写真撮影OKになったようです。
ただ、ネットにアップしていいかは、別問題ではありますが。
ちなみに星ナビも特集しており、古スコ界隈は反射望遠鏡ブームでしょうか。関係者の活躍が目立ちます。
【神山天文台】企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」
Re: 【神山天文台】企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」
大変興味深いイベントです。
ところで、ミラー製作に注目すると、木辺氏の後継者であった苗村氏も引退されてしまってその後の現在の状況、更には今後の展開予定等についての情報が欲しいところであったりもします。
5月10日の講演はオンラインは無しのようですね。残念!
ところで、ミラー製作に注目すると、木辺氏の後継者であった苗村氏も引退されてしまってその後の現在の状況、更には今後の展開予定等についての情報が欲しいところであったりもします。
5月10日の講演はオンラインは無しのようですね。残念!
Re: 【神山天文台】企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」
5月10日の講演も楽しそうですが、Abbebeさんの欲する情報が得られるかは微妙ですね。
質問するしかないようです。
https://www.kyoto-su.ac.jp/events/20250 ... kouza.html
アメリカの大型ミラーの業者さんもどんどん廃業されているようで、日本と同じようです。
質問するしかないようです。
https://www.kyoto-su.ac.jp/events/20250 ... kouza.html
アメリカの大型ミラーの業者さんもどんどん廃業されているようで、日本と同じようです。
プライベートメッセージです
Re: 【神山天文台】企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」
行ってきました。
注目の第一部西村製作所の講演ですが、ほとんどが戦前のお話でした。
ただ、長時間の講演でもあり情報量が非常に多く、とても覚えきれませんでした。
一番面白かったのは、西村製作所は明治期に大阪で操業し、
京都に移転後京大と縁ができて望遠鏡生産に乗り出す直前の時期は、
水道関係のメーカーであった可能性が高いというお話でした。
今回の企画展で大阪から借用展示されている大正15年作成の現存最古の西村望遠鏡のクランプは、
水道の蛇口部分に酷似した部品が使われているとの説明があり、現物見たらその通りでした(笑)
天候が良くなかったたため、130㎝の観望は絶望的で、
自由討論にも参加せずお仲間とそそくさと会場を後にしました。
注目の第一部西村製作所の講演ですが、ほとんどが戦前のお話でした。
ただ、長時間の講演でもあり情報量が非常に多く、とても覚えきれませんでした。
一番面白かったのは、西村製作所は明治期に大阪で操業し、
京都に移転後京大と縁ができて望遠鏡生産に乗り出す直前の時期は、
水道関係のメーカーであった可能性が高いというお話でした。
今回の企画展で大阪から借用展示されている大正15年作成の現存最古の西村望遠鏡のクランプは、
水道の蛇口部分に酷似した部品が使われているとの説明があり、現物見たらその通りでした(笑)
天候が良くなかったたため、130㎝の観望は絶望的で、
自由討論にも参加せずお仲間とそそくさと会場を後にしました。
Re: 【神山天文台】企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」
4月19日(土)の天体望遠鏡博物館4月度夜間観望会!
今回はトレンディ企画として
久々に、
15cmF8ドブソニアン(SkyWatcher製)によるオリジナルミラー製品と
中村要鏡載せ替え品との見え比較(サイドバイサイド)を実施しました!
結果は㊙!
今回はトレンディ企画として
久々に、
15cmF8ドブソニアン(SkyWatcher製)によるオリジナルミラー製品と
中村要鏡載せ替え品との見え比較(サイドバイサイド)を実施しました!
結果は㊙!
Re: 【神山天文台】企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」
昨日も出撃してまいりました。
内容としては平成以降の大型経緯台式の反射望遠鏡の話。
ポイントは
・日本では1m超える大型ミラーの研磨販売者がいない
・海外ではアメリカ、フランス、ロシアの3カ国に製造販売メーカーが存在。
フランスは非常に高価。ロシアはリーズナブルだった。
・海外メーカーが存在する理由は、偵察衛星監視や衛星との大容量データー交信用途で一定の需要があるため。
このため、購入時には販売先の開示が求められる(軍事に関わるので。外国為替管理法は各国ごとにルールあり)
日本国内にあるアメリカ コントラベス社製の大型反射望遠鏡は、
この種の既存品を天体望遠鏡にカスタマイズしたものらしい。
・センチ刻みの大型化は自治体予算申請時に「県内最大」とか宣伝文句がつくと予算がおりやすいため。
(現実には大きめの鏡で周囲を絞ってターンダウンとかの影響を減じて使用するので、センチ刻みの対応は容易。)
・メートル超えだと部品輸送や組立時の高さ(高所作業)が問題になる。
ドーム+観測室は建築会社側の担当だが「消防法」などの問題もあって要調整。もはや建築物扱い。
・京都から滋賀へ工場移転したのも、望遠鏡の大型化で作業スペースの問題から。
・国内での大型反射望遠鏡メーカーは西村、三鷹と三菱電機の3社で、三菱は「すばる望遠鏡」の流れから。(高価!)
