにリンクしません)
ちなみに、私も昔yagレーザーを使っていた時がありましたが、工業用高出力レーザーの取扱い資格や、講習などはあるのでしょうか? 一時期、レーザーで目を悪くしました。
少なくとも当時は、ライセンス等あった記憶がありません。
また、映画の戦闘機同士のドッグファイトでロックオンされるのも、レーダーでしたか?
ますます疑問が広がります。
ところで、昨日観望会にボランティアをしましたが、参加者から「高出力のレーザー(ポンター)はどこで買えるのか?」
と聞かれ回答に困りました。
調べると、怪しいサイトがかかりました。違法性がないとの説明もありませんので止めといたほうがいいと思います。
(サイトのページをリンクしましたが、切られました。新たにリンクしません)
ちなみに、私も昔yagレーザーを使っていた時がありましたが、工業用高出力レーザーの取扱い資格や、講習などはあるのでしょうか? 一時期、レーザーで目を悪くしました。
少なくとも当時は、ライセンス等あった記憶がありません。
プライベートメッセージです
Re: 最近の光軸調整器具(コリメータ)
曇天会議の皆様こんにちは
余談ですが、付け足しさせて下さい。m(_ _)m
(^0^)の関係筋(観望会とか)ではレーザーポンタ―の類は使いませんで、
やはり規制される物は敬遠しております。
★の位置を示す時には便利なアイテムなんですが、目に入ると障害が心配です。
今だ販売されているようですが、そろそろ買えなくなって来たようで、不用になった
とかで知人に頂いたのが最後になろうかと思います。
替わりに手の平幅の10°を使って位置を指示しますが、これは身を持って測定する事
にも繋がるので勉強になると思います。(^0^;
先日の照射事件はレーダーでしたが、レーザーの航空機照射も時々聞かれますネ。
レーダーは照射されると感知が容易と思いますが、レーザーは眼視で感知ですかネ?
又は狭帯域の受光幅を持つセンサーとかで感知なんでしょうか?(^0^?
以前、米国からLiDAR↓(ライダー)と呼ばれる大気汚染度などを測定する機材を
https://ja.wikipedia.org/wiki/LIDAR
受注しましたが(係じゃなし!)これは望遠鏡とセットで機能し、大気の汚染度を
経緯台式の架台と組み合わせ、立体化して表示出来ます。(^0^8
また、最近の大きな天文台には人工星を現出するレーザーが備えられており、望遠鏡の
調整に何かと便利な代物のようでつ。(^0^)
良くこれが出ている画を見ますが、航空機なども考慮しての所作と思うも心配。
これらの用語は時折混同して用いられる例が多いようで、Laser(レーザー)、Radar
(レーダー)にLidar(ライダー)が似た物同志。(芸名の例はどれなんかナ?)
在職中にはLaserをレーザと発音する例が後発ですが、以後は混在でつ。0_0;
必ずしも発音の最後に“-”を付けなくても良いとかで、英字の発音は不定です。
※仮面ライダー11号さん、どうしてますか?お元気ですか?(^0^?
余談ですが、付け足しさせて下さい。m(_ _)m
(^0^)の関係筋(観望会とか)ではレーザーポンタ―の類は使いませんで、
やはり規制される物は敬遠しております。
★の位置を示す時には便利なアイテムなんですが、目に入ると障害が心配です。
今だ販売されているようですが、そろそろ買えなくなって来たようで、不用になった
とかで知人に頂いたのが最後になろうかと思います。
替わりに手の平幅の10°を使って位置を指示しますが、これは身を持って測定する事
にも繋がるので勉強になると思います。(^0^;
先日の照射事件はレーダーでしたが、レーザーの航空機照射も時々聞かれますネ。
レーダーは照射されると感知が容易と思いますが、レーザーは眼視で感知ですかネ?
又は狭帯域の受光幅を持つセンサーとかで感知なんでしょうか?(^0^?
以前、米国からLiDAR↓(ライダー)と呼ばれる大気汚染度などを測定する機材を
https://ja.wikipedia.org/wiki/LIDAR
受注しましたが(係じゃなし!)これは望遠鏡とセットで機能し、大気の汚染度を
経緯台式の架台と組み合わせ、立体化して表示出来ます。(^0^8
また、最近の大きな天文台には人工星を現出するレーザーが備えられており、望遠鏡の
調整に何かと便利な代物のようでつ。(^0^)
良くこれが出ている画を見ますが、航空機なども考慮しての所作と思うも心配。
これらの用語は時折混同して用いられる例が多いようで、Laser(レーザー)、Radar
(レーダー)にLidar(ライダー)が似た物同志。(芸名の例はどれなんかナ?)
在職中にはLaserをレーザと発音する例が後発ですが、以後は混在でつ。0_0;
必ずしも発音の最後に“-”を付けなくても良いとかで、英字の発音は不定です。
※仮面ライダー11号さん、どうしてますか?お元気ですか?(^0^?
Re: 最近の光軸調整器具(コリメータ)
皆様こんばんは。
レーザー、レーダー、ライダー、ややこしいですね。
今朝、通勤時にいつものように車の中で東京FMを聞いていたら、たまたまライダー(LiDAR)を製造販売している
京都大学発のベンチャー企業の方が説明をされていました。
コメト様はよくご存じだと思いますが説明させていただくとライダー(LiDAR)は空気中にレーザー光を照射し
空気中にある塵(PM2.5や黄砂、海の塩等)や水滴(雲)で散乱した光を受光する装置です。
光の強度を検出することで雲や大気汚染等の測定ができます。
もう一つの機能としてドップラー効果による光の周波数変化から光を散乱した物質の速度を測定するという
説明をされていました。
光の周波数変化については「光ヘテロダイン干渉法」という技術で検出できます。
(私が就職した時に職場で関連デバイスを製造していたのとそれを使って実験していたのでなじみがあります。)
光が往復するのに時間がかかるため、パルス光を照射して戻ってきた散乱光の周波数変化の時間で距離がわかります。
(遅く戻ってきた信号は遠くの信号)
この技術を使うとレーザーを照射している方向に関する風速の空間分布を測定することが出来ます。
複数の方向から空間をスキャンしながら測定すれば3次元の風速分布を測定することが出来ます。
実際の用途として最近多いのは風力発電の事前調査でどの場所でどの程度風が吹いているのかを測定することだと
言っていました。
LiDAR(ライダー)には1550nm付近の半導体レーザーが使われることが多いです。
1550nm付近は水分で吸収されるので目への障害が起きにくくアイセーフレーザーと呼ばれています。
レーザーの安全基準に関しては先日紹介しましたJIS規格 JIS C6802が1988年に制定されています。
当時はクラス1、2、3A、3B、4に分かれていました。
その後、改定され現在はクラス1、1M、2、2M、3R、3B、4になっています。
JIS C6802の制定が就職後だったので当時の勤務先で勉強させられました。
JIS C6802の表10にあるように可視光では口径50mmの双眼鏡や望遠鏡で覗いている状態を想定して計算することに
なっています。
(規格を検討する人の中に星見をする人がいて双眼鏡の7x50mmが一般用では最大口径と判断したのかな?)