というような内容でした。
日本でも大型鏡を磨きたいと言っておられましたが、研磨技術が日本にないわけではないが、マーケットが小さいのが問題でしょう。
内容としては平成以降の大型経緯台式の反射望遠鏡の話。
ポイントは
・日本では1m超える大型ミラーの研磨販売者がいない
・海外ではアメリカ、フランス、ロシアの3カ国に製造販売メーカーが存在。
フランスは非常に高価。ロシアはリーズナブルだった。
・海外メーカーが存在する理由は、偵察衛星監視や衛星との大容量データー交信用途で一定の需要があるため。
このため、購入時には販売先の開示が求められる(軍事に関わるので。外国為替管理法は各国ごとにルールあり)
日本国内にあるアメリカ コントラベス社製の大型反射望遠鏡は、
この種の既存品を天体望遠鏡にカスタマイズしたものらしい。
・センチ刻みの大型化は自治体予算申請時に「県内最大」とか宣伝文句がつくと予算がおりやすいため。
(現実には大きめの鏡で周囲を絞ってターンダウンとかの影響を減じて使用するので、センチ刻みの対応は容易。)
・メートル超えだと部品輸送や組立時の高さ(高所作業)が問題になる。
ドーム+観測室は建築会社側の担当だが「消防法」などの問題もあって要調整。もはや建築物扱い。
・京都から滋賀へ工場移転したのも、望遠鏡の大型化で作業スペースの問題から。
・国内での大型反射望遠鏡メーカーは西村、三鷹と三菱電機の3社で、三菱は「すばる望遠鏡」の流れから。(高価!)
というような内容でした。
日本でも大型鏡を磨きたいと言っておられましたが、研磨技術が日本にないわけではないが、マーケットが小さいのが問題でしょう。
Re: 【神山天文台】企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」
海外で製作された大型ミラーの用途ととしては、それ以外に光学偵察衛星そのものの光学系として
使用されるケースも多いはずです。
例えば米国の分解能10cm級の大型光学偵察衛星の光学系は、ハッブル宇宙望遠鏡と同口径かそれを上回る
2.4~3.8m級の反射望遠鏡と推測されています(1枚鏡か分割鏡かは軍事機密なので不明)。
詳細は公開されていませんが日本の光学情報収集衛星の分解能はこれより悪く、
そこまで大型の光学系ではないはずです。
ただ、光学情報収集衛星の大半は三菱電機製と推測されており、
観測用大型反射望遠鏡メーカーに三菱電機が入っているのは
技術転用ができるからではないかと思います。
厳しい安全保障環境に対応して防衛費は年々増額されていますから、
今後大型の光学情報収集衛星用に国内で大型ミラーを発注するという動きが出てくるかもしれません。
使用されるケースも多いはずです。
例えば米国の分解能10cm級の大型光学偵察衛星の光学系は、ハッブル宇宙望遠鏡と同口径かそれを上回る
2.4~3.8m級の反射望遠鏡と推測されています(1枚鏡か分割鏡かは軍事機密なので不明)。
詳細は公開されていませんが日本の光学情報収集衛星の分解能はこれより悪く、
そこまで大型の光学系ではないはずです。
ただ、光学情報収集衛星の大半は三菱電機製と推測されており、
観測用大型反射望遠鏡メーカーに三菱電機が入っているのは
技術転用ができるからではないかと思います。
厳しい安全保障環境に対応して防衛費は年々増額されていますから、
今後大型の光学情報収集衛星用に国内で大型ミラーを発注するという動きが出てくるかもしれません。
Re: 【神山天文台】企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」
精度だけでなくコスパもよいロシア製が買えなくなって、困りましたね。
十何年か?前に、ロシアからの突然、偵察衛星が落下の情報があり、ハッブル級の大きな望遠鏡が飛んでいたことが分かり、ビックした覚えがあります。
(ネットで探しましたが、見つかりません。原子炉が落ちた話とか金星観測衛星の落下の話はあるようですが)
Nikonや東京光学も軍需産業から発展したこともあり、残念ながら民間への技術移転は歴史的に宇宙開発からより、軍需産業からのほうが多いように見えます。
十何年か?前に、ロシアからの突然、偵察衛星が落下の情報があり、ハッブル級の大きな望遠鏡が飛んでいたことが分かり、ビックした覚えがあります。
(ネットで探しましたが、見つかりません。原子炉が落ちた話とか金星観測衛星の落下の話はあるようですが)
Nikonや東京光学も軍需産業から発展したこともあり、残念ながら民間への技術移転は歴史的に宇宙開発からより、軍需産業からのほうが多いように見えます。
プライベートメッセージです