レーザーを使った製品を販売する場合はクラス分けの表示を付ける、出射口の表示を付ける、クラスによっては
出射口にシャッターを付ける、インターロック機能を付けるなどの基準を満たす必要があります。
また、使用者に注意喚起する必要があり、使用する側が安全管理をしなければならないことになっています。
ただ、JIS規格は工業規格なので罰則等はありません。
クラス分けの方法とクラスごとに必要な安全対策が記載されているだけです。
JIS C6802が制定されたころは赤色半導体レーザーが実用化されたころで、まだ高価だったのでレーザーポインターは
ありませんでした。
クラス2(出力1mW以下)であれば人間がまぶしいと感じて目を閉じれば安全とされていたので
レーザーポインターはJIS規格を元に出力1mW以下、クラス2の安全なレーザ機器として販売されていたと思います。
大陸製等の安全性を無視したレーザーポインターは昔からありましたが特に規制は無かったように思います。
消費生活用製品安全法で規制するようになった理由は不明です。
クラス2(出力1mW以下)はまぶしいと感じて目を閉じれば安全ですが、見続けてしまうと視覚障害を起こす可能性が
あるので、例えば小さな子供が遊んでいて見続けてしまったというような事故があったのではないかと想像しています。
消費生活用製品安全法ではコンセントから電源を取る物や可搬出来ないレーザー機器は対象外になっています。
星見屋さんの製品は望遠鏡に取り付けなければ光らないとかコンセントから電源を取るようにするなどして
回避しているのかもしれません。
長文、失礼しました。
レーザー、レーダー、ライダー、ややこしいですね。
今朝、通勤時にいつものように車の中で東京FMを聞いていたら、たまたまライダー(LiDAR)を製造販売している
京都大学発のベンチャー企業の方が説明をされていました。
コメト様はよくご存じだと思いますが説明させていただくとライダー(LiDAR)は空気中にレーザー光を照射し
空気中にある塵(PM2.5や黄砂、海の塩等)や水滴(雲)で散乱した光を受光する装置です。
光の強度を検出することで雲や大気汚染等の測定ができます。
もう一つの機能としてドップラー効果による光の周波数変化から光を散乱した物質の速度を測定するという
説明をされていました。
光の周波数変化については「光ヘテロダイン干渉法」という技術で検出できます。
(私が就職した時に職場で関連デバイスを製造していたのとそれを使って実験していたのでなじみがあります。)
光が往復するのに時間がかかるため、パルス光を照射して戻ってきた散乱光の周波数変化の時間で距離がわかります。
(遅く戻ってきた信号は遠くの信号)
この技術を使うとレーザーを照射している方向に関する風速の空間分布を測定することが出来ます。
複数の方向から空間をスキャンしながら測定すれば3次元の風速分布を測定することが出来ます。
実際の用途として最近多いのは風力発電の事前調査でどの場所でどの程度風が吹いているのかを測定することだと
言っていました。
LiDAR(ライダー)には1550nm付近の半導体レーザーが使われることが多いです。
1550nm付近は水分で吸収されるので目への障害が起きにくくアイセーフレーザーと呼ばれています。
レーザーの安全基準に関しては先日紹介しましたJIS規格 JIS C6802が1988年に制定されています。
当時はクラス1、2、3A、3B、4に分かれていました。
その後、改定され現在はクラス1、1M、2、2M、3R、3B、4になっています。
JIS C6802の制定が就職後だったので当時の勤務先で勉強させられました。
JIS C6802の表10にあるように可視光では口径50mmの双眼鏡や望遠鏡で覗いている状態を想定して計算することに
なっています。
(規格を検討する人の中に星見をする人がいて双眼鏡の7x50mmが一般用では最大口径と判断したのかな?)
レーザーを使った製品を販売する場合はクラス分けの表示を付ける、出射口の表示を付ける、クラスによっては
出射口にシャッターを付ける、インターロック機能を付けるなどの基準を満たす必要があります。
また、使用者に注意喚起する必要があり、使用する側が安全管理をしなければならないことになっています。
ただ、JIS規格は工業規格なので罰則等はありません。
クラス分けの方法とクラスごとに必要な安全対策が記載されているだけです。
JIS C6802が制定されたころは赤色半導体レーザーが実用化されたころで、まだ高価だったのでレーザーポインターは
ありませんでした。
クラス2(出力1mW以下)であれば人間がまぶしいと感じて目を閉じれば安全とされていたので
レーザーポインターはJIS規格を元に出力1mW以下、クラス2の安全なレーザ機器として販売されていたと思います。
大陸製等の安全性を無視したレーザーポインターは昔からありましたが特に規制は無かったように思います。
消費生活用製品安全法で規制するようになった理由は不明です。
クラス2(出力1mW以下)はまぶしいと感じて目を閉じれば安全ですが、見続けてしまうと視覚障害を起こす可能性が
あるので、例えば小さな子供が遊んでいて見続けてしまったというような事故があったのではないかと想像しています。
消費生活用製品安全法ではコンセントから電源を取る物や可搬出来ないレーザー機器は対象外になっています。
星見屋さんの製品は望遠鏡に取り付けなければ光らないとかコンセントから電源を取るようにするなどして
回避しているのかもしれません。
長文、失礼しました